Fossilized Play, Obsolete Gear

チープ系・フルプラ・木製固定軸が好きな元東日本チャンピオンのブログ。


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久々にレビュー依頼をいただきました!

 

 

今回はこれ!ダンカンの最新バイメタル「ORBITAL」です!スプラッシュが美しい! 

 

 

オービタルはチームダンカンメンバーでありヨーロッパチャンピオンでもあるTal Mordoch選手のシグネチャーモデルです。現役選手のシグネチャーということで先に発売されたヘイメイカーよりもコンテスト向けのデザインになっています。 

 

ボディシェイプはラウンドからのインバースラウンド。外周のラウンド部分とインバース部分が半々くらいの配分になっています。 

 

 

アウターリムはステンレス製。こちらのカラーではリムにロゴが刻印されていますが、他のカラーではフェイスにロゴが入っているものもあります。フィンガースピンをプレイしたい人とそうでない人の両方が満足できる良いバリエーション。 

 

 

軸回りはもちろんローエッジ。FHPから採用された赤っぽいSGステッカーが貼られています。 ベアリングはDifライセンスコンケイブです。

 

使用感について。

 

ひと振りでわかる魅力「めっちゃ回る!」

 

大型のリムによってミドルサイズの65g級とは思えないほどの回転力があります。特にスリープが弱くなってきてからの粘りが格別です。

 

 操作フィーリングはステンレスリムのバイメタルらしさがよく出ています。直線的で、実重量よりも重く感じるあれです。普段近い重さのモノメタルを使っている人には結構重く感じてしまうかも。 

 

オービタルも動作によって重さの感じ方が変わるヨーヨーです。マウント状態ではほぼ均一な重量感ですが、マウントから解放された次の動作の瞬間、2割くらい重く感じます。 動作的に重さを感じやすいポイントですが、ヨーヨーによってはそこまでフィーリングに変化が現れないものもあるので、これもオービタルの特徴のひとつといってよいでしょう。

 

多少乱暴に扱っても大丈夫なくらい傾き耐性が高いヨーヨーなので、ピンホイールやサマーソルトを力いっぱい回したい人、ホップを勢いよく上げ下げしたい人、アンブレラやジェントリーコンボのようなストリングをピンと張ってヨーヨーを動かすのが好きな人はきっと頼もしく感じると思います。 

 

唯一気になったのがネジ穴の加工。他の同価格帯のメタルと比べて若干荒いように見えます。ダンカンデラックスシリーズほどではなく、個体差の範囲といってよい程度だけど…

 

ボディ素材は7075なのですぐに大きな影響が現れることはないと思いますが、購入したらネジ穴を洗浄して優しく組みなおす作業をしておくことをお勧めします(ネジ穴加工が荒い場合金属粉が出ている可能性もあるため) 

 

 

ダンカンの新作バイメタルは見た目通りの性能を持つヨーヨーでした。噂によると生産数があまり多くない?モデルらしいので、気になる人は早めにゲットしてみてください!

 

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あけましておめでとうございます!3月半ばだけど!

今年もよろしくお願いします!

 

2017年1発目の記事はもちろんこれ。

 

 

新型メタルドリフター!待ってました!
モッズミーティングで触らせてもらってから心待ちにしていたモデルがとうとう発売したのです。

過去作のメタルドリフターとあわせて紹介したいと思います。

 


■メタルドリフターというヨーヨー

 

メタルドリフターは2010年に登場したダンカンのエントリーフルメタルです。

フルプラの平均重量を下回るほどの軽さと握りやすいミドルサイズボディが生み出す軽快な動きが特徴のヨーヨーで、マイナーチェンジしながら長期にわたって販売されています。

 

 

フルメタルヨーヨーとしては異例のボルト/ナット構造が採用されており、軸折れに強い反面ブレが出やすいなどのデメリットも抱えていたため国内での評価は「それなりのエントリーモデル」という評価に留まることが多いモデルであったように思います。

 

一方、ブレも回転力の低さも気にしないフィーリング重視の僕にとってはとても愛おしいヨーヨーで、今日の今日までずっと愛機として使い続けています。

 


