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今回は、“軽量コンパクトで実使用に非常に優れたBCJ-1800の特長”をご紹介します。


このBCJは思い切った軽量化を行うために専用の独立ハーネス構造を採用。

また、外側に840デニール、内側に420デニールを採用することによって、
耐久性と軽量化を両立しています。


海外や離島などでのダイビング時に威力を発揮するとともに、
水中浮力を限りなくゼロに近づけたために、
平均的なBCよりも2キロ程度ウエイトを軽く出来ます。


では、その優れた特長をご紹介しましょう!



最初に、BCJ-1800の固有の特長の前に、
前回の女性専用BCJ-940と同様、TUSAのBCJの優れた基本特長をご紹介します。


BCJ-1800の基本特長、第一のポイント。

それは、タンクをしっかりと背負える独立ハーネスシステムです。



「TUSAのBCJは何故タンクがズレないのか?」 (←クリック)


※BCJ-1800の独立ハーネス構造は専用設計で写真のものとは形状が異なります。


独立ハーネスって何?と思われる方も多いことでしょうが、
簡単に言うと、背負い部分が完全にブラダー(浮力体)から分離している構造のことです。

背負い部分とブラダーが一体化している一般的なものは、
ブラダー内への空気の出し入れが影響したりして、タンクを安定して背負うことができません。

TUSAではBCJのハーネスを開発する際に
ライバルを他社BCに置かず、登山用のザックに置いて、
徹底的にタンクを安定して担ぐ構造を追及しました。




その結果、タンクをしっかりと腰で担いで、
なお且つ水中ではどんな姿勢をとってもタンクが身体に密着して離れない
究極のハーネス構造を生み出しました。

もちろん、体型の違いによるサイズの微調整も色々な位置で細かく調整が可能です。

そして、その独立ハーネス構造と対になっているのが、
円形の不安定なタンクをガッチリと固定する2本のレール構造です。



※BCJ-1800の独立ハーネス構造は専用設計で写真のものとは形状が異なります。
他のTUSAのBCJのハーネスがハードなのに対して、全体的にソフトなハーネスを採用しているために、
背負った時の感覚もソフトです。



この二つの構造によって、
TUSAのBCJは他社製品とは一線を画すフィッティング感を獲得することに成功しました。

このフィッティング感は、
実際にお使いいただいた方からは一様に高い評価をいただいています。


そして、BCJ-1800の優れた特長の第2のポイント。

それはTUSAの全てのBCJに装備されているO.P.E.V.システムです。


インフレーターユニットに、通常の給排気機能に加えて、
過剰圧力の排出機能とダンプバルブ機能を一体化したシステムで、
長らくTUSAのパテントとなっていたものです。




ご覧のように通常の排気方法とは別に、
インフレーターユニットを握って前方に引くことによって、素早く簡単に排気することが可能で、
ベテランダイバーはこの排気機能を上手く使いこなしています。


そして、第3のポイントは、
「ライト・タイトバックル」と呼ばれるTUSA独自のタンクバックルシステムです。


「BCJをタンクに簡単・確実にセットできるライト・タイト・バックル」 (←クリック)


このシステムは一般的なバックルにコロンブスの卵的な“仮締め機能”を設けることによって、
誰でも簡単確実にタンクにBCJをセットできるようにしたものです。




ご覧のように仮締め時に一旦バックルが立った状態でベルトが緩みなく固定されます。

このバックルがあれば、水中でタンクが抜けるなんて失敗は初心者でもありません。


このように初心者でも使いやすい基本機能が充実したBCJ-1800ですが、
他にも固有の優れた機能を備えています。





まずはウエストベルト周りの構造ですが、
BCJ-1800はTUSAの他のBCJや他社の多くのBCに見られる
面ファスナーで固定する太いウエストベルトがありません。


そのため、簡単に装着が出来ると共に、
使用中にお腹周りの締め付け感が少なく、とても快適です。

パット見は心もとなく思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
一度お使いになられると、この解放感が“病み付き”になることと思います。





