1月に大地震に見舞われたハイチの絵画の素晴らしさを伝える「ハイチの素朴な絵画展」が24日から、愛知県岡崎市のおかざき世界子ども美術博物館で開かれる。「ハイチが復興し、人々がもう一度、笑顔で絵画を描くようになってほしい」と願い、同館で92年に展示したハイチの絵画約70点を再び紹介する。【中村宰和】

 ハイチの絵画は鮮やかな色遣いで、子供のような感性でモチーフをとらえ、素朴なタッチで描く。展示する「ジャングル」は動物の表情を可愛く、ユーモラスに表現している。

 同館は、子供対象の美術博物館として85年に開館した。ハイチの絵が子供にも分かりやすいことに注目し、92年にハイチ絵画展を開いた。当時、ハイチの絵は国内であまり知られておらず、初めて鑑賞した人から「明るい絵で見ていて楽しくなる」と好評だった。同館は「大地震で初めてハイチを知った人も少なくない。平和だったころの作品を再び紹介し、絵を通してハイチを知る機会になってほしい」と話している。

 開幕セレモニーにはハイチのジャン・クロード・ボード駐日代理大使が出席する。5月30日までの期間中、会場に募金箱を置き、大地震の報告会やチャリティーイベントを開催する。募金やイベントの収益はハイチ大使館を通して、現地の絵画や芸術の救援に役立てられる。

 絵画展に向け、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんは「ハイチの人々のように明るくおおらかで楽しく、繊細な絵画を多くの人に知ってほしい」とメッセージを寄せた。

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