■バージョンごとの違い

 

2017年版以前のメタルドリフターには2つのバージョンが存在します。

 

<オリジナル版>

重量:61g(公表値。実測約58.3g)

直径:52.6mm(公表値。実測約52.7mm)

幅:39.3mm(公表値。実測約39.3mm)

ベアリング:サイズAフラット

レスポンス:シリコンステッカー(iD12mm)

 

まずはオリジナルである初期型。ダンカンハードコアシリーズでおなじみのスペーサーシステムが採用されていて、パーツキットを併用すれば自分好みのギャップに設定することが可能です。

 

 

ヨーヨーはコンマ数ミリの違いがフィーリングに大きく影響するので、スペーサーシステムによる調整可能な構造は今でも大いに評価できるポイントだと思います。

 

 

そんな初期型、個体にもよりますがそこそこのブレと、切削の粗さがあります。フェイスの着色もラッカー塗料で、ややムラあり。

 

<マイナーチェンジ版>

重量:61g(公表値。実測約58.5g)

直径:52.6mm(公表値。実測約52.9mm)

幅:39.3mm(公表値。実測約39.4mm)

ベアリング:サイズAフラット

レスポンス:シリコンステッカー(iD12mm)

 

次に改良型。

スペーサーが廃止され一般的なフルメタルに近い構造になりました。ボルト/ナット構造由来の微妙なブレは残っていますが、前作よりも安定した回転を見せてくれるバージョンです。ボディの切削精度も向上しています。

 

 

改良型もフェイスの着色は塗料のままですが色味が薄くなり、ムラの度合いも軽くなっています(写真のMDはボルトキャップの塗装をエタノールで除去しています)

 

 

どちらのバージョンもまるで小さいベルを回しているような感覚がある不思議なヨーヨーです。

 


■2017年版のメタルドリフター

 

そしてこれ、2017年最新版です。最新版は前作からさらに大きな変更が加えられています。

 

重量:60g(公表値。実測約58.0g)

直径:52.6mm(公表値。実測約52.9mm)

幅:約39.3mm(公表値。実測約39.4mm)

ベアリング:サイズCマイナス(別売りのサイズCも搭載可能)

レスポンス:ダンカンSGステッカー

 

 

ボルト/ナット構造は廃止され完全に普通のフルメタル構造になりました。併せてフェイスもすっきりした印象に。

 

 

リムの厚みはマイナーチェンジ版から0.1mmほど増量。リムから中心にかけてのカーブも変わっているので数字よりも肉厚な印象を受けます。

 

 

マイナーチェンジ版(左)と最新版(右)の比較。リム外周の成形も変わっていることがわかります。フラットめな部分が増えていますね。

 

 

レスポンスはデファクトスタンダードなYYFスリムサイズのSGステッカー。フリーハンド2017と同じ少し厚めのものが採用されています(微妙にツライチじゃない)

ベアリングはサイズC。初期搭載のサイズCマイナスはステンレスっぽいドライベアリングで、これまでに買ってきたどの引き戻しメタルよりも品質が良い…すばらしいです。

 

 

ダンカンメタル付属のDifライセンスコンケイブを入れるとこんな感じ。ギャップには若干の余裕が残されているので0.3mmくらいのシムなら入りそう。

 


■フルメタルヨーヨーらしさが増したメタルドリフター

 

開封時は完全な引き戻しではなく半バインドのような状態になっています。「レスポンスに戻りを依存している引き戻し」というやつです。ループ系のオイルを1/4~1/2滴程度注油することで完全な引き戻しになります。

 

 

ブレインツイスターやトラピーズなどの単純な1重マウントであれば何の不都合もないすべり。ガツガツしすぎていない程よい戻り。引き戻しのヨーヨーとしてかなり使いやすいバランスで調整されています。

 

 

引き戻しの操作に慣れた中級以上のプレイヤーにとってはベストチョイスのひとつになりうる性能だと思います(メーカー的には初心者をターゲットにしている製品ですが、僕としては真の初心者にはより安全なフルプラ引き戻しを使って欲しいのでこういう書き方をしています)

