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◎この記事は、2011年1月29日(土)に開催された第12回潜水医学講座「小田原セミナー」で
筆者が講演した内容をまとめた論文に手を加えたものです。
ダイブコンピュータが普及してから急増した一般レジャーダイバーの減圧症の予防と
基本知識向上のためにも是非お読みください。



減圧症を予防するために(潜り方の注意)


⑤減圧症発症リスクが高まるので、
どの水深においても減圧潜水は絶対に行わないようにする。
特にやや浅い水深での減圧潜水は体内窒素量的にかなり危険な状態になる
ことを
肝に銘ずるべき。


※減圧潜水を軽視しているインストラクター、ガイドダイバーを含むダイバーが多過ぎる。


最大水深が深くなると周囲圧も高くなり確かに危険ではあるが、
ダイバーの危険意識とダイブコンピュータが示す“短い無減圧潜水時間”を考えると、
リバースダイビングをしない限りは、それほど注意を払うべき要素とは言えない。

最大水深が深くても、模範潜水パターンで潜水時間が短く、
しかも安全停止をすれば危険な状態にはあまりならないからである。




むしろ、平均水深×時間の管理が重要で、(減圧症罹患者のダイブプロファイルを分析すると、)
平均水深15m以上で潜水時間が45分を超えるようなダイビングは、
体内窒素を蓄積し過ぎるので避けることが望ましい。

特に気が緩みがちで、無減圧潜水時間が長く表示され、水圧も結構ある
水深15~20mあたりの水深に長く留まる箱型潜水には注意が必要!!

減圧理論的に、「より遅いコンパートメント」の体内窒素蓄積状態はダイビングパターンに関わらず、
統計的に危険なラインを導き出すことができると言える。

※潜水終了後90分経てば、潜り方のパターンが体内窒素蓄積状態に及ぼす影響は
無視できるレベルになる。どんなダイビングパターンでも水面休息時間を90分取ると、
「速いコンパートメント」の窒素状態は一定レベルに落ち着くからである。


⑦ダイビング後の飛行機搭乗や、
(標高300mを超えるような)高所移動には十分な注意が必要。

飛行機搭乗禁止時間はその前にどのようなダイビングをしたかが問題になってくる。

ダイブコンピュータの機種によっては、「遅いコンパートメント」に窒素を蓄積すると
24時間以上の飛行機搭乗禁止時間が表示される場合もあるので、
控えめな潜水計画が肝心である。


⑧ダイビング終了間際の水深5mで3分間の「安全停止」は、
「速いコンパートメント」から一部の「中間的なコンパートメント」の減圧には極めて有効である。

しかし、実は模範的な潜水パターンによっては、
また、浅くて長い潜水時間のダイビングパターンによっては、
むしろ「遅いコンパートメント」に体内窒素を更に蓄積するだけの行為になってしまう場合もある。

6月8日ブログ記事:「模範潜水パターン(安全停止なし)」 (←クリック)

コンパートメントごとの体内窒素量を、
浮上するまでの間、安全な状態に(M値に安全マージンを取って)
管理できるようになることが理想的である。


以上。


※⑤~⑧内に出てくるハーフタイムなどの数値はTUSAのダイブコンピュータの場合です。
 他社製品の場合は、異なる場合がありますが、概念的には変わりません。




(おわり)

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◎この記事は、2011年1月29日(土)に開催された第12回潜水医学講座「小田原セミナー」で
筆者が講演した内容をまとめた論文に手を加えたものです。
ダイブコンピュータが普及してから急増した一般レジャーダイバーの減圧症の予防と
基本知識向上のためにも是非お読みください。



減圧症を予防するために(潜り方の注意)


さて、他にも色々とお伝えしたいことがあるのですが、
最後に減圧症を予防するための潜り方の注意を今日と明日の2回に分けて書いて、
終わりにしたいと思います。

これは、筆者が数多くの減圧症罹患者のダイブプロファイルをシミュレーターで分析した結果を踏まえて
強くおすすめするものです。


①浮上速度違反は体内窒素量が少なくても発症につながるので、常に最大の注意を払う。
浅くなればなるほどゆっくり、安全停止後は更にゆっくりと浮上する。


インストラクターやガイドダイバーもアンカーロープなどがある場合は必ず掴んで、
一握りずつ浮上する姿勢が大切。

安全停止後の急浮上による減圧症罹患者は意外と多いと推定されています。
最後の5mを1分かけるつもりで浮上しましょう!


②ダイビングの初めに最大水深に達して、徐々に浮上していく「模範潜水パターン」を遵守する。

模範潜水パターンで潜ることは減圧症予防に非常に有効です。
どうやったら体内窒素がなめらかに排出されていくかをイメージしながら潜りましょう!

6月6日ブログ記事:「模範潜水パターン(安全停止あり)」 (←クリック)

リバース潜水パターンは「速い組織」を含めて
窒素を溜め込んだ状態のまま浮上(急減圧する)ことになり危険。

6月10日ブログ記事:「リバース潜水パターン(安全停止あり)」 (←クリック)

そして、箱型潜水パターンは知らず知らずのうちに満遍なく体内組織に窒素を溜め込むので危険。

6月17日ブログ記事:「箱型潜水パターン(安全停止あり)」 (←クリック)

のこぎり潜水パターンは特にダイビングの後半に
窒素の吸排出の速い組織の体内窒素が膨張と収縮を繰り返すので危険。

6月13日ブログ記事:「のこぎり潜水パターン」 (←クリック)

全てのダイビングが浮上すれば減圧行為なので、“海の中はチャンバー”と思う心構えが
非常に大切です。


③通常ダイブコンピュータが示す無減圧潜水時間は、水深が浅くなればなるほど危険なので、
窒素の取り込み過ぎを防ぐために、水深に応じて無減圧潜水時間に十分なマージンを
加算して行く。