また、背当てパッドは3Dメッシュパッドを採用。

快適性を損なわない程度に無駄な部分を極力削ぎ落とすことによって、
全体的なパッドの体積を減らし、BCJ自体の浮力を抑えることに成功しました。

乾燥性に優れていることも大きな特長です。





ポケットには大胆にメッシュ生地を採用し、
軽量化を計るとともに、乾燥性を高めています。





ウエイトローディングシステムも、面ファスナーを使った軽量タイプを採用。

一見すると、殆ど通常タイプと変わらないほどコンパクトな構造になっています。





そして、運搬時にBCJをコンパクトにまとめることができるストラップ構造を採用。

左側のポケット裏側に収納されているバックルと
まるめたBCJに掛け回したウエストストラップのバックルをはめると、
写真のようにBCJをよりコンパクトにまとめることができます。


以上のように、軽量コンパクトながらも数々の優れた特長を備えたBCJ-1800。


是非、一度お試しください。



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こんにちは。


昨日に引き続き、減圧症に罹患したダイバーの
具体的なダイブプロファイル例についてを書いてみたいと思います。

※前半部分は昨日の記事と同じです。





TUSAでは今までに数多くの減圧症罹患者のダイブプロファイルをシミュレーターで作成して
体内窒素量の分析を行ってきました。

分析の手法としては、ダイブプロファイルデータそのものがない場合は、
最大水深、平均水深、潜水時間、減圧潜水の有無、安全停止の有無などのデータから、
ある程度の模範潜水パターンにざっくり置き換えて分析を行います。

リバース潜水などよりも体内窒素量が危険な領域に行かない潜水パターンに置き換えて、
より厳しい観点で分析すれば、完全なプロファイルデータがなくても問題はないと思われるからです。

※実際にダイブコンピュータを使っていると、無減圧潜水時間に気をつけて、
次第に浅い水深に移動していくパターンになりやすいとも言えます。


その結果、私見ですが、減圧症に罹患する大きな要因は以下ではないかという結論に至りました。




※上記以外では、減圧症に罹患した経験があるダイバーの復帰ダイビングでは
水深10m以下で短時間でも再発する場合があります。。

しかし、それ以外に軽いダイビング、あるいは急浮上をしなかったダイビングで
減圧症を発症したダイバーは稀有な存在だと言えます。


今回は体内窒素量が少なくても浮上速度違反によって減圧症が発症したと推測されるケース
をご紹介します。

このケースは当時、減圧症罹患者同士の情報交換サイトを運営されていた方から、
まとめて依頼された25人くらいの罹患者のデータの中にあったものです。





このデータを見て、私は10月15日は水面休息時間が62分と短いものの、
2本とも浮上速度違反をしなければ、問題ないダイビングだと判断しました。

そして、怪しいとにらんだのが、前日の6分のダイビングです。

ちなみに、減圧症は当日すぐに発症する場合もあれば、翌日以降に発症する場合もあります。
このケースの場合も、翌日に違和感を感じながらのダイビングだったとお聞きしています。





最大深度20m、平均水深15.7m、潜水時間6分という情報から作ったシミュレーションが
上のような潜水軌跡です。

平均水深が深いので、
潜降後にほぼ水深20mの位置に留まっていたのではないかと想像できます。

また、何らかの原因で潜水を中止して浮上したことも推測できました。


そこで、このデータを提供していただいた方に、
「この方は器材トラブルか何かでダイビングを中止したのではないですか?」
とお聞きしたところ、確かカメラのハウジングが水没したというお答えでした。

急浮上警告は出さなかったということですが、おそらくかなりの浮上速度だったと思われ、
ダイブコンピュータの機種の違いによっては浮上速度違反警告が出たのではないかと
推測できます。※実際にこのデータだとTUSAのダイコンでは浮上速度違反になります。


