2005-02-25 01:34:25

「企業を見るポイント No.3 ~受取手形~後編」

テーマ:企業を見るテクニック
当然、手形の割引には手数料がかかります。
ですので、手形の割引は、会計上、金利を払ってお金を借りたのと同じという見方を
します。

また、手形の裏書といって、現金の換わりに受け取った手形で支払いをするこ
ともあります。

ですので、B/S上で借入金が無くても、手形の割引や裏書をしていれば実質的に
は借り入れをしているのと同じとみなします。

また、会社としては手形の決済日を待たずに割り引く、若しくは裏書をしてい
るということは、資金繰りの面で変化があると考えるべきでしょう。
ただ、銀行との取引の付き合いで、どうしても割引させてくれということがあ
りますので、健全な会社でも多少の割引があることがあります。

昔から手形は、その性質上良くない使われ方もします。

その代表格が「融通手形」です。
資金繰りに行き詰った会社が、手形を切ってそれを買い取って貰うという手法
です。

手形は正式には「約束手形」といって商取引があったときの支払いの際に、代
金をいつ払うかを約束した書面なのです。

融通手形は商取引が無い状態で手形だけ発行し、その手形を額面金額よりも
い価格
で買い取ってもらうのです。

これを行った会社は、相当に資金繰りが行き詰まっている会社です。
上場会社でもこれに手を染めている会社があります。

また、反社会的勢力がこれを使って企業を罠にはめるのを見たこともありま
す。
これに関しては、別の機会でお話したいと思います。


株道
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2005-02-22 01:25:41

「企業を見るポイント No.3 ~受取手形~前編」

テーマ:企業を見るテクニック

さて、企業を見るポイントも三回目ですが、今回引き続きB/S上でVCが注目する
ポイントを挙げてみます。
今回は「受取手形」

これは会計上、売掛金と同じく流動資産に属し、現金に近いものという考え方
です。
先ずこの受取手形が急に増えると、資金繰りの面で注意しなければなりませ
ん。
入金のサイトが長くなるからです。

また、何故受取手形が増えたかも注意しなければなりません。

取引先に大手の企業が新たに加わって、取引条件に手形が入っていたのか?
今まで現金取引だった先が手形に切り替えてくれといってきたのか?
当然取引先が支払いの条件を変更しろというときは、その取引先が資金繰りが
悪くなっていることですので、与信リスクが発生するわけです。

売掛金の管理と同じく注意が必要なのです。
そして、決算書の欄外に、手形割引の額が入っている場合は、手形の決済日を
待たずに、金融機関で手形を割り引いて貰ったと言うことです。
では、次回は手形の割引から。(続く・・・)


株道
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2005-02-09 13:30:46

「企業を見るポイントNo.2~売掛金~ 後編」

テーマ:企業を見るテクニック

例えば、売上も利益急拡大している会社があったとしましょう。
私たちは先ず、売掛金を見ます。

単純にその金額を見るのではなく今期、前期、前々期と並べて、変化率を見るので
す。

売上の伸び以上に売掛金が増えていた場合、要注意です。
こういう場合は以下のような事例が考えられます。

1.大手との取引が急激に増え、売掛債権の回収期間が延びている。
資金繰りの悪化(黒字倒産も)

2.営業のモラルが下がり、与信管理能力が下がり、売掛債権の回収状況が
悪くなっている。
不良債権の発生

3.売上を水増す為に、取引先に在庫を押し付け、売上として計上している。
粉飾決算へ繋がる

4.グループ会社間等で架空売上の計上をしている。
粉飾決算

1番も注意が必要ですが、2、3、4番はかなりやばい状況です。

皆さん、売上と利益が伸びているからいい会社だという訳ではないのです。

売上、利益の動きと合わせて売掛金の推移を見ると会社の内部の変化が見えて
きます。


株道
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2005-02-08 11:48:04

「企業を見るポイントNo.2~売掛金~ 前編」

テーマ:企業を見るテクニック
さて、企業を見るポイントの第2回ですが、前回は
決算書を見るときの注意点でした。

さて、皆さん、会社の良し悪しを判断するとき、
売上と利益の伸びだけで見ていませんか?

