1 | 2 次ページ >> ▼ /
2005-02-28 09:41:06

「アルチザネットワークス」

テーマ:ベンチャー
私がアルチザネットワークスの床次社長とお会いしたのはまだ、社名がエイブルコミ
ュニケーションズという社名でした。
本社は現在と同じく立川市にあり、PHSの通信プロトコルの検査をする会社でした。

ベンチャーキャピタルの中でも技術力、業績とも折り紙つきの評価の高い会社でし
た。
技術系の社長でしたが、しっかりした方でした。社長を取り巻く人材も地味ながらし
っかりした方達でした。
上場前の最終ファイナンスも高い株価で成功し、株式公開を目の前に順風満帆でした。

しかし、皆さんもご存知、PHS対携帯電話の戦いで軍配が携帯電話に上がりました。
アルチザネットワークスの業績はその影響を大きく受けました。株式公開も延期にな
りました。
どんな良い会社であっても、急激なマーケットの変化があったとき、かなりの影響を
受けるものです。
中には倒産に追い込まれ会社も多くあります。

特に通信業界では、今日、デファクトスタンダードだった技術が明日には別の技術に取
って代わられるということは良くある事です。
ベンチャー企業はそれこそ体力も無い訳ですから、ひとたまりも無く消えていった会
社もたくさんありました。

しかし、アルチザネットワークスは、IMT-2000に対応し、CDMAにおける通信プロトコ
ルの検査へ事業の主軸を変更し、見事に復活し、株式公開にこぎつけました。
その後、VoIPの通信テスト等も手がけています。

アルチザネットワークスが危機を乗り越えたのには幾つもの要因が考えられます。
資金調達が既に完了して財務体質が強固であったこと、マーケットに大きな変化があ
ったが、基本的な電話のモバイル化という方向性がぶれた訳でなかった事、しかし、
一番大きなことは自分たちの技術力とスタッフの力を信じて、突き進んだ経営陣の気
持ちの強さだと思います。


株道
AD
いいね!した人  |  コメント(10)  |  リブログ(0)
2005-02-25 01:34:25

「企業を見るポイント No.3 ~受取手形~後編」

テーマ:企業を見るテクニック
当然、手形の割引には手数料がかかります。
ですので、手形の割引は、会計上、金利を払ってお金を借りたのと同じという見方を
します。

また、手形の裏書といって、現金の換わりに受け取った手形で支払いをするこ
ともあります。

ですので、B/S上で借入金が無くても、手形の割引や裏書をしていれば実質的に
は借り入れをしているのと同じとみなします。

また、会社としては手形の決済日を待たずに割り引く、若しくは裏書をしてい
るということは、資金繰りの面で変化があると考えるべきでしょう。
ただ、銀行との取引の付き合いで、どうしても割引させてくれということがあ
りますので、健全な会社でも多少の割引があることがあります。

昔から手形は、その性質上良くない使われ方もします。

その代表格が「融通手形」です。
資金繰りに行き詰った会社が、手形を切ってそれを買い取って貰うという手法
です。

手形は正式には「約束手形」といって商取引があったときの支払いの際に、代
金をいつ払うかを約束した書面なのです。

融通手形は商取引が無い状態で手形だけ発行し、その手形を額面金額よりも
い価格
で買い取ってもらうのです。

これを行った会社は、相当に資金繰りが行き詰まっている会社です。
上場会社でもこれに手を染めている会社があります。

また、反社会的勢力がこれを使って企業を罠にはめるのを見たこともありま
す。
これに関しては、別の機会でお話したいと思います。


株道
AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2005-02-22 01:25:41

「企業を見るポイント No.3 ~受取手形~前編」

テーマ:企業を見るテクニック

さて、企業を見るポイントも三回目ですが、今回引き続きB/S上でVCが注目する
ポイントを挙げてみます。
今回は「受取手形」

これは会計上、売掛金と同じく流動資産に属し、現金に近いものという考え方
です。
先ずこの受取手形が急に増えると、資金繰りの面で注意しなければなりませ
ん。
入金のサイトが長くなるからです。

また、何故受取手形が増えたかも注意しなければなりません。

取引先に大手の企業が新たに加わって、取引条件に手形が入っていたのか?
今まで現金取引だった先が手形に切り替えてくれといってきたのか?
当然取引先が支払いの条件を変更しろというときは、その取引先が資金繰りが
悪くなっていることですので、与信リスクが発生するわけです。

