今日も暑い一日でしたが渋谷のスタジオでバンドの朝練(笑)した後、投票を済ませてきました。

夕方から雨が降って来たせいもあってか、この時間はちょっと涼しくなってきました。


今日はジャケットもサウンドも夏にぴったりの一枚でつい最近Chiekoさんろうずさん も紹介していたアルバム、イギリスの柳ジョージことデイヴ・メイスンが1975年にリリースした7thアルバム「Split Coconut」です。
Blues Power


Produced By Dave Mason And Bruce Botnick


Dave Mason(vocals, guitar, slide guitar)
Jim Krueger(guitar)
Jai Winding(organ, synthesizer, piano, keyboards)
Mark Jordan(organ, keyboards, clavinet)
Gerald Johnson(bass)
Rick Jaeger(drums)
David Crosby,Graham Nash(background vocals)
The Manhattan Transfer(vocals, background vocals)
Emil Richards(percussion, marimba)


デイヴ・メイスンの最高傑作と言える今作ですがCDはずっと廃盤状態が続いていて、一昨年に6thアルバム「Dave Mason」 との2in1が輸入盤で、今年の4月になって国内盤の紙ジャケがようやく再発されました。


今作からベースに元スティーヴ・ミラー・バンドのジェラルド・ジョンソンが加入した事で、前作からの泥臭さの

薄れたメロディアスで爽やかなサウンドにファンキーな側面が加わりました。


またもう一人のギタリスト、ジム・クリューガとのコンビネーションも絶妙でM-6のGive Me A Reason Whyでは

ソロ・パートを完全に彼に任せてデイヴ・メイスンはヴォーカリストに徹しています。


ど頭、タイトル・チューンのSplit Coconutはベースのジェラルド・ジョンソンとドラムのリック・ジェーガーの叩き

出すファンキーなリズムがめちゃくちゃごきげんなインストルメンタル・ナンバー。


マーク・ジョーダンのファンキーなクラヴィネット・ソロ、デイヴ・メイスンのいつもの芸風のギター・ソロもグッド。


当時、大学1回生だった僕はこの1曲ですっかりノック・アウトされました。


M-2のCrying, Waiting, Hopingはバディ・ホリーのカヴァーでコーラスはマンハッタン・トランスファー。


トロピカルでカリヴィアンなサウンド・アレンジはジャケットそのまんまのイメージで聴いているだけで涼しくなってきますよね。

M-7のTwo Guitar Loversはタイトル通りのツイン・ギターのハーモニーが印象的なナンバー。


メロウで美しいメロディー・ラインと右チャンネルのジム・クリューガ、左チャンネルのデイヴ・メイスンのギターのコンビネーションは絶品です。


前作、そしてこのアルバムで確立されたデイヴ・メイスンのバンド・サウンドは次作の傑作Liveアルバム「Certified Live」 で結実します。


スプリット・ココナッツ(紙ジャケット仕様)/デイヴ・メイスン

1.Split Coconut
2.Crying, Waiting, Hoping
3.You Can Lose It
4.She's A Friend
5.Save Your Love
6.Give Me A Reason Why
7.Two Guitar Lovers
8.Sweet Music
9.Long Lost Friend

Split Coconut、Crying, Waiting, Hoping、Two Guitar Loversの試聴はこちらヘッドフォン