• 11 Nov
    • 秋はあれこれ、その13

      北海道に低気圧が近づいて明日にかけて大荒れになるとの予報、今夜からは広い範囲で雪になるとか、前夜には前哨の雨まじりの風が札幌のビルとビルの間を駆け抜けて街路樹の葉を払っていったのでカミさんを札幌駅まで送った朝の通りには落葉の川ができていた。昨夜までは壁一面に密集してレンガが見えないほどだった紅葉も夜来の強風にあらかた飛ばされてしまっていた。空は晴れているのに横なぐりの雨が降っている。藻岩山の背後の雪雲のような灰色の雲からきているようだ。反対側には大きな虹をかけたりして、大地の広さだけ空も広い。カミさんと別れてホテルに戻り朝風呂に入る。グラビーホテルには洗い場があるので日本人向きの浴室だ。朝食はカミさんのジャッジでは和食のほうが秀逸とのこと、しかし女性好みのアメニティがオジさんのボクにはこそばゆい。千歳空港まで札幌からおよそ1時間ほどの支笏湖経由で向かうことにする。支笏湖の手前で雨が雪になる。風があるので叩きつけるような雪だ。カミさんがみちのく一人旅なら、こちらは風雪ながれ旅である。支笏湖から千歳市街まで40分ほどの道のり、千歳川沿いに自転車道がある。まだボクが壮健だった頃、千歳から自転車で支笏湖を目指したことがあった。壮健だったにもかかわらず肉離れを起こして早々に断念したことを思い出す。それ以来の支笏湖である。

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  • 09 Nov
    • 秋はあれこれ、その12

      展示会初日の立ち会いを終えて千歳空港にカミさんを迎えにいく。飛行機は治安警備のためか、強風のためか30分ほどの遅れで到着、そのまま「麺屋彩未」の味噌ラーメン、遅延することなく2時過ぎに到着、店内に10人ほど、外に8人ほど行列、これは少ない方なのだろう。ボクらのすぐ後ろには関西弁の若い夫婦と5歳ぐらいと3歳ぐらいの姉妹、外で並んで待つのは寒いからと子どもたちを車中で待たせていたのだが、店内の待合席で合流した時に妹の方がさみしかったとベソをかいていた。「外で並んで待つのは死ぬほど寒いんやで、けどなおかあちゃん、あんたにラーメンを食べさせたくて死んでもいい思って並んでいたんやで」この大げさなセリフが、うちのカミさんの笑いのツボにハマって吹き出した。周囲の笑顔に「ちょっと盛り過ぎたかなぁ」と、してやったり顔の母親、こうして関西のじゃりん子チエは育てられていくのだろう。愉快な母娘の会話と味噌ラーメンを食べて身体を温めてからロープウェイとケーブルカーを乗り継いで藻岩山の展望台、空が広いので陽が山に沈んでから空が暗くなるまでが長かった。気温は3℃とのことだが風があるので体感温度は氷点下かな。寒さに耐えきれなくなって建物の中に入って暗くなるのを暫し待つ。札幌は函館にかわって2015年に新三大夜景に認定されたとのこと、その夜景を見るために暗くなると観光客やアベックが次々とやってくる。しかし展望台の屋外で夜景を見ながら愛を語るには冬山の防寒着が必要だ。