まずは、お使いのダイブコンピュータのアルゴリズムが厳しいのか、
甘いのかを知ることが必要です。

ダイブプランモードの初回の潜水で、水深15mで示す無減圧潜水時間が、
70分を大きく超えるようなダイブコンピュータは甘すぎて危険なので、
かなり安全マージンを足す必要があります。

「速いコンパートメント」~「中間的なコンパートメント」の体内窒素量に対して
例えば
10%以上のマージンを取るというような考え方が必要。

6月26日ブログ記事:「IQ1202ダイブコンピュータのM値警告」 (←クリック)

※指導団体の教本に書いてある“無減圧潜水時間は
5分以上”という表現は、
水深による危険度の違いを全く考慮に入れていないのでとても危険。


④減圧症を予防するにはリスクヘッジが大切。
無減圧潜水時間では安全マージンが上手く取れないので、
本来は体内窒素量に安全マージンをとるべきである。

「速いコンパートメント」の窒素は浮上の過程でなめらかに減圧し、
「中間的なコンパートメント」の体内窒素量に
10%以上のマージンを常に保ちつつ、
総量的には最も「遅いコンパートメント」が
50%を越えないような(飛行機搭乗禁止時間が24時間を超えない)
余裕のあるダイビングを心がけることが望ましい。


※①~④内に出てくるハーフタイムなどの数値はTUSAのダイブコンピュータの場合です。
 他社製品の場合は、異なる場合がありますが、概念的には変わりません。




(⑪につづく)



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一昨年、満を持して市場に投入されたTUSAのフルフットラバーフィンFF-16「カイル」。


昨年7月に都内G大学体育会系ダイビング部員が行ったタイムテスト結果を踏まえて、
その優れた特長をご紹介します。

※タイムテスト結果は最後に載っています。

このタイム計測結果から、TUSAではこの「カイル」の開発の方向性が正しかったことを
まさに確信することになりました。






TUSAのゴム製フルフットフィンFF-16「カイル」。


その開発コンセプトは、「1ダイブ最後までしっかり、楽に蹴りきれるフィン」です。


現在市場に出ている他社のゴム製フルフットフィンは、サイズが大きくなるほど、
それに比例してブレードサイズも大きくなって行きます。
(※ブレード=フットポケットを除いたフィンの板状の部分)

しかし、TUSAが様々な調査やテストを行った結果、
他社のサイズ設定では、サイズが大きいフィンではブレードが大きくなり過ぎて、
殆どの一般ダイバーが充分に蹴りきれていないことが分かりました。



TUSAでは「カイル」を開発するに当たって、次の点に焦点を絞ってテストを繰り返しました。

①ブレードに最適なゴムのコンパウンド配合を見つけること

②最適なブレードの大きさを見つけること

③市販の他社フィンより実使用に優れた「蹴りきれる」フィンを作り上げること





テスト時にズラリと並んだプロトタイプのフィン。

それぞれブレードサイズ、ゴムのコンパウンド配合が微妙に異なります。







プールでのスプリントテスト。





プールでの中長距離テスト。







そして、海洋での実使用フィーリングテスト。


試作品を作っては、プールで短距離と中長距離のタイムテスト
と海洋での実使用フィーリングテストを繰り返し、

長い月日をかけて、現在の「カイル」のブレードの大きさとゴムのコンパウンドが決まったのです。





「カイル」のブレードのサイズは他社フィンとは異なり、
XSとXXLサイズのブレード部分の長さの差は3cmしかありません。

この長さの差がもたらすブレード面積比率が、
理想的な「1ダイブ最後までしっかり、楽に蹴りきれるフィン」を生み出したのです。


現在までTUSAでは、多数のガイドダイバーやインストラクターを中心にモニター会を開催して、
実際にプールで他社製フィンとのタイム比較を行っていただきました。

その結果、「カイル」は他社の代表的な同クラスのフィンと比べて、
短距離で同等、中長距離では驚くほどのタイム差が出ることを体験していただいています。


このフィンを初めてお使いになる方は、
もしかしたら何だか軽くて抜けているような感覚を持たれるかもしれません。

しかし、実際には他社製フィンより速く進んでいることに、驚きを覚えられることでしょう!

これこそが、まさにTUSAが目指した
「1ダイブ最後までしっかり、楽に蹴りきれるフィン」なのです!





ブレードの長さや、ゴムのコンパウンド配合といった部分以外にも、
“ローカットデザイン”や“3ステップキッカー”など、「カイル」には細かなこだわりがあります。





豊富なカラーバリエーションもご用意しています。




また、同時に発売された「カイルブーツ」は、カイルの性能を引き出すために開発されました。

土踏まずの空間を盛り上げて(埋めて)フィット感を高めるとともに、形状にも徹底的にこだわりました。
※足に密着するコンセプトなので、最初は着脱がしづらく感じる場合があります。


「百聞は一見にしかず!」

是非お近くのダイビングショップで「カイル」を実際に手にとってご確認ください。



尚、昨年7月に行ったG大学の体育会系ダイビング部員7名による200m中距離スイムテストでは、
7人全員がそれまで使っていた他社ゴム製フルフットフィンよりもタイムが良いという結果が出ています。





ご覧のように、25mスプリントテストでは、若干他社製品より劣ったものの、
200m中距離テストでは、全員がカイルの方がかなり良いタイムを記録しました。

これはまさに「カイル」の優れた特長を如実に表すものです。


また、これまでインストラクターを対象に行った数多くのモニターテストでも、
中・長距離テストにおいてカイルが
他社ゴム製フルフットフィンにタイムで負けたケースは殆どありません。



次にこの差を体感するのは、あなたです!!



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