売掛金の管理と同じく注意が必要なのです。
そして、決算書の欄外に、手形割引の額が入っている場合は、手形の決済日を
待たずに、金融機関で手形を割り引いて貰ったと言うことです。
では、次回は手形の割引から。(続く・・・)


株道
AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2005-02-17 20:44:57

「コモンウェルスエンターテインメント 後編 」

テーマ:ベンチャー
その後トップボーイは順調に業績を拡大し、異業種との複合展開で大型店を
増やしていきました。

この松藤社長の特徴は、タイミングを見るのが上手いというところです。
前述の中古マーケットからの撤退もそうです。

しかし、私がそれを一番感じたのは、上場後事業に陰りが見えたとき、すぐに
会社を売却してしまったところです。

売却先は、テクノベンチャーというベンチャーキャピタルです。
ここの社長は鮎川純太さんといって先日、女優の杉田かおるさんとご結婚され
たあの方です。
VC業界にいると知らない人はいないという人ですが、一般の方には杉田さんの
結婚相手としての方が有名ですね。

鮎川さんは、社長に深沢氏(前社長)に据え、会社も版権の二次利用権を使っ
たコンテンツビジネスに方向転換をし、モーニング娘。などのアイドルの公式
携帯サイトをスタートしました。

現在はトップボーイ時代の不良採算店舗の処理と新規事業の立ち上げという
苦しい時期で、業績も厳しい状況です。

さて、現時点でこのコモンウェルスエンターテイメントに関わってをした
のはいったい誰でしょうね?


株道
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
2005-02-15 14:43:21

「コモンウェルス・エンターテインメント 前編 」

テーマ:ベンチャー

この会社は上場後、オーナーが変わって事業も大きく変わってしまった会社
です。

上場当時はトップボーイという名前のゲームソフト販売の店舗をFC展開する
会社でした。

私がこのトップボーイと出会ったのは、阪神大震災のあった年でした。

社名も三高産業という社名で本社も神奈川の戸塚にありました。
社長の松藤社長は九州出身で、いかにも、「商人」というタイプの方でした。

会社規模も売上が17億円位、経常利益が45百万円くらいだったと記憶していま
す。

もともとは中古ファミコンショップ「トップボーイ」を直営とFCで展開して
いましたが、ソニーがゲーム業界に参入したときに松藤社長は、一つの選択
しなければいけなくなりました。
ソニーはゲームの中古流通を認めない、中古流通を行う会社にはゲームをおろ
さないと言い出したのです。

同業他社は新作販売よりも利益率の高い中古ビジネスに執着しましたが、松藤
社長は一気に中古の販売から新作の販売へスイッチしました。

実はこれが、大正解でした。

ソニーがゲーム業界に参入する前はゲームはROMカセットで高価でした。
それがCD-ROMになり、値段が安くなりました。これは何を意味するかという
と、中古市場で一つのソフトが回転売買される回数が減るということなので
す。
そこまで見越して、事業変換をした結果、同業では、最も後発であったにも
かかわらず、一番に株式公開を果たしました。(続く・・・)


株道
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
2005-02-11 09:41:52

「三井住友フィナンシャルグループ」

テーマ:その他
三井住友フィナンシャルグループと大和証券グループ本社が、持ち株会社同士
を合併し経営統合を含む関係強化すると、発表になっていました。

いよいよ銀行、証券の垣根を越えて大型合併ですか。

今回の中心人物でもある三井住友フィナンシャルグループ西川善文社長。
実は一度だけお目にかかったことがあります。

4年ほど前パーティーの席で20~30分間くらいお話をさせて頂きました。
まぁ、色々不良債権問題のA級戦犯とか、最近では呆けてこられたとか、色んな
こと言う方もいらっしゃいますが、私はとても聡明でエネルギッシュな方とい
う印象を持ちました。

事実、私のような若造とも色々お話をして頂けましたし、「自分のような対場
だからこそ、自分から進んで若い人と接点を持つべきなのだ」

語られていらっしゃいました。

頂いたお名刺は私の宝物となっています。
意外とミーハーです。(笑)


株道
いいね!した人  |  コメント(12)  |  リブログ(0)
2005-02-10 14:52:31

「デジタルアドベンチャー」

テーマ:ベンチャー

私の出会ってきたベンチャー企業の中で、何故上場できたのだろうかと思う
企業が何社かあります。

この会社もその一つです。

グラビアアイドルやレースクィーンなどのコンテンツの二次利用権を色々な形
で販売する会社です。未公開時は儲かっていましたが、扱っているコンテンツは
アダルトコンテンツに近いものでした。