また、潜水終了後の体内窒素量は以下の通りです。





ダイビング中の最大値でもハーフタイム5分のコンパートメントが30%を超えた程度で、
体内窒素量的には危ない領域に行った訳ではありません。

潜水時間が極めて短いので当然のことです。


しかし、この方の減圧症発症の要因はこのダイビングにあったと確信を持った私は、
データ提供者の方に、「この方は完全Ⅱ型の減圧症ではないですか?」とお聞きしました。

そして、返って来た答えは、やはりその通り完全Ⅱ型の減圧症でした。


何故、そう推測したかというと、体内窒素量的には少ないものの、
窒素の吸排出の速い組織だけに窒素を溜めた状態で急浮上しているので、
この場合はほぼⅠ型の要素は出ないのではないかと推測したからです。

そして、予想通り、この方は完全Ⅱ型の減圧症でした。


以上の事から、体内窒素量が少なくても激しい急浮上を行うと減圧症は発症すると
思われます。


私は減圧症の主要因を以下のように考えます。

体内窒素の吸排出の速い組織は、比較的浮上速度違反には強いが、
限度を超えるとⅡ型の減圧症を発症する。

そして、体内窒素の吸排出の遅い組織は、ある程度窒素が蓄積した状態になると
浮上速度違反によってⅠ型の減圧症を発症する。

体内窒素の吸排出の速い組織も遅い組織もある許容量を超えて減圧不足に陥ると、
それぞれⅠ型、Ⅱ型の減圧症を発症する。

そんなイメージを私は減圧症に関しては抱いています。

ですから、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅰ型とⅡ型の併発など、
減圧症は色々な形で起こっているのだと私は思います。


皆さんに知っておいていただきたいのは、シミュレーションで作成した体内窒素量のデータは、
あくまでもM値に対する相対値のグラフであって、絶対値を表していません。

絶対値の観点で行くと、体内窒素の吸排出の速い組織は遅い組織に比べて、
はるかに多い窒素量(高い窒素圧)を抱えることを忘れてはいけません。

今回ご紹介したケースはまさにそんな窒素の吸排出の速い組織にたまった窒素が、
急浮上によって減圧症を引き起こした例だと私は思っています。


浮上速度違反は、特に水深の浅い場所ほど、充分に注意すべき要因であると、
私は考えます。





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こんにちは。


今回はTUSA独自に調査を行った減圧症に罹患したダイバーの
具体的なダイブプロファイル例ついてを書いてみたいと思います。





TUSAでは今までに数多くの減圧症罹患者のダイブプロファイルをシミュレーターで作成して
体内窒素量の分析を行ってきました。

分析の手法としては、ダイブプロファイルデータそのものがない場合は、
最大水深、平均水深、潜水時間、減圧潜水の有無、安全停止の有無などのデータから、
ある程度の模範潜水パターンにざっくり置き換えて分析を行います。

リバース潜水などよりも体内窒素量が危険な領域に行かない潜水パターンに置き換えて、
より厳しい観点で分析すれば、完全なプロファイルデータがなくても問題はないと思われるからです。

