06年に愛媛県松前町の男子高校生(当時16歳)が暴行を受けて死亡した事件で、高校生の遺族が「県警が誤った説明を報道機関にしたため名誉が傷つけられた」として、県に謝罪広告と慰謝料など690万円を求めた裁判の判決が14日、松山地裁であった。山本剛史裁判長(代読・濱口浩裁判長)は原告の訴えを一部認め、慰謝料33万円の支払いを命じた。謝罪広告は棄却した。

 訴状などによると、高校生は06年8月11日、松山市内で、元少年(当時18歳)から一方的に顔や腹部をけられるなど暴行されて死亡した。県警松山南署が「けんかの結果負傷し、死亡した」と発表し、その内容に基づき新聞各社が報道したため、「誤った発表で死者の名誉が棄損され、遺族の人格権も侵害された」と主張していた。

 傷害致死罪に問われた元少年は、刑事裁判で一方的な暴行を認定され実刑判決が確定している。【柳楽未来】

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