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  • 05 Jun
    • 六月の夜空、その2

      金沢で美味しい寿司を食べることができなかった借りを新潟で返そうと日曜日にカミさんのコンサートに付き合って新潟まで車を走らせる。朝7時に出立、10時半に新潟着、まずは万代美術館、美術館と同じビルの31階にはお菓子の「ばかうけ」を冠にしたばかうけ展望台があり、新潟市内の三方向の眺めが見渡せる。しかし写真に収めると、みなジオラマ模型のように見えてしまう。窓ガラスのせいか、カメラのせいか、それとも本当に模型の街なのか。食べログのランキング上位の店は市場にあわせて軒並み日曜定休、市内の鮨屋での昼食は、料金以外はいたって普通のお寿司だった。今回はカミさんの付き人としての新潟遊山のため勉強不足は否めず、後で調べるとばかうけ展望台近くに新潟漁港の市場食堂があった。漁港は休みなのに日曜日も営業とのこと、こちらだったかと後悔する。新潟の人口は80万人とあるけれど、とてもそんなにいるようには思えない。カミさん云はく、街の広さに比べて出歩いている人が少ないとのこと。古い建造物をいくつか見てから、カミさんのお目当のコンサート会場、16時開場の17時開演という時間設定は帰りの電車を考えてのことか。ちょっと竿竹売りに似ていると言えば育ちのいいフォークソングには失礼かな。コンサート終了後にラーメン王国の新潟に敬意を表して駅前の三吉屋、カミさんは普通のラーメン、この具材配置には海苔が欲しいところだ。ボクはチャーシュー麺に餃子、チャーシュー2枚をカミさんに進呈、ボクらの前に酔客二人、後から酔客三人、他に一組年配のご夫婦、酔客たちにとって呑んだ後の〆のラーメンは鉄板のようだ。新潟はラーメン王国であるとともにB級グルメの強者でもある。タレカツ丼とかイタリアン焼きそばとかカレーラーメン等々、そもそものっぺい汁にしても具材の切り分け方が普通ではない。カミさんが新潟の町並みを気に入ったようなので再訪の際にはタレカツ丼は食してみたいがイタリアン焼きそばはパスしておく。次回はもう少し足を伸ばして鮭好きの聖地、村上に行ってみたいものだ。

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  • 24 May
    • 五月の眺め、その7

      金沢での展示会、鮨屋の予約が取れなかった以外にもサンプル配布用の展示台のアクリル支柱にヒビ割れ、撤去時に荷物を持ち上げた際のボクの腰にもヒビ割れ、だましだましの撤去作業となる。金沢でのホテルは「彩の庭ホテル」低層のこじんまりしたホテルだけど、受け入れのサービスからラウンジの充実、ホテル内部の装飾、アメニティの豊富さ、朝食の質の高さと随所にがんばり感あふれるホテルだった。この頑張り感を維持し続けられるのかと心配になってくるけど、カミさんは大いに気に入った様子、確かに女子会向きのホテルなり。朝は近くの芸術村まで散歩、広場の向こうでは太極拳のグループ、こんな広い空の下でする太極拳は気持ちがよかろう。左官や建具、表具、石工などの職人を養成する大学やら紡績工場の跡地を利用した施設には演劇やら音楽スタジオのスペース、手前には町で見かける水の流れがここにも置かれている。観客席からは広場が舞台の大がかりな借景となる仕組み、差し込む朝の日差しに客席の床に綾なす梁の影もいい。レンガ壁だけれど隣の棟からはエレキギターが漏れ聞こえてくる。夜更けの犀川や浅野川で三味線の音を聞いた金沢で朝にエレキを聞く。東茶屋町のしら井にて朝炊きの昆布巻とお茶漬け用昆布を買ってカミさんが楽しみにしていた21世紀美術館の池田学の個展を見に行く。細密な画なので近づいて見ることができるように配慮されているのが嬉しい。たいそうな人出だけれど上野界隈の美術館に比べればまだまだ見やすい方だ。個展の図録だとペン先の繊細さがつぶれてしまっているのが残念、印刷の本でこの細線を出そうとするならば、いいお値段になってしまう。4,000円ほどの図録が40,000円になってはおいそれとは買えないだろがこの仕上がりでは、やはり買えないものになってしまう。本物が凄すぎるということだろう。カミさん、根をつめすぎて目疲れ。

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  • 09 Jan
    • ことよろよろ、その2

      親父の一周忌で二泊三日の名古屋、行きがけに丸子の丁字屋で名物のとろろ飯、どうやら店構えの雰囲気で食べさせる目論みのようでとろろ汁はしゃぶしゃぶだが、ご飯はおかわり自由とのこと。おそらく30年ほど前にも一度食べにきている。そのときはもっと白味噌の味を強く感じたのだけれど今回はさほどでもなく、ひょっとしたら店を違えたか。入口は変わらないけれど内部は部屋が四方に増設されている。味の記憶も薄れていたが食事処も記憶にない座敷で食す。駐車場では地元のみかんが一袋350円で売られている。少し先の歩道では無造作にみかん一袋100円の猫車が置かれている。道路端のみかん売り、田舎には田舎の丁々発止があるようだ。夜はどうしても「龍」の味噌煮込みが食べたいとカミさんが言う。日曜祝日が休みで昼はランチしかないのでしばらくご無沙汰だった。薄汚れたアパートの上階に灯りのともる部屋は一部屋だけ、錦の繁華街のいわくありげな片隅にある味噌煮込みの「龍」この入口の雰囲気は日活アクション映画の無国籍感が漂う。ボクはカレー煮込み、カミさんはあさり入り味噌煮込みメニューの書体も味噌煮込みなみに味のある筆跡にて壁の穴を隠すところなんぞも昭和かれすすきの趣きあり。値段だけは昭和を遠く感じさせるも、これは致し方無し。