 

 

通常厚のサイズCを入れて完全バインドにした状態のフィーリングも素晴らしいです。前作から重量バランスが変わったことで回転力はより高く、フィーリングは少し重くなり「フルメタルヨーヨーらしさ」がしっかりと出ています。

 

 

魅力のひとつでもあった「メタルらしからぬ頼りなさ」が鳴りを潜めたことでより万人受けするヨーヨーとして仕上がっています。この点については寂しいような、嬉しいような、複雑な気持ち(笑)

 

とはいえ「トレンドトリックへの対応力」といったいわゆる「競技適性としての性能」を突き詰めて設計されたヨーヨーとは異なる持ち味は健在です。

 


■気軽さ満点のフルメタル

 

 

メタルドリフターは数あるフルメタルの中でもトップクラスの「気軽さ」を持つヨーヨーです。単純に実重量が軽いので体への負担も小さいし、それでいてトリックに支障が出るほど性能が低いわけではない。外側がシルバーアルマイトなので万が一どこかにぶつけてしまってもキズが目立ちにくい。使えないくらいハデに壊しても財布へのダメージが小さい。安いのでカラバリを揃えやすい。おきがるヨーヨーここに極まれり、です。

 

レーサー先輩と。

 

新世代のメタルドリフター、時代に即したすばらしい形で誕生してくれました。1Aはもちろん、3Aや5Aのようにヨーヨーを傷つけやすいスタイルの練習用としてもおすすめです。

 

スピンギアさんのメタルドリフター販売ページはこちら。開発秘話なども載っています。

 


■余談①:ラウンドの復権?

 

ここ最近、ステップストレートやインバースラウンド、Hプロファイル、突き詰めたローエッジといった新世代の定番とは異なる仕様のヨーヨーが増え、世代を問わず支持されるという面白い流れが来ています。

 

ドンズバクラシカルなムーンシャイン、シェルパ、ゴージ。

 

バンプなどのアレンジを含むラウンドのファーストベース、ピーク2、キャプスタン、キックスタート。

 

ベアリングとレスポンスが現代的ならシェイプを問わず愛される時代になったというか、プレイヤーがヨーヨーに合わせて遊ぶ機運が高まったというか。トリックも1A用に設計されているヨーヨーなら機種をとわず出来そうな構造のものが増えていたり。何にせよ個人的にとても喜ばしい状況です。

 

そんなタイミングで発売された新型メタルドリフター、旧型よりもきっと注目されることでしょう。みんな買ってみてね。ホントおすすめだよ。

 

■余談②:モッズしたメタルドリフター

 

うちには複数のメタルドリフターがあるので一部にはワイドセパレーターモッズを施しています。

 

 

レセスの外周と内周を埋めて、スモールサイズのオルタナパッドを貼る。サイズAの2017年版って感じ。デフォルトとはまた一味違うフィーリングでお気に入り。

 

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 毎年恒例、個人的ヨーヨーランキングの時期がやってきました。発売時期に関わらず「僕が今年買ったもの」をランク付けして発表します。

 

第5位
ベースキャンプ「ムーンシャイン」


 2016年生まれの幅狭ラウンドバタフライです。軽すぎず重すぎない操作感が素晴らしい一品。懐かしさを感じるシェイプのヨーヨーをYYF&CLYWという若い世代から絶大な支持を得ているメーカーが生み出し、競技シーンの前線を走るプレイヤーがプロモーションする。それによってベテランや一部のマニア以外にもこの形状の魅力を伝えてくれた。この功績はとても大きいと思います。このままこういう形状のヨーヨーを継続的に提案していってほしいところ。

 

第4位
アウディ「ジァンファーリンS(フェザーブレイドS)」


 スピンギアさんのセールで手に入れた少し古いモデル。金属リムの誕生をリアルタイムで経験し、色々な金リムを使ってきましたが…このヨーヨーのフィーリングは格別でした。軽量のボディに幅の広いリム、アウディパッドの柔らかいリターン。これがジャムから出ていたらバカ売れしたんじゃないかってくらい素晴らしいヨーヨーです。OEMなりレギュラーラインアップにするなりして継続生産してほしい。タイアップグッズで終わらせるのが惜しい名作ヨーヨーです。

