福岡県内で相次ぐ発砲事件を受け、北九州市を13日に訪問した警察庁の安藤隆春長官は北九州市警部で捜査員ら約120人を前にあいさつ。指定暴力団工藤会の新事務所設置を巡る地元住民の暴力追放運動について「盛り上がりに、敬意を表しなければならない。住民の運動を警察は全面的に支援しなければならない」と訴えた。

 工藤会について「暴力排除活動に参加する住民や企業に、発砲などの極めて凶悪な犯行を繰り返す団体だ」と指弾。「今後の日本の暴力団対策、社会全体で暴力団を孤立化させていく運動の将来の成否が、北九州地区の暴力団対策にかかっている」と述べた。

 福岡県内で発生した発砲事件は、08年まで5年連続で全国最多。09年は4件で2位だったが、10年は12日現在、8件に上る。北九州市では3月15日、工藤会の新事務所撤去を求める自治総連合会幹部宅が銃撃されている。

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