そこに登場したのが、上場時に社長をつとめられていた高橋次男社長です。
麻布高校、東大、商社で海外勤務という、超エリート路線を歩まれた方なのですが、
お会いした印象はかなり変わった方でした。

高橋氏が行ったのは、、株式公開に耐えうる程度に会社の見栄えを良くすること。
人脈を活かしての大手IT企業との業務アライアンスなどを行い、見事株式公開に
こぎつけました。
特にデスクトップカレンダーという商品を前面に押し出していました。
そして、上場後初の株主総会で、辞任

色々怪しい筋の資金が上場前から入っているという噂も何かもありました。
公開後の業績の推移などはぜひ四季報等でご確認ください。

新興市場は新しいパワーを持った会社を生み出しましたが、同時に、闇の部分も生み
出しました。
IPO企業には怪しい会社も中にはありますので、お気をつけください。


株道
いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)
2005-02-09 13:30:46

「企業を見るポイントNo.2~売掛金~ 後編」

テーマ:企業を見るテクニック

例えば、売上も利益急拡大している会社があったとしましょう。
私たちは先ず、売掛金を見ます。

単純にその金額を見るのではなく今期、前期、前々期と並べて、変化率を見るので
す。

売上の伸び以上に売掛金が増えていた場合、要注意です。
こういう場合は以下のような事例が考えられます。

1.大手との取引が急激に増え、売掛債権の回収期間が延びている。
資金繰りの悪化(黒字倒産も)

2.営業のモラルが下がり、与信管理能力が下がり、売掛債権の回収状況が
悪くなっている。
不良債権の発生

3.売上を水増す為に、取引先に在庫を押し付け、売上として計上している。
粉飾決算へ繋がる

4.グループ会社間等で架空売上の計上をしている。
粉飾決算

1番も注意が必要ですが、2、3、4番はかなりやばい状況です。

皆さん、売上と利益が伸びているからいい会社だという訳ではないのです。

売上、利益の動きと合わせて売掛金の推移を見ると会社の内部の変化が見えて
きます。


株道
いいね!した人  |  コメント(10)  |  リブログ(0)
2005-02-08 11:48:04

「企業を見るポイントNo.2~売掛金~ 前編」

テーマ:企業を見るテクニック
さて、企業を見るポイントの第2回ですが、前回は
決算書を見るときの注意点でした。

さて、皆さん、会社の良し悪しを判断するとき、
売上と利益の伸びだけで見ていませんか?

今回は実際の決算書にある項目で注意する
ポイントを少しずつ書いて行きたいと思います。

今回見ていくのは「売掛金」です。決算書の貸借対照表(B/S)の借方の流動資
産の中にある項目です。(図を参照)

噛み砕いて言うと「商品(サービス)を販売したけれど、まだ支払がなされて
いない
分」。
これからお金が入ってくるであろう分です。

商売は当然商品とお金が同時決済ではありません。
今月売った商品の代金が入ってくるタイミングは後になるのが通常です。

これの反対に位置するのが「買掛金」で「商品(サービス)を購入したけど
まだ支払をしていない分」。
要は今後お金の支払が必要になるもの。

さて、先ずこの売掛金を良く見てみると企業の隠れたポイントが見えてきま
す。(…続く)


株道
いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)
2005-02-07 12:08:26

「エキサイト」

テーマ:ベンチャー

昨年上場を果たしたヤフーに次ぐ第2位のポータルサイト「エキサイト」。

元々はアメリカのエキサイト・アット・ホーム社の子会社でしたが、同社の
チャプターイレブンで伊藤忠が資本を注入し、伊藤忠の子会社となりました。

社長は元トランスコスモスの山村社長。
私がお会いしたときには大赤字で、やっと広告宣伝費を除けば収支トントン
まで来ましたとおっしゃられていました。
それを聞いて、公開はまだ遠いなと思ったのを覚えています。

当時のエキサイトの収益源はバナー広告とボーダフォン(当時ジェイフォン)で提供
していたエキサイトフレンズという出会い系サイトでの課金でした。
実は出会い系での収益が比重が大きかったです。(笑)

優秀な役員が周りを固めていましたが、特に優秀な女性役員がアマゾンに転職し
たときはさすがにどうなるかと思いましたが、見事公開

エキサイト・アット・ホーム社のチャプターイレブンがあってこその株式公開
かも・・・。


株道
いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)
1 | 2 次ページ >> ▼ /

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。