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2016-05-26 23:50:15

小林祐希に贈る「恩師からの助言」

テーマ:日本代表
来月に開催されるキリンカップの日本代表にジュビロ磐田の小林祐希が選出されました。小林はこれまで年代別の日本代表に選出されたことはありますが、フル代表への選出は初めてです。小林は、ジュビロのオフィシャルサイトに「今回、世界を肌で感じられる日本代表というチャンスをもらえて、大変嬉しく思います。今まで支えてくれたサポーター、チームのみんなや周りの方々に感謝し、恩返しできるように頑張ります」との談話を発表しています。一応は優等生的なコメントです。

今回小林を選出した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、21日(土)のヴァンフォーレ甲府戦(ヤマハスタジアム)を現地で視察していたとのことです。この日の小林は先制点の起点となり、リーグ戦3試合連続得点となる今季4得点目を挙げるなどの活躍をしました(ハイライト動画)。これを受け、ハリルホジッチ監督は「前半はエクセレントだった。特にオフェンス面では得点も取ったし、得点も取らせた」と小林を賞賛するとともに、「しかし、後半はそのリズムに付いていけなかった」とフィジカル面での問題点を指摘しました(ゲキサカ)。

また、ハリルホジッチ監督は、小林について「フィジカル的にはまだまだ伸ばせると思う。国内の選手の中では非常に能力のある選手」と持ち上げる一方で、「守備に戻る、守備で頑張るというところがない」と問題点を指摘し、「A代表には(攻守)どちらもできる選手が必要」だと注文をつけています。思うに、今回のハリルホジッチ監督による小林の代表招集は、小林の能力が現時点で代表クラスだと認めたからではなく、その将来性に鑑みて、まずは自分の側で小林を見ておきたいという意向があったためと見られます。したがって、小林は今回の代表選出に浮かれるのではなく、まずは試合に出場できるよう、監督が指摘した自身の問題点を自ら把握し、その克服に向けて具体的に行動していく真摯な姿勢が必要でしょう。

ところが、小林は最近サッカーダイジェストのインタビューに応じているのですが、それによると、「J1は“1.5倍速”くらいパスや寄せの速さが違う。J2ではあまり出てこないところにも正確にボールを入れられたりして、そういう変化に慣れるまで少し時間がかかりました」と述べる一方で、「今は対応できつつあって、敵の誘いにも食いつかなくなったし、(プレスに)行くべき時に行けるようになってきた。闘う姿勢や守備で我慢すること、カウンター攻撃など、(昨季まで)足りなかった部分も伸びてきています」と語っています。どうも、小林の認識では今までは守備で頑張り過ぎた、そこを我慢するようになったから攻撃面でより効果的な対応(カウンター攻撃)ができている、と見ているようなのです。これはハリルホジッチ監督の見方とは逆といっていいでしょう。おそらく、小林はハリルホジッチ監督の指摘に、「やみくもに守備で頑張るだけが能じゃないんだよ」と本音では反発しているのではないでしょうか。今後、小林が代表で受けるであろうハリルホジッチ監督からの指導にどう対応していくのかが見ものです。

こうした選手と監督の「認識のズレ」を見て、思い出したのが海江田哲朗氏の著書『異端者たちのセンターサークル-プロサッカー選手を育てるということ』(白夜書房、2011年)に収録されている川勝良一氏へのインタビューでした。川勝氏は1997年のヴィッセル神戸監督当時、FIFAワールドユース選手権(現在のU-20ワールドカップ)を目指していた長田道泰氏(現在は三浦泰年氏が設立した世田谷少年連盟に所属するサッカーチームであるFCトッカーノの監督)の悩みについて相談を受けるのですが、その内容がまさに小林の認識とハリルホジッチ監督の「認識のズレ」に相当するので、紹介しておきましょう。長田氏は、1996年のアジア一次予選でアジア最終予選のメンバーに選出されており、その時の監督が山本昌邦氏(現日本サッカー協会技術委員会副委員長)でした。その当時、永田氏は「代表の合宿に行きたくない」と川勝氏に愚痴をこぼしました。それは山本氏がチーム戦術を優先し、得点を決めた試合でも、最初に指摘されるのは守備への戻りが遅い点だったのです(この指摘はハリルホジッチ監督の小林への指摘と同じ)。長田氏によると、「ケツさんと昌邦さんの言うことが真逆で戸惑って」いたそうです。