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  • 11 Nov
    • 霜月あれこれ、その6

      ホテルの窓から藻岩山がきれいに見えている。札幌での仕事が続くならば来年は藻岩山に登ってみようと思う。もちろんロープウェイとケーブルカーの利用でのハナシだけれど。 カミさんはまだ暗い午前6時に青森へと出立、一人旅をどこまで楽しめるか、見物でもある。静岡のA倉クンから午前8時にビックサイトから電話あり、西ホールで仕事を頼んでいたことを忘れていた。頭を遊びモードから仕事モードに切り替えねば。札幌駅前の佐藤水産でお昼のおにぎりを買う。ひとつが大きい。コンビニの倍以上ありそうだ。筋子のおにぎりを手にとっていると横からオバさんが「あきあじにしなさい、具が一番多く入っていて一番安いから」ボクがあきあじのおにぎりを買物かごに入れるまでは傍らを離れないぞという意気込みで商品説明してくれる。これはたぶん優しさなのだろうと、素直にあきあじ2個を購入、いろんな人に会って体重3kほど増量しての帰宅となる。

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    • 霜月あれこれ、その5

      展示会初日オープニングを見届けてからカミさんの待つ札幌市内へ、レンタカーのナビの使い方要領を得ず400k先の場所を案内される。結局、第六感ナビにてなんとか狸小路あたりの交差点にて合流。カミさんお目当ての雑貨屋「サビタ」からボクのお目当ての「麺屋彩味」味噌チャーシュー麺は950円、上にのっている生姜が利いている。生姜好きのカミさんは旭川で食べたラーメンよりも好みだとか。  食べ過ぎの日々なのでレンタカーを返して市内を歩くも空腹には遠い。疲れて部屋に戻ってベッドでひと眠りという相撲取りのライフスタイル。目覚めればかすかな空腹感、これを頼りにジンギスカンを食べにいく。今回は「だるま」ではなく「しろくま」のジンギスカンにて北海道産とオーストラリア産、アイルランド産のラム肉の食べ比べ、モンゴルの岩塩がきめ細かくて、なんだかアブナい粉末のようでもある。しかし、この塩が美味い。タレも醤油味がスッキリしていて好みなり。  ここではカミさんの右隣に中国人、ボクの左隣にアメリカ人、異業種ならぬ異人種懇親会、アメリカ人からはラム肉カレーをすすめられる。この人、椎茸やらジャガイモの千切りなどを注文して、なかなかの通人ぶり。しかし、ボクもカミさんもやはり年なのだろう。あっさりしていても4皿も食べると脂に負けてしまう。  カミさんは「ノイモンド オーガニックカフェ」なるところでアイルランド産のラム肉一皿と同じ値段の月替わりパフェを食べて口直し、冬の季節感ある落語の「芝浜」や「富くじ」の寒さもこんなものだろうと寒い寒いと口にしてタクシー使わずに夜道をホテルまで歩いて帰る。

