前回、3人目の出産をためらう母親の声を紹介したが、この春に双子の娘が高校に入ったという親御さんからは、切実な心情をつづったメールが寄せられた。

 《1人だけ私立になったら、2人私立になったらと内心ヒヤヒヤでしたが、無事同じ公立に合格し安心しました。授業料無償だから助かるねといわれますが、教科書や副読本、制服に体操服や入学金は現金払いで、合格発表後すぐに要ります。もちろん私立よりは安いですが、何十万円も使いました》

 子供が大勢いれば、親の負担はさらに重くなる。4人の子宝に恵まれ、上の2人が私立と公立の高校に在学中という広島県の女性(40)は、《この不景気に、親はどうすればいいのか途方に暮れている。高校無償化はありがたいです》とし、《高校の無償化は、今の子供への国からの投資だと考えることはできないのでしょうか》と提起する。

 《いずれ子供たちは大人になり、税金を支払います。それで、高校無償化にしてもらったのを返していく、と考えていただけるとありがたいです》

 この女性は半面、《この先、必ず税金は上がるはず》とも予測している。高校授業料無償化は、国民の負担増加という観点からも考えなければならないだろう。

 一方、母子家庭で育ち、4人きょうだいの末っ子だった女性(28)からは、こんなメールが寄せられた。

 《家は貧しく生活保護を受けていて、家庭の事情を知っていたので、私は奨学金制度を利用して高校に進学しました。全額返納に10年かかりましたが、自分で選んで高校へ入ったので、家計を助けるために奨学金を借り、自分で返しました》

 その上で、女性は訴える。《アルバイトもできる年齢ですし、奨学金も借りられる。本当に学びたいなら自分で考えて高校に進学します。義務教育ではないし、中退ができる高校を無償化しては税金の無駄遣いです》

 大半が進学するとはいえ、高校はあくまで義務教育ではない。教育費の問題を突き詰めると、改めて「行くことの意味」が問われるようにも思う。(健)

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