この長田氏の相談に対して、川勝氏は「聞かなくていい、そんな話は」と山本氏の指導に従わないよう長田氏に答えたそうです。長田氏も「ケツさんの考えに共感していて」、川勝氏の側につくことになります。しかし、その結果、「長田はワールドユース選手権のメンバーには入ったものの出場機会はゼロ。次の目標である2000年のシドニーオリンピックを目指す日本代表に、かつてのチームメートである柳沢敦、中村俊輔、宮本恒靖などが選出されるなか、山本の構想から完全に外れた。長田の代表のキャリアはそこで途絶えて」しまったのです(海江田氏前掲書より引用)。

この結果を受け、川勝氏は自身への反省を込めて次のように述べています。「本当なら、もっと言うべきこと、言い方があったんだよ。上手い奴がふたり分働いたら、お前はもっと上のグループにいけるぞ、とかね。いまだったら、日本が世界の強豪国と戦う場合は、自分たちのサッカーができる時間は短くなって当然。少ない時間で持ち味をスタミナやタフさをここで作れ。代表ではお前がイニシアチブを握るんだ。そんなアドバイスを送ると思う。あの頃はまだ自分も若くて、当然のことを当然だと言い切ってやることができなかった。あいつには悪いことをした」。

小林にとって、川勝氏はヴェルディ時代に監督として指導を受けた経緯があり、川勝氏から背番号「10」とキャプテンの座を与えられるという厚遇を受けました。しかし、小林はその川勝氏からの厚遇がプレッシャーになった、などといってシーズン途中でジュビロに移籍するという、いわば「恩を仇で返す」形で川勝氏の下を去りました。川勝氏が小林を先発から外していたのは本人からの申し出に基づくものだったし、その後も途中出場で使い続け、試合終了後の会見では小林を気遣う発言もしていたのです。川勝氏が小林にアドバイスを贈るとすれば、まさに長田氏に対して本来伝えるべきだったとする内容のものになるでしょう。今小林に必要なことは、自身がインタビューで得意げに語っていたことにこだわることではなく、ハリルホジッチ監督が「1試合で呼んだわけではない。いろんなところで見て決めた」(スポーツ報知)と小林を継続的に見た上での指摘を真摯に受け止めることです。小林は、そのことに気付けるでしょうか。
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2016-05-25 23:23:40

アウェイの地で全滅

テーマ:Jリーグ
昨日から今日にかけてACLの決勝トーナメントの1回戦第2戦が行われました。昨日はFC東京がアウェイで中国の上海上港と対戦しましたが、後半アディショナルタイムに失点して0-1の敗戦。2試合合計で2-2となったものの、アウェイゴールの差で敗退となりました。FC東京はクラブ初となるACLベスト8進出を実現できませんでした。

今日は浦和レッズがアウェイで韓国のFCソウルと対戦しましたが、前半29分に先制されて0-1で敗戦。2試合合計で1-1となったため、延長戦に突入しました。延長戦では前半に失点し、後半に2得点して逆転するものの、こちらでもアディショナルタイムで失点してPK戦に。PK戦では6-7で敗れてしまい、レッズもベスト16での敗退が決まってしまいました。これでACLでのJリーグ勢は全滅。またしてもアジアの壁を思い知らされる結果となったのです。

今日はナビスコカップのグループリーグもあったので、その結果についても言及しておくと、Aグループでは鹿島アントラーズとジュビロ磐田が1-1の引き分け、ヴァンフォーレ甲府と湘南ベルマーレが1-0でヴァンフォーレの勝利、ヴィッセル神戸と名古屋グランパスは4-0でヴィッセルの勝利となりました。この結果、ヴィッセルが首位、アルディージャが2位で双方とも決勝トーナメント進出を決めています。

Bグループでは川崎フロンターレがベガルタ仙台に2-1で勝利、アルビレックス新潟は横浜F・マリノスに1-1の引き分け、アビスパ福岡がサガン鳥栖に1-1の引き分けとなりました。この結果、フロンターレが首位、ベガルタが2位となりましたが、Bグループは大混戦で、サガンを除く6クラブに決勝トーナメント進出の可能性が残されています。最終節は注目されそうです。
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2016-05-24 23:47:29