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  • 09 Nov
    • 霜月あれこれ、その4

      札幌二日目、仕事を終えてカミさんと合流、アメリカの大統領がトランプになったことを伝えると、びっくり仰天、どうなってしまうんだろうと愕然とするカミさん、ボクは立川談志の箴言「バカは隣りの火事より怖い」を唱える。世界は何人かのバカなリーダーに任されて転がっていくようだ。カミさんとカウンター8席のみの「ひでたか」本日は予約で満席、昨日、席が空いていたのはボクの幸いだったのだと思う。平目、柳葉魚、八角、牡丹海老、きんきと続いたところで焼き上がったばかりの卵焼き、お出しする順番ではないけれど出来立てだからとカステラみたいな卵焼きをいただく。  ボクとカミさんと常連らしき隣り席のご夫婦が最後まで残る。旦那さんは化粧をしていない素の梅沢富美男に似ている。鍋島やらNo.6やら下戸のボクにはわからない日本酒を美味しそうに呑み、北海道人特有の人懐っこい口調で隣りのボクとカミさんに話しかけてくる。握っている親方を交えての日本酒や肴の話、包丁などの道具の話、親方の一卵性双生児の話題などで和気あいあいの異業種懇親会となる。  マグロはタレをくぐらせてから昆布上にしばらく置いておく。車エビは食べる頃合いを見計らって茹で上げられる。細やかな手作業を好む人たちが集まる店だから話も面白い。昨日は我慢して食べずにおいたトロたく巻とわさびを利かしたかんぴょう巻にて〆て、また来年の霜月に。  

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  • 08 Nov
    • 霜月あれこれ、その3

      展示会場からホテルまでの道脇には除雪された雪が残っている。ホテルの裏手の中島公園の池にも氷がはっている。  札幌の初日、さて一人でナニを食べようかと思案する。ジンギスカンとかラーメンという気分でもない。やっぱり鮨を楽しみにして来たのだから鮨を食べることにする。円山町の「すし善」でばら寿司と思ったが遠出を躊躇させる寒さに明日カミさんと行く予定にしていた、すすきのの「ひでたか」で食す。蓮チャンは贅沢なれども「ひでたか」を楽しみの札幌なのだから良しとする。親方は明日も同じようなタネでしか握れないからねと困惑気味なのでトロたく巻と帆立やホッキ貝、煮タコは明日にまわすもやっぱりコハダの握りは美しい。これは二日続いても文句なしです。  

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  • 26 May
    • 5月の京都、その2

      午前中に大徳寺聚光院での狩野永徳の国宝襖絵の特別公開、千住博の16年の歳月をかけた襖絵付きの2,000円の拝観料、時間予約制で説明付きなれども、なかなかの商売っ気だ。次に大徳寺大仙院、案内をする住職の娘さんの達者な喋くり、最後に住職のサイン本をすすめる件も家族経営の切実さか。修学旅行の生徒さんなんぞはカモネギだろう。午後から相国寺、稼ぎ頭の若冲は東京都美術館に出稼ぎに出ていて承天閣美術館には2点しかないというのでごめんなさいとする。法堂の天井画の泣き龍も建仁寺の双龍図に比べると稚拙なのだけれどそこは宗教の教義を具現化したものゆえに説明の人は自画自賛である。写真撮影も当然のことながらの禁止、なんとも器量のせまいところだ。自画自賛することが宗教心の発露になるのかは大いに疑問ではあるがとりあえず昨日は定休日だった出町柳の「ふたば」にて豆餅を買う。  カミさんは豆餅が小さくなったというので2009年に撮影の豆餅と比較してみるが、よくわからない。  夜はちょっと疲れがでたのでホテルにて中華料理を食べる。ホテル内での食事は食べてすぐに部屋で横になれるのがいいところだけど中華を食べると神戸での老虎菜の好印象がまだ強く残っていることをあらためて思い知る。美味しいものを食べてしまったことの功罪かも。

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  • 25 May
    • 5月の京都、その1

      ボクは展示会初日の立ち会いを終えて車で京都入り、カミさんは阪急電車で午前中から北野天満宮の骨董市、車をブライトンホテルにおいて歩いて北野天満宮へ、ベルトを持ってくる忘れたのでズボンが下がり気味、道筋の聚楽第跡地にあるユニクロに立ち寄ってベルトを物色、体形の歴然たる違いはあるが店頭のマネキンのベルトを購入、あいかわらず旅先では財布のベルトも緩みがちになる。  骨董市好きなカミさんは店をのぞきまわることにウキウキしているので空腹感を感じないようだ。香木の文鎮やら肌磨き用の真綿のハンカチやらボクの理解のおよばないものをいくつか買っている。ボクは豆腐屋の店先で200円の絹豆腐を立ち食い、焼き餅ふたつでなんとなく空腹の虫をごまかす。上七軒側の入口近くの出店に招き猫の貯金箱、数ある中から黒目の大きいのを2体買い求める。    招き猫の貯金箱を懐にバスにて出町柳に行くも豆餅の「ふたば」さんは休業でがっかり、商店街の突き当たりにある蕎麦屋さんにて美味しいたぬきそばを食してがっかり感を薄める。東京のたぬきは揚げ玉をのせたものを指すけれど京都のたぬきはあんかけのきつねに生姜をのせたものなり。  

