kacyaman
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2008-07-25 08:33:27

週刊「バローレ通信」 Vol. 068 2008/07/25

テーマ:週刊 バローレ通信
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 『バローレ通信』                  vol.068  2007/07/25
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ

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バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。 

バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■  

 1.今週の出来事
 2.今週のバローレ探求
 3.バローレのある暮らし
 4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
 5.編集後記
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1.今週の出来事 :コンサルタントと成果主義

22日に発表された労働経済白書で「業績成果主義的賃金制度が人件費
抑制的な視点に傾きがちで、労働者の満足感が長期的に低下している」と
指摘していました。

 先日、あるコンサルティング会社の方が、「私たちは、お客様の場所にい
る時間しか、お客様にチャージできない。 A社にお邪魔している時間をB社
にチャージすることはできない。」とおしゃっていました。 確かに、多くのコ
ンサルティング会社の請求は、何月何日xxの件という感じでチャージします。

 この話で、私は2つのことを考えました。 コンサルタントは、物理的にそ
の時間は、そのクライアントの専従になる。 そのクライアントのためだけに
能力を発揮している。 だから、訪問している日をチャージするのは正しい。

 もう一つは、コンサルタントの成果物の価値についてです。 短い時間で
も的確なアドバイスをして実践へと導いてくれるコンサルタントがいます。 
他方、新入りのコンサルタントを多数引き連れてきて、話を聞くだけ聞き、
過去の資料を再編集しただけの分厚い報告書を置いていくコンサルタント
もいます。(クライアント側の依頼のしかたが甘い場合によくあります。 自
戒を込めて。)

 コンサルタントという職業で、時間チャージというのは正しいのか? 単
価にそれぞれの実力や経験が含まれるとしても、職業の性格からして違
うのではないか? では、成果見合いの報酬なのか? それとも時給と成
果報酬のコンビネーションなのか? どちらの場合でも、あそこは払った
以上の働きをしてくれる。 そうした評判が市場での淘汰を促します。

 コンサルタントという職業は、クライアントの課題に対して持てる能力と
才能を集中させて発揮する厳しい職業です。 プロフェッショナル性を求め
られるだけに、前出のコンサルタントの方は成果報酬型の契約への移行
を考えてらっしゃるのかなと思いました。
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2.今週のバローレ探求: 企業を売買するということ

バローレの高い会社が、買われるということがあるのでしょうか? バロー
レは高いが財務が弱い。 儲かってはいるが、バローレは低い。 これまで
多くの会社を見てきましたが、程度の差はあるものの、どちらかのケースに
当てはまり、ちょうどバランスのとれた会社は、逆に少ないように感じます。 

 2000年にマイケル・ポーターが東京で講演を行なった際に、「ここにROE
20.5%のA社とROE22.4%のB社があります。 どちらが業務効率は良いでしょ
うか?」「A社は平均ROE10.7%の運送業界で業務の効率化を図り、20.5%を
達成している業界のトップ企業です。 B社は、平均ROE27.5%の製薬
業界であまり成績の良くない企業です。」「企業は、どう業務効率を上げる
かに注目していますが、どの産業で活動するかにもっと注力すべきである。」
という内容でした。

 この講演を聞いて、「ROEをベースにした経営はツマラナイ」と感じました。
企業として何をしたいのか? ありたい姿は何か?が感じられないからです。
 私の周りにいるコンサルタントの方々は、日本に限らず世界中にあるバロ
ーレは高いが財務が弱い、あるいはアウトプットのしかたがマズイという会
社の強化に日夜、東奔西走しています。

結果として、財政難になりバローレの高い会社も売却という道をたどらざ
るをえない場合もあります。 できれば、バローレの高い会社を育てた経営
者を温存して、財務や業務効率の向上で何とかするのが王道です。 企
業のデューデリは、企業を売買するためでなく、改めて自分たちの会社の
存在価値を見直し、財務の巻き返しに向けて頑張るための指標となれば
よいと考えています。
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3.バローレのある暮らし

 24日は、日帰りで大阪出張でした。東京から大阪までの新幹線の中は、
文章を書くのには最適です。 資料がいらない場合は、集中して文章を組
み立てることができます。 今回も、行きの新幹線で連載の原稿を一気に
書き上げ、帰りの新幹線でメルマガを書いています。

 何故、新幹線の中は集中できるか? 恐らく、携帯もマナーモードにして、
基本的に出ず、ネットもつながっていないので、メールが入ってこないから
だと思います。

 来年から新幹線の中でもネットがつながるようなサービスが始まるとのこ
と。そうなっても、接続しないようにしようと思います。 ネットから隔絶され
たリゾートが世の中からドンドン少なくなっていきますね。
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4.バローレ交流 ~皆様からのお便り

先週もお便りを3通いただきました。 ありがとうございます。

昨日お会いした会社の社長さんが、「勝くんよくメルマガ続くね。毎週、多
面的な意見を書くのは大変だろう。」とおしゃってくださいました。 実は、
前職のころから改革活動の社内宣伝メルマガを毎週出していたりして、
書くことは苦ではありません。(読む方、受け取る方の苦を考えなければ
ですが・・・。いつも皆さんお付き合いいただき、ありがとうございます。)

 書く内容も仕事をする中で、いくつか必ず沸いてきます。 これからも、
読者の皆さんから、「もう、送ってこなくてもいいよ。」と言われないように、
新鮮な切り口で情報をお伝えできればと思います。
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5.編集後記

私は、こんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 皆様のご意見、
ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。
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