過熱感に対する不安を削ぐような上昇 | 作業日誌

過熱感に対する不安を削ぐような上昇

東証一部売買高 752,970,000 / 日経225 11742.39 +84.14 / TOPIX 1176.36 +9.03

朝方発表された、鉱工業生産が予想を上回る数値を出して来たことをきっかけとして、大手電気株などにも積極的な買い物が入り、指数を大きく押し上げた。また、CRB(コモディティー・リサーチ・ビューロー)先物指数が1981年4月以来、24年ぶりの300台乗せを達成したことで、商品市場に投機マネー流入の継続が期待されることから、鉱業、石油、海運などの市況銘柄にも強気の買いが継続している。

業種別では上から、鉱業、海運、石油石炭、鉄鋼と続き、金融市場への資金流入拡大期待から証券商品先物がそれらの次へと続いた。
海運では共栄タンカーが再び騰勢を強め、大平洋海運などがあとに続いた。鉱業、石油石炭は全面高で、過熱感を危惧する勢いを削ぐような強さを見せている。富士興産は冷やし玉を交えながら丁寧に買い上げられ、決して値は飛ばさせない雰囲気を継続。

新興市場も活気づいた。これまで鳴りを潜めていた、ファイナンス・オールやフォーサイドなどが、地味ではあるが着実に上値を追っている。セプテ-ニが前日の保ち合いを離れ、インターアクションが値を吹いた。FVCは売り物に押されたが、下値では買い圧力が強く、現段階で長い下ヒゲを持つ日足を示顕している。戻り高値を狙う準備に入るのか気になるところだ。べリトランスは下値で雲に突入し保ち合いに入ってしまっている。何か上昇のきっかけが欲しいものだ。