今回は実際の決算書にある項目で注意する
ポイントを少しずつ書いて行きたいと思います。

今回見ていくのは「売掛金」です。決算書の貸借対照表(B/S)の借方の流動資
産の中にある項目です。(図を参照)

噛み砕いて言うと「商品(サービス)を販売したけれど、まだ支払がなされて
いない
分」。
これからお金が入ってくるであろう分です。

商売は当然商品とお金が同時決済ではありません。
今月売った商品の代金が入ってくるタイミングは後になるのが通常です。

これの反対に位置するのが「買掛金」で「商品(サービス)を購入したけど
まだ支払をしていない分」。
要は今後お金の支払が必要になるもの。

さて、先ずこの売掛金を良く見てみると企業の隠れたポイントが見えてきま
す。(…続く)


株道
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2005-02-02 11:05:53

「企業を見るポイントNo.1~決算書~」

テーマ:企業を見るテクニック
ベンチャービジネスに投資を行う際に、最低3期分の決算書を入手して財務分析
を行います。
これを行うことにより、会社の状況がよりきっちりと把握できます。
決算書に載っている数字というのは正直で、隠れた会社の問題点が見えてきま
す。
もちろん、決算書を粉飾していても、経験を積んでいくとある程度見破れるよ
うになります。

さて、決算書には損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)があります。簡単に
言うとP/Lは一年間の会社の活動した結果、成績を表しています。
また、B/Sは会社の中身、すなわち財務状況を表しています。陸上選手で言い換
えると、P/Lは1年間で出してきた結果をまとめたもの。
B/Sは選手の体の中身、筋肉がどれくらいあるか、スタミナがどれくらいある
か、病気になってはいないかを見ることが出来ます。

この二つの財務諸表を分析するのですが、大切なことは資料絶対に単年で見な
こと。
絶対に複数年分を並べて見ないと、見間違えます。
会社がどう成長しているか、良くなっているのか、悪くなっているのかは連続
した期間を見ないとわかりません。
また、決算書に付属する勘定科目明細書も絶対に必要です。
これは科目の内訳が記されているので、これも絶対に必要なのです。

あと、お金の実際の動きを見るキャッシュフロー計算書もあればいうことなし
ですが、ベンチャー企業はほとんど作っていません。
しかし、これはP/LとB/Sと勘定科目明細書から算定できるので、私は自分で作
っていました。

さて、これらの資料をどう活用するかは、また後日ご紹介いたします。

今後も、タイミングを見て企業を見るテクニックを少しずつお話できればと思っております。

株道
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2005-01-25 15:56:26

「どんな会社に投資するの?」

テーマ:企業を見るテクニック
ベンチャーキャピタルはどんな会社に投資をするのでしょうか。

簡単に言うと将来性豊かで株式公開の可能性が高いベンチャー企業。
では、それってどうやって見分けるの?ってことですよね。

色々な観点があります。ビジネスモデルは優れているか、利益は出ているか、
資金繰りは問題ないか・・・。
しかし、本当は社長の資質が一番大きいファクターです。
どれだけ儲かっていても、経営者に問題があれば絶対に綻びが生じてきます。
もっと酷いときは、業績を粉飾して良い会社に見せているときもあります。

未公開の会社は公開会社と違って監査法人の監査も受けていませんから、
決算書も幾らでも嘘が書けます。

ですから、経営者の資質に負うところが大きいのです。

ベンチャーキャピタルは経営者の資質に単位のお金を張るのです。

次回からは色々なベンチャー企業と、その経営者についてお話したいと
思います。

株道
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2005-01-25 11:37:09

「ベンチャービジネスの知られざる一面を」

テーマ:企業を見るテクニック
私はこのベンチャーキャピタルというビジネスにキャピタリストとして長く携わる
中で、多くのベンチャー企業に出会って来ました。

株式公開した企業、株式公開を今も目指している企業、倒産してしまった企業。

このブログでは、IPOしたベンチャー企業のあまり知られていない、未公開時の、
話や、経営者の横顔をお話することで、ベンチャーキャピタルとは何か、ベンチャー企業
とは何かをお伝え出来ればと思っておりますので、一つよろしくお願いします。

株道
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2005-01-24 21:18:12

「ベンチャーキャピタルは究極の博打ビジネス?」

テーマ:企業を見るテクニック
はじめまして、ベンチャーキャピタルってご存知ですか?

ベンチャーキャピタルとは、有望なベンチャー企業に出資をして、
株式公開ができるように支援する仕事です。
未公開時に安い株価で出資をし、株式公開後に出資した株式を
売却して利益を得ます。
上手く株式公開できれば、投資金額の10倍とか100倍利益が得れます。

しかし、投資した企業が倒産したらまさにゼロに、また、倒産しなくても
株式公開やM&Aのようなバイアウトの機会がなければ、これも回収不能。
これに億単位のお金をかけるのです。

まさに、オール・オア・ナッシングの大博打なのです。

株道
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