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  • 10 Apr
    • 四月になれば、その5

      昨年の奈良では雨のために靴がぐしょ濡れになり靴を新調した。旧居留地のトリッペンの店では素見しのカミさんだったけれど元町商店街のスケッチャーズで奈良から一年ぶりに靴を新調する。カミさんの財布も弛みがちなのでボクの靴も一緒に買ってもらう。旅先で一年に一度の靴を買うことが倣いになるような気もする。散策のおやつに神戸凮月堂資料館にてゴーフルをいただく。タダでいただくゴーフルは素直に美味しい。古本と雑貨の店で5月に行く予定の京都の参考にといしいしんじの「京都ごはん日記」を買う。はじけた文体、12頁で行きたいと思って書き出した店が7軒、本は300頁ほど、読み終わる頃には何軒になるのかと心配になる。 高架下のアーケード街をぶらぶらと元町から三宮まで歩く。年季のはいった帽子屋さんで月亭可朝など知らないはずの若い娘さん、オジさんたちが口をそろえてボインの月亭可朝の帽子というので意味を解したらしい娘さんが笑いながらとても似合いますよとボクにすすめてくれたのでカミさんも大笑いして買ってくれた。いしいしんじのはじけた文太を読むのにちょうどいいボインの帽子。三宮駅前のそごうのデパ地下でサラダと鮨を買ってホテルでの夕食。最終日、芦屋でドイツパンを買ってから再度の老虎菜(ラオフーツァイ)支店にはランチコースがあるけれど本店はアラカルトのみとのこと。先日に食べれなかった料理を食べて帰りたいという食いしん坊の意地。口水鶏(よだれ鶏)、羽根つき餃子、アオリイカの葱山椒ソース、叉焼と白葱の和えそば、干貝柱炒飯で〆て5,000円ほどの昼食。エルメスの自転車価格との比較は意味のなさない美味さなり。夕方、さかさかと撤去をこなして6時半に大阪を出立、午前1時に帰宅、フクは犬のように走り回ることはしないけれど寂しかったことを切々と訴えかけるような鳴き声でまとわりつく。そんなフクをあやしてトイレの猫砂とゲロの始末、午前2時過ぎに就寝。

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  • 08 Apr
    • 四月になれば、その4

      どこかへ行かなければということもない一日、昼前にホテルを出て六甲マリンライナーで魚崎、そこから阪神電車に乗り換えて元町下車、神戸は実に10年ぶりなり。前回は2006年の6月、まあブログの効用はこんな雑事がわかることか。阪神電車の改札口には本日の甲子園入場券はすべて売り切れの告知、今夜の対広島戦が甲子園球場の開幕らしく金券ショップにも出回っている気配なし。その理由として開幕初日は入場者全員にタイガースの野球帽プレゼントとのこと、関西人気質は金券ショップに売るよりも野球帽をとるものらしい。  震災メモリアルパークから旧居留地を散策する。中国や韓国からの修学旅行らしき生足の団体多くある。神戸淡路の復興の確かさに比べての東北を思えば、やはり因は原発か。  旧居留地、図書館から借りたガイドブックが古くて店が変わっている。エルメスというお店、ボクとカミさんには縁もゆかりもない店だがさして高くない敷居から自転車がチラッと見えたので入ってみたがグリップとサドルに皮の使われたデザイン違い、色違いの自転車2台、ボクとカミさんがお揃いで買ったならば300万円を超える代物なり。ここまで話が大きくなると現実感がないので笑うしかない。  たとえば南京町にあるギョウザ大学の、この餃子定食、並みの12個で700円、大盛り18個で800円、二人合わせて1,500円、エルメスの自転車二人分と比すれば餃子定食は2000食分だ。一日一食で5年半ほどだが毎日食べれるほどの代物でもなし、同じ5年半という時間を毎日爽快に自転車を走らせるならば気の持ちようでエルメスも存外に安いと言えるのかもしれないがまあ、輪廻転生したところで縁もゆかりもない店に変わりはない。

