門脇孝・東大大学院医学系研究科教授は4月13日、ノバルティスファーマのプレスセミナーで講演し、16日付で薬価収載される同社のDPP-4阻害薬エクアについて、「スルホニル尿素薬(SU薬)と併用する際には注意が必要」と注意喚起した。

 また、2型糖尿病治療の中でのエクアの位置付けについて、「多くの2型糖尿病患者にファーストチョイスとして考慮し得る」と指摘。HbA1c7.5-8%程度の患者が6.5%を目指すことも可能だとした。
 一方、HbA1cが8%を超える患者で、単剤では効果が不十分な場合には、他剤との併用や切り替えも必要になるとした。

 現在エクアと併用が認められているのはSU薬のみだが、門脇教授は「(既に販売されている)DPP-4阻害薬とSU薬高用量との併用で重症低血糖が起きた事例が10以上報告されている」と指摘。重症低血糖はいずれも投与2-4日後の早い時期に発現し、昏睡も何例か見られたが、すべて既に回復しているという。門脇教授は、特に65歳以上の高齢者で、SU薬としてアマリールを投与している場合は、あらかじめ2mg以下にまで減量した上で併用する必要性を強調した。

 また、既に販売されているDPP-4阻害薬が1日1回投与なのに対し、エクアは1日2回投与だが、これについて門脇教授は、24時間にわたりDPP-4の働きを90%以上 阻害できる投与方式だと評価した。また、単純比較はできないとしながらも、臨床試験の結果からは、空腹時2時間血糖値の低下やHbA1cの低下が他のDPP-4 阻害薬よりも大きかったとも指摘した。

 安全性については、これまでの全世界での臨床試験から、他の糖尿病治療薬に比べて特に問題となる副作用は見られなかったとしながらも、長期投与時に注意が必要だとした。


【関連記事】
糖尿病領域の活動強化でビジネスユニット創設―サノフィ・アベンティス
「糖尿病初の再生治療薬になる可能性」―仏サノフィ導入の新規化合物
新規2型糖尿病治療薬ビクトーザ、4月保険適用は見送り
新規2型糖尿病治療薬に併用効能を追加申請―武田薬品
「新しい2型糖尿病治療薬に期待」

地元・米の合意得る…首相「決着」へ決意表明(読売新聞)
橋下知事「大阪全体で再生考える」泉北ニュータウン協、初会合(産経新聞)
Microsoft、「Silverlight 4」のRC版をリリース
<井上ひさしさん>9日に死去、75歳…小説家・劇作家(毎日新聞)
報道は「事実誤認」=鳩山首相(時事通信)
AD