※実際にダイブコンピュータを使っていると、無減圧潜水時間に気をつけて、
次第に浅い水深に移動していくパターンになりやすいとも言えます。


その結果、私見ですが、減圧症に罹患する大きな要因は以下ではないかという結論に至りました。




※上記以外では、減圧症に罹患した経験があるダイバーの復帰ダイビングでは
水深10m以下で短時間でも再発する場合があります。。

しかし、それ以外に軽いダイビング、あるいは急浮上をしなかったダイビングで
減圧症を発症したダイバーは稀有な存在だと言えます。

体内窒素量の蓄積過多の分岐点がどこにあるかというと、今まで何度も書いてきましたが、
平均水深15m、潜水時間45分以上というのが、弊社が考えるラインです。



では、数回に分けて、実際に減圧症に罹患したダイバーのプロファイルを見てみましょう。


下の図は、とある関西在住の女性ダイバーのダイブプロファイルをシミュレーターで作ったものです。

この20台の女性ダイバーの情報は、たった1本のダイビングで減圧症を発症したいうこと。

そして、最大水深24m、平均水深17m、潜水時間49分で、5m3分の安全停止を実行し、
無減圧潜水時間を守り、急浮上もしていないということでした。






実際のダイブプロファイルデータはありませんでしたので、
シミュレーターを使って潜水軌跡を描いてみると、このようなデータが出来上がりました。

最大水深の割に平均水深が深いことから、かなりの箱型潜水を行ったことが推定できます。

専門医は「ダイビング自体に問題はない。」とおっしゃったそうですが、
弊社の分析では「減圧症になるべくしてなったダイビング」と言わざるを得ません。
※危険ゾーンに入ったダイビングをしたという意味です。





ダイビング終了後の体内窒素量でも、
M値に対して90%を超えるコンパートメントがあります。


ちなみにこの方は現在も手の痺れなどの後遺症に悩まされていて、
以後ダイビングはされていません。


潜水軌跡図の赤い部分は、TUSAのダイブコンピュータであれば減圧潜水状態なので、
若干違う潜水軌跡でも減圧潜水になっていた可能性が高いことを示しています。
※しかし、メーカーの違いによっては全く減圧潜水にならない場合があります。


一般的には「減圧潜水をしたかどうか」と言うことが大きな発症要因の基準になっています。

もちろん、これ自体は否定されるべきものではないのですが、
メーカーの違いや機種の違いによって、
特に浅い水深では減圧潜水になったり、ならなかったりするので、
もっと同じ視点で分析できる事に要因はしぼられるべきだと言えるでしょう。

体内窒素量もそういう意味ではM値に対する相対値ではなく、
絶対値(絶対量)で分析をしたいところですが、事実上それは出来ないので、
弊社が採用しているダイブコンピュータのアルゴリズム設定における相対値で分析しています。


さて、この記事をご覧のダイバーの方は一度お使いのダイブコンピュータの
ダイブプランモードで示される無減圧潜水時間を、
ご友人がお使いの他社のダイブコンピュータのものと比較されることをおすすめします。

きっと水深が浅い場所で示す無減圧潜水時間が余りにも違うことに
衝撃を覚えられる方も多いはずです。


つまり、以前記事でも述べましたが、浅い水深になればなるほど、繰り返し潜水をすればする程、
各ダイブコンピュータが示す無減圧潜水時間はファジーになるので、
充分なマージンを取る必要があるのです。





TUSAの新しいダイブコンピュータIQ1202は、
画期的なソーラー充電方式に加えて、世界初のM値警告を備えています。

やや厳しい目のアルゴリズム設定と、
体内窒素量が設定M値を超えたら警告を出すというTUSA独自の機能は、
このような安全ダイビングに対するリサーチから生まれました。

つまり、できるだけ体内窒素量を危ない領域に近付けないで、
無理なく安全マージンを取るような警告機能なのです。


リスクを冒したい時は冒すということは、一つの考え方です。

スキーでコブ斜面を下りる時は、フラットな斜面よりリスクが高まるのと同じことです。

時にリスクを冒すことはダイビングの楽しみの一つだと思います。


でも、冒す必要がない時に、
不用意にリスクを冒してしまうということは、絶対に避けるべきです。


減圧症に罹患しても、早期のチャンバー治療で大部分の方が治ります。

しかし、中にはひどい後遺症を持ってしまわれる方がいることは忘れてはいけません。


大切なことはダイブコンピュータや減圧症に対して正しい知識を持つことです。
それによってリスクの低いダイビングを行うことができます。

ダイバーの皆さんは、ガイド任せでのほほんとダイビングをしていては、いけないのです。


次回は急浮上をすると、体内窒素量にかかわらず減圧症が発症するという
ダイブプロファイル例をご紹介します。



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