「私のことなんて誰も分かってくれないし」
「みんな私のことを悪者扱いして、注意したりしてくるけれど」
「私だって頑張ってるし」
「だけど全然うまくできないし、どうしたら良いか分かんないし」
「もう何にも分かんない!・゜゜・(/□\*)・゜゜・わ~ん 」

しゅーほーが出会った、とある生徒の、とある心の声。
しゅーほーの心の声ではありません。念のため。
…といって、この子の対応で相当悩んだし、結構うまくいってるのになかなか自信がつかなくてこういうことを言ってくれるものだから。
正直僕の方も「分からん!」(苦笑

合同研修会の前に東京をテクテク十数キロ歩いた話とか、10月研修会のテーマだった学歴コンプレックスのこととか。
色々書きたいネタはありますが。
愛知は冬休みに入ったし、クリスマスだし。
11月になっていくみさんが帰って来たので、安心して雑談ネタで更新させていただきます。
( お帰りなさい! (^^)/ )

出だしの心の声に出会ったのは、確か10月の終わりくらいのこと。
色々あって、個別で指導しないといけなくなって。
教室で一対一で話していたら、突然あふれ出てきた言葉でした。

この子、それはそれは頑張っているんです。
色々と辛い過去があって、全然自信がもてなくて…いや、ある程度の自信はもててはいるはずなのに。
やっぱり不安。
だけどすごく負けず嫌いで、やるとなったら常に完璧を目指したい…というか、完璧にしないといけないものだと思っている。
で、実際色んなことをちゃーんと頑張って、決して途中放棄せずに頑張ってきているのに。
それでもやっぱり、不安。
きっと「失敗したらいけない」って気持ちが強いのでしょうけれど。
別に失敗していいし、失敗せずに進むなんて誰にもできないし。
どうやったらもっと楽に振る舞えるようになるのかなぁ…なんて。

4月に比べれば格段に良くなったその子の姿を見守りつつ、良くなったからこそ、それでもずーっと残っている「バリア」が余計に気がかりになっていた中で出会った心の声。
それは、その子が見せた初めての「心の底からの本音(それもネガティブな、負けず嫌いゆえに決して出せなかったもの)」で。
包み隠さず、出てくるままに話してくれた言葉だということも良く分かるものでした。
あー…ようやくそういうのが出せるようになったか、と。
うれしい反面、言ってみればすごい剛速球を投げつけられているのだから、それをしっかりキャッチできるかが問題で(^_^;)
自分以外の指導者が「こうしたら?」を話すと、それはそれでもっとすんなり話が入ったりもするものだから。
なんか間違ってんのかなぁと、かなり自信が無くなる部分もありつつ。


思うことは一つ。
もしも誰も自分のことを分かってくれないとしても、自分だけは自分のことをちゃんと分かってあげてほしい。
それだけ。
この子もそうだし、他に相談をくれる人なんかもわりとそうだったりしますが…
「自分の中ではもう答えが出ている」
そういう人、結構いるんです。
あとは相談というよりも、前に進むためにちょっと背中を押してほしいなぁ、という感じ。
そういうときに周りに支えてくれる人がいないっていうのは、正直かなり辛いですし。
たぶん、頼ってもらえればVFMはかなり貢献できると思うのです。
でも、そもそも自分で自分のことを分かって、認めてあげられないと。
きっときついまま。
たとえどんなに良い助言をもらっても、生かすこともできないと思うんです。

なんだかんだで、残す所今年もあと1週間。
うまくいったことばかりではなくて、みんなたくさん失敗もしているでしょうけれど。
それでもまぁ、1年乗り越えられそう。
…だったらきっと、それなりに頑張ってきたってことなのだろうなぁと。
色々ミスると自分を認めてあげられないことも多いと思うのですが、
1年の終わりぐらい、認めてあげて締めくくっても良いのではないでしょうか。
終わりよければすべてよし。
どうでしょう。