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    • 四月になれば、その3

      昨年のブログを読み返すと朝5時半出発の午前11時半着とあったので今回は30分遅らせて朝6時の出発にしたが東名高速道全域での激しい雨、第二名阪の工事渋滞が重なって午後2時過ぎのインテックス到着となる。それでも大阪のO林さんと近況話をしつつ仕事は2時間ほどで終了、南港から六甲アイランドのシェラトンホテルまでは車で30分ほど。ホテルには源泉かけ流しのオツな温泉があり、早速に疲れを癒す。夜は東灘区にある老虎菜(ラオフーツァイ)、ここが素晴らしく美味かった。ホテルから六甲マリンライナーで魚崎、阪神電車に乗り換えて一駅の青木、駅から土地勘のない住宅街をカミさんのスマホナビを頼りに10分ほど歩く。それでも食事を終えて会計を済ませての帰り道は大満足の態で駅に向かう。焼茄子と蒸し鶏の葱生姜ソース、モンブランケーキのように焼茄子に被われた蒸し鶏、美味い。  アスパラと干貝柱の炒め物、アスパラのシャッキリ感、美味い。  黒酢のとろとろ角煮酢豚、表面の焦げ具合、美味い。  明石タコとニンニクの芽マーライ醤炒め、タコの柔らかさ、美味い。  干海老、インゲン、豚挽肉の薄餅包み、自分で包んで食べる薄餅、具はこの量でいいので薄餅がもっとあれば。  ずわい蟹のあんかけ炒飯、蟹たっぷりだけど押し付けがましさのない味。  カミさんのデザートや生ビールにボクのウーロン茶を合わせていくらになるだろうかと金額を推測すれば17,000~18,000円、それがビックリの11,930円、実に美味しい金額だったが初日にこの質実ともにの美味しさを味わってしまうと二日目からがツラい。

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  • 21 Jun
    • 六月のたしなみ、その8

      霧にむせぶ道東オッサン二人旅三泊四日、その最終目  ウトロからカムイワッカの滝あたりまでを船で海上からの知床巡り、何台もの観光バスを相手にするような400人乗りの大型船ではなく断崖絶壁の近くまで船を寄せるクルーザーにての周遊を選択。  乗客も8人程度と全員が窓側の良席を占める状況なれども、外部の座席に座るのはボク一人、なんとももったいない話だ。絶壁からの飛沫を受ける醍醐味、最高のひとときを一人占めする。こんな醍醐味を味わうことなく船内にいる人の気持ちがわからないが、船内にいる人からみれば波飛沫を受けてうきうきしているボクが不思議か。  午後は網走監獄博物館、見どころ豊富もオッサン二人はいささかお疲れ気味。あちらこちらに蝋人形を配しているが生身の人間が混じっていれば効果倍増、毛布をすっぽりかぶって寝ている囚人の蝋人形、毛布をめくれば円形脱毛症あり。人形なりに精神的なストレスがあるのだろう。  囚人にしては栄養の行き届いた体格のボクではあるが、ラチもない記念写真を撮って女満別空港から羽田に20時半着、今月で退社の朋友Tクンは新潟と沖縄での送別会が残っているとのこと、ダッシュでリムジンバスへと向かわれた。ご自愛召され。

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  • 20 Jun
    • 六月のたしなみ、その7