トリプルアンコールで締めたキャリア35年

テーマ:邦楽
昨日、氷室京介さんの「LAST GIGS」最終公演を東京ドームで観覧しました。今回のライブツアーは2014年に氷室さんが耳の不調でライブ活動の無期限停止を表明したものの、その最終公演であった横浜スタジアムでのライブで不完全燃焼に終わったことから、そのリベンジを果たしたいとして、氷室さん自身が希望して組まれたものです。4月23日(土)の京セラ大阪ドームから始まり、ナゴヤドーム、福岡ドームと続いて、最後は東京ドームでした。東京ドームでの公演は21日(土)から始まりましたが、僕は是非とも最後の公演が観たいということで、この日の公演を予約したところ、幸いなことに当選したため、今回の参加となったわけです。

ライブは、他の公演と同様、「DREANMIN'」から始まり、BOΦWY時代の楽曲が9曲続きました(なお、ORICON STYLEにセットリストが掲載)。その中でもアルバム「JUST A HERO」からの選曲が多かったことについて氷室さんはこのアルバムを機にそれぞれがプロ意識が芽生えて、人間関係が複雑になっていったことや佐久間正英氏(故人)の名プロデュースやアレンジがあって出来上がったもので、思い出深いアルバムであったからだとMCで語っています(MUSIC VOICE)。

10曲目の「IF YOU WANT」は日本テレビの「NEWS ZERO」からのオファーがあったからだと話していました。ここからは12曲目の「CLOUDY HEART」を除いて17曲目の「NATIVE STRANGER 」までソロ時代の曲が続き、18曲目の「ONLY YOU」から21曲目の「PLASTIC BOMB」まではBOΦWY、22曲目の「WILD AT NIGHT」から24曲目(本編最後)の「ANGEL」まではソロといった具合に、ほぼBOΦWY時代の曲とソロ時代の曲を一定数交互に歌うという構成になっていました。

アンコールは「The Sun Also Rises」から始まりましたが、氷室さんはこの曲を歌う前に「みんなに贈りたい曲を、心を込めて歌います」と話していましたが、これはこの曲の歌詞「ずっとそぼにいたいけど ここからはひとり」というメッセージを込めてのことでしょう。そう、この公演で氷室さんとライブで会うのは最後なのです。その後は28曲目の「EALOUSYを眠らせて」までがソロ時代の曲ですが、アンコール最後の29曲目「NO!NEW YORK」はBOΦWY時代の曲でした。28年前の「LAST GIGS」はこの曲で最後だったのですが・・・。

ここからまだ先がありました。ダブルアンコールは30曲目の「VIRGIN BEAT」で始まり、33曲目の「SUMMER GAME」までソロ時代の曲が続きます。実は「SUMMER GAME」は東京ドーム公演初日の最終曲だったようですが、この時氷室さんは感極まってほどんど歌えなかったそうです。しかし、この日は最後まで堂々と歌っていました。個人的には2年前の横浜スタジアムでこの曲が聴けずに残念な思いでいたので、少しだけ「リベンジ」を果たせた気がしました。ダブルアンコールが終わり、今度こそ終わりか、と思いきや・・・。

まさかのトリプルアンコールでした。34曲目は「SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL」。そして35曲目はBOΦWY時代の代表曲の1つ「B・BLUE」でした。氷室さんはボーカリストとしての自身のキャリアをこの曲で締めたのです。僕は以前の記事で、最後のライブは「B・BLUE」で始め、「DREAMIN’」で終えてほしいと述べましたが、氷室さんからの「回答」はそれを逆にする、というものでした。そしてこの曲でちょうど35曲。自身のキャリアの35年と同じ数字です。氷室さんなりに考えた末での答えなのでしょう。

ライブ終了後にエンドロールのBGMに「REVOLVER」が流れました。この曲はライブでは歌われませんでしたが、「離れるほど近くに 感じるのが絆 咲き誇る微熱に サヨナラは言わない」、「約束は要らない 明日を生きればいい  揺るぎなき愛なら サヨナラは言わない」、「I will never say good-bye,my love サヨナラは言わない」とその歌詞にあります。ライブで会うのは最後だとしても、それはお別れではないというのです。

氷室さんはそのことを証明するかのように、このライブでのMCで時間はかかるがアルバム制作に取り組む決意を表明しました。これから僕たちはCDを通じて氷室さんの新たな作品と向き合うことになります。氷室さんは2年前のライブで「氷室京介を卒業する」とMCで述べたそうですが、僕らはまだまだ氷室さんを卒業できそうにありません。
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