 

第3位
ダンカン「フリーハンドプロ」


 満を持して登場した2016年版のフリーハンドです。おなじみのフリーハンドキャップを採用しつつそれ以外の部分がフルモデルチェンジされました。幅広のステップストレートシェイプ、シリコングルーヴステッカー、サイズCベアリング。FHZwithPよりも現代的な仕様でより多くの人に興味を持って持ってもらえるヨーヨーに仕上がっていると思います。性能面も申し分なし。カウンターウエイトダイスが付属しているのでこれから5Aを始めたい人にもおすすめです。

 

第2位
リセス「ファーストベース」


 タイラーセイヴァレンス氏によって立ち上げられたメーカーのフルプラヨーヨーです。YYRのヨーヨーのようなネジ切りベアリングロックがボディをボディに埋め込む構造のためモールド成形のフルプラながら非常に安定した回転を見せてくれます。親しみやすいバンプつきラウンドボディの感触は初心者もベテランも満足させてくれることでしょう。サイズCマイナスとセンタートラックの両方が付属している点も嬉しいポイント。まだバインドを覚えていないプレイヤーでも不自由なく遊べるヨーヨーです。

 

第1位
マジックヨーヨー「スカイヴァ」


 チタンヨーヨーを製造しているラフトヴァークとマジックヨーヨーのコラボ製品です。競技ヨーヨーのセオリーを押さえつつプラスティックでしかなし得ない形状で成形されたスカイヴァは安価なフルプラでありながら素晴らしい回転力と操作性を実現しています。メタルっぽさもあるし、セラミックっぽさもある。質感・操作感の両面から「ただのプラヨーではない」オーラが漂っています。

 特筆すべきはフィンガースピンに特化したフェイス形状。指先をセンターに導く形状はヨーヨージャムの「ラテラルキャップ」や「セオリー」を彷彿とさせますが、スカイヴァはさらに最適化が進んでおり、フィンガースピン初心者の僕ですら余裕で1分以上回すことができてしまいます。ストリングプレイヨーヨーとしての完成度、フィンガースピンへの適応力。どちらも非常に優秀。文句なしの第1位です!


番外編①:今年一番使ったヨーヨー
ダンカン「メタルレーサー」


 たくさん買いました。たくさん振りました。愛機ストリックスのお株を奪う勢い…というかもう奪ってるんじゃないかってくらいどこにでも連れ出していたヨーヨーです。本当に使いやすいし、見た目も最高。一昨年から愛用していたけれど今年一年でさらに大好きになったヨーヨーです。未体験の人は騙されたと思って使ってみて欲しい。え、騙された?知らない知らない。

 

番外編②:なんだかんだで多用したマイナーヨーヨー
コールドメタル「CO2」


 国内入荷したヨーヨーの中ではかなりマイナーな部類に入るヨーヨー。妙に動かしやすい。握った時のフィット感も妙に良い。2個買っておいて本当によかった。5Aチャンプのシグネチャーモデルだが細かい動きの1Aで真価を発揮すると思う。ネストさんに中古が出たらぜひ。おすすめ。

 

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 今年はプラヨーが豊作の年でした。イーグル1、ホイールズ、フリーハンド、フリーハンドプロ、ファーストベース、スカイヴァ、スピーダホリック、ビッグディッパー、イエティ2.0、LP、スピンスター、カバル、ポーン…パッと思いつくだけでもこんなにあります。すごい数だなあ、ほんと。今年の新製品でプラヨーに興味が湧いた人もいるんじゃないでしょうか。

 

 プラヨーに興味が出てきたらバインド1A機種ではない初心者向けの機種もぜひ手にとって見てください。普通に楽しいし、ヨーヨーをやったことがない友達に貸せるというメリットもありますよ。特にイーグル1とスピンスターがおすすめ。

 

そんな感じで、以上今年のランキングでした。みなさま良いお年を!

 

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