      霧にむせぶ道東オッサン二人旅三泊四日、その三日目。あろうことか二泊目のTクンの部屋を一日間違えて予約していた。空き部屋があったから事なきを得たが、ボクの大失態である。今月で36年勤めた会社を辞めて第二の人生に乗り出す朋友Tクンにエールをおくるべき旅行のはずが足を引っぱってばかりいるみたいだ。気を取り直して三日目は釧路~中標津~羅臼~知床峠~知床五湖の走破。  知床峠には羅臼側からの霧がかかるもウトロ側は晴れ間なり。峠のビューポイントにはギンザンマシコなる鳥を撮るために多くのカメラ、聞けば朝8時から鳥が顔を出すのをひたすら待っている中高年の皆様。同じ中高年ながら現役のTクンなどは、その悠長さにあきれるがボクなんぞは、これを平和と言わずして何を平和と言うやと思う。  知床五湖の小ループ90分コース、午後4時の最終の参加者はボクとTクンの二人のみ。ガイドのH谷さんからの最初のアドバイスは虫除けスプレーは必需品なりとのこと。センターの売店に置かれていたものを購入したが自然遺産の環境をはばかってか、値段は市販の倍近いが、効き目は市販の半分以下と実に良くできている。H谷さんは市販の虫除けスプレーを毒性の強いものと表現していたが良性の虫除けスプレーは身体に吹きかけてもすぐに蚊が寄ってくる。その蚊は見慣れているものの倍近い大きさをしているのだけれど、そこは田舎者の蚊ゆえ鷹揚に構えていて都会の蚊に比べて機敏さが足りない。  それでも森のポイント、ポイントで立ち止まって、知床の森の成り立ちや鹿による樹木被害などの丁寧な説明のたびに数十匹の蚊にまとわりつかれる。熊と出会わないために要所では手を叩き「ホォイ、ホォイ」と叫ぶのだけれど残念ながら森のなかの蚊に効果がないことは確かだ。  蚊にも森に生きるものの領域があるのか、高架木道に上がると来なくなる。海が流氷に被われて木道からの見渡す限りが白一色になる景観やら、騙されるがごとくして知床の土地に入植した人々の苦労話や、騙されることなくH谷さんが知床でガイドを始めるきっかけやら、話していたH谷さんが「熊がいますよ」と言って300mほど先の木を指す。  双眼鏡で見ると熊の顔の金色の毛並みは美しい、しきりに地面を嗅ぎ回る。熊から少し離れたところに親子らしい鹿がいて警戒していたが直に逃げて熊が鹿の親子のいた場所あたりで立ち止まり、子鹿の断末魔の声が聞こえた。まだ歩みのしっかりしてない生まれたばかりの子鹿が襲われたようだと、逃げたのは母とおそらく姉の鹿だろうとのH谷さんの説明あり。逃げながらも去りがたく立ち止まっている母鹿の姿はあはれを誘う。

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    • 六月のたしなみ、その6

      霧にむせぶ道東オッサン二人旅三泊四日、その二日目の続き。  まずは細岡展望台からカヌーで下ってきた釧路川の蛇行を眺める。さらに展望台から200mほど下にある釧路湿原駅よりノロッコ号に乗車、二駅先の塘路までの往復に興じるが、そこはカヌー体験をしたボクとTクンだ。  ヨシキリやアオジのさえずりの代りにオバさんたちのさえずり、車窓からの目線と川面からの目線の違いは如何ともしがたく、鉄路の揺れと音の代りに風を感じれば陽射しの翳りもある川下りだ。客車の皆様にカヌーの面白さを伝えたいが、それはやはり粋狂なことなのだろう。釧路湿原駅から釧路にもどり宮嶋の蕎麦を食べてから厚岸までのドライブ、朋友Tクンの知り合いに厚岸出身の人がいるとかで、その彼の故郷拝見となる。知人のふるさとを見るは履き古した靴下を見るような心持ちがしなくもない。  実は朋友Tクンは建造物としての駅が好きな駅舎フェチらしい。駅舎はその町の顔だから駅舎を見れば町の有り様も見えてくると言う。厚岸町の人口数が一万人と知れば、駅の佇まいもうなづけるものらしい。

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  • 19 Jun
    • 六月のたしなみ、その5

      霧にむせぶ道東三泊四日のオッサン二人旅、二日目、釧路川のカヌー下りは細岡のカヌーポートからスタート、岩保木水門までの8km間を蛇行する川から湿原の景を楽しむ。  カヌーは三人乗り、前にボク、中にTクン、後のガイドのMASTUさんのオッサントリオ。素人のボクとTクンもパドルは持たされるが、これはそれらしき格好だけのこと、ガイドのMASTUさんが大きめのパドルでしっかりコントロールしてくれる。  MASTUさんの話ではカヌーの一番の大敵は風だそうな。水嵩が増し湿原と水面の高低差がなくなると風除けのないこのコースは南西からの風が6mほどになると中止せざるをえないそうな。ボクらは8時半のモーニングカヌーだったが、MASTUさんのおススメは川の面に朝霧のたつことが多い5時半の朝いちカヌーの幻想さだそうな。NHKの朝いちは8時15分、5時半ではフジの目覚ましカヌーではないかとも思う。  こちらが川面にいれば10mほどの距離でも岸辺の鹿は冷静なものだ。湿原の土壌は脆弱なれば川の流れに浸食された岸辺の木々が流木となり、それによって川底の形状が変わり、また川の流れも変わる釧路川だそうな。はたして双に立つこの木は十年の後にあるやなしやのオッサン二人でもある。  岩保木水門に到着後、車にて釧路マーシュ&リバーの事務所まで送迎に解散。11月上旬の札幌での展示会にからめてボクが目覚ましカヌーに挑戦するは再来年か。

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  • 18 Jun
    • 六月のたしなみ、その4

      霧にむせぶ道東オッサン二人旅の三泊四日、一日目、帯広空港が濃霧のため飛行機は20分の遅延も帯広に着いた頃には霧もはれて気温は予報よりも高め。輓曳競馬のスタートの2時半までの時間つぶしに帯広に本店のある六花亭が運営している六花の森を散策、オッサン二人とガーデニングの取り合わせは似合わないが六花亭の包装紙に描かれている六花が植えられたガーデニングは富良野から十勝までのガーデニング街道に点在する目玉の一つだとか。  オッサンはどちらかといえば川の流れの清麗さに心惹かれたり。いかにもオフィーリアの亡骸が似合うといえば六花亭さんは嫌がるかな。市内の六花亭本店にてコストパフォーマンス抜群のアイスクリームを食す。昼はラーメンとミニ豚丼、Tクンはご飯の上の豚のみを食す節制ぶり。どのような勝負であれ、勝負の前には節制こそが肝要なり。  1レースの馬券を一番人気から三点買ってバックヤードツアーに参加する。一般人は立入禁止の競馬場の裏側を関係者専用バスに乗って回ること15分ほど、馬に曳かせる橇の置き場から子どもたちが自転車で走っている厩舎の生活空間まで、蹄鉄を嵌める作業からレース後の尿検査場所、パドックへと向かう馬道まで。  さらに実況放送室隣りのお世辞にも貴賓室とは呼べない特別室にてのレース観戦。写真の7番テンリュウフジが一着になり2720円の高配当、300円が8460円になる。ここでやめておけば泡沫な儲けも残るのだが2レース、3レースと連敗して、いつものパターン。  初心者の朋友Tクンは2レースの単勝とるも7頭だての3レースで単勝4点買いながらそれ以外の3頭が1着から3着を占めるという勝利の女神からの見放されかたなり。ただ複勝ではなく単勝を買うところがTクンらしさなるかも。輓曳競馬というと坂を上る映像が多いが実際は第二坂路の手前で立ち止まり相手の出方をうかがったり息を整えたりと疾走感からは縁遠い競馬なり。ただ重き荷を曳く姿は人生の重き荷を背負うて疾走できぬ我が身なりしか。なかには坂を越えることができずに厩務員の手をかりてどうにか越えるもの、それでも立ち上がれずに仕方なく荷をとかれて失格となり退場する馬もいた。  4時過ぎに帯広競馬場から釧路に向かう。途中から濃霧も7時過ぎに着。

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  • 16 Apr
    • 卯月の疼き、その7

      奈良の最終日の朝も二月堂参り、裏参道から鹿の先達をうける。  南大門の仁王像と戒壇院の四天王をじっくりと見た後に奥山ドライブウェイにて桜が終わりかけの若草山頂の展望台まで行く。時間がないので今回は山頂折り返しの若草山往復のコースだったけれど案外に楽しめたので次回は奥山コースから高円山コースと全線を走破したい。  ここは奈良のデートスポットのようであるが、そんな山頂にも鹿はいる。鹿がいれば鹿の糞も奈良公園と同じようにころがっている。若草山の高さの幾万分の一かは鹿の糞の堆積も影響しているだろう。  午後から苔の美しい秋篠寺から奈良競輪場、前回と同じパターン、カミさんは三連複、ボクは二枠単で勝負するも結果もともにダメ、まだ一着、三着、着外だったカミさんの方が目は正しかった。阪奈自動車道にて大阪にもどり難波のゆかりのお好み焼きで遅い昼飯、夕方17時からの撤去は1時間ほどで終了、18時半に大阪を発って25時半に自宅着。往きよりも時間がかかったのは眠気覚ましの休憩が多かったということ、無理のきかない年になっていることは素直に認めよう。 

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