2007-10-26 13:40:47
週刊「バローレ通信」 Vol. 029 2007/10/26
テーマ:週刊 バローレ通信
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『バローレ通信』 vol.029 2007/10/26
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ
________________________________
バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。
バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■
1.今週のニュースから
2.今週のバローレ探求
3.バローレのある暮らし
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
5.編集後記
________________________________
1.今週のニュースから :『有りか?無しか?』
むきあん:回収した団子から分離した餡子
むきもち:回収した団子から分離した餅
先付け:製造年月日に未来の日付を入れること
巻き直し:製造年月日の記載された包装紙を剥がし、新しい包装紙を貼ること
岩波書店から来年1月11日に10年ぶりに改訂された「広辞苑」が発売される。
もう印刷に入っているので、上の4つは含まれることはないであろう。
私の母も、義理の母も「赤福」が大好きである。(あった。) 大阪駅で買って
土産に持って行ったりした。 二人とも健在であるが、発売が再会されても、あ
まり喜ばないと思う。
「当日中にお召し上がりください。」という商品を駅のキオスクなどで売り、商
売柄、優れた需要予測とサプライチェーンを持っているのだろうなと、注目して
いた企業であった。 売れ損じは売上のチャンスを逃すし、売れ残りは廃棄費
用を膨大に招く。 鮮度を要求されればされるほど、その管理は難しくなり、
技巧を凝らしても当たらなくなる。
鮮度を重視するなら、販売店を近くに限定し、数を増やさない。 日持ちする
ものでも、商品回転に気をつけながら、拡大していく。 人として、社会として、
会社として、というよりも、自分の仕事としての守るべきラインを大切にしたい。
「よう、そこの団子むき終わったら、あんは袋に詰めて和菓子屋に出荷しといて
な。」 有りか?無しか? 無しでしょう。
________________________________
2.今週のバローレ探求 :『「ありたい姿」は逃げ水のように』
バローレの高い人に共通しているのは、「いや、大したことはしてないですよ。
普通にやってるだけ、普通に。」とおっしゃいます。 でも、他の我々からすると、
「いやー、すごいことを成し遂げていらっしゃる。」という評価になります。 決し
て「そうだ、凄いだろう。 俺は、こんなにやっているのだ!」という方は、バロ
ーレの高い方にいらっしゃいません。
これは、何故だろうと考えてみたのですが、恐らく「ありたい姿」のレベルが
我々と違うのですね。 もっと、高い所を見ている。 それで、今やっていること
は、「ありたい姿」の実現からすると、まだまだ序の口という感覚なのでしょう。
そういう意味からすると、「ありたい姿」は、最初から遠くにあるのか、あるい
は、達成に近づくと「逃げ水」のように、またさらに高みへ離れていくのか?
高みに離れていくとしたら、その要因は何か? 謙虚さ、理想の高さ、追求心?
こうして、バローレの高い人は、芽が出て、さらにどんどん「ありたい姿」を追
いかけ、バローレの低い人は、ますます愚痴や自分中心の消費に走る。 こ
う考えると、何も最初からすごいことを考えず、今の立ち位置から、今の自分
にとっての「ありたい姿」を描き、地道に信念を持って進んでいけばよいことが
わかります。
________________________________
3.バローレのある暮らし
天気が良い日は、自転車で海岸のサイクリングロードを走ります。 先日は、鵠
沼から茅ヶ崎まで走り、着いた先のインド料理屋でカレーを食べました。 帰り道
のビルの2階に、自転車のパーツが見えるお店があるので、入ってみました。
店は電気がついていないのに、ドアが開いていて、気になるので、覗いてみまし
た。 すると、店主とおぼしき私と同年代くらいの方が、自転車を組んでいました。
「オリジナルですか?」と訪ねると、「ええ、年配の女性なんですけど、自分の体に
合う自転車が欲しいということで、サイズを測り、パーツを選び、今、組んでいるん
です。」「街中も走り、山を登ったりもするので、太いタイヤ幅にも対応できるよう
にしてあります。」「フレームは、最近アルミが多いのですが、やっぱり粘りがある
のでクロモリを使ってます。」などと、いろいろ話してくれました。
私も、中学の頃は自転車少年で、自転車で遠出もしていましたし、自転車の分
解組み立てや、パーツの種類などには、詳しいほうでした。 特に買う気のなさそ
うな私たちに、ご主人は、色々と教えてくれました。 「また、寄ってください。
散らかってますけど。」 こうした使い手と直接対話のできるお店の存在と、そこ
で働く方とのふれあいに、私はバローレを感じます。
_________________________________
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
勝さん こんばんは.
いつも,バローレ通信,ありがとうございます.
ダンドリストも面白いですね.
遅くなってすみませんが,先週(Vol. 27)の内容
「人は、どんなときに「この方はバローレが高い」と感じるのでしょう?」
の二つ目
「一緒に、あるいは近くで行動を見ていて、「ああ、すごいな」と感じる
というパーターン。 」についての私の意見を少し.
客観的に見るととんでもなく「すごい」ことをしているのにもかかわらず,
本人は「すごいこと」をしているという自覚がないというか,
「これって,普通にしてたらできたよぉ.」としか見えないような人に,
「ああ,すごいなぁ」と感じます.
よ~く見てみると,そういう人たちは,
準備から本番(本番というより,次の過程,次の過程・・と続く場合も含めて)
まで手順を省略しないで,着実に進めている人が多いように思います.
その結果として,周りから見ると「すごい」ことを達成しているのに,
本人は「ふつう」のこととしか捉えていないような..
それでもって,周りの人たちに感謝を忘れないような人かな..
「俺の力だ!」って奢らない・・
そういう人は,すべての過程を見通しているので,
自分がやったところ,周りに助けてもらったところが
わかっているんでしょうね.
_________________________________
5.編集後記
今週のお便りは、大阪の小木曽さんからのお便りでした。 今週のバローレ探求
は、小木曽さんからのお便りを読んで、自分なりに考えてみました。 小木曽さん
は工学部の先生なので、ものづくりのプロセス(過程)に注目しているのですね。
やはり、視点はそれぞれです。
皆さんの「私はこんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 ご意見、ご
要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。
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Copyright(C) 2007, バローレ総合研究所掲載記事の無断転載
『バローレ通信』 vol.029 2007/10/26
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ
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ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。
バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■
1.今週のニュースから
2.今週のバローレ探求
3.バローレのある暮らし
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
5.編集後記
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1.今週のニュースから :『有りか?無しか?』
むきあん:回収した団子から分離した餡子
むきもち:回収した団子から分離した餅
先付け:製造年月日に未来の日付を入れること
巻き直し:製造年月日の記載された包装紙を剥がし、新しい包装紙を貼ること
岩波書店から来年1月11日に10年ぶりに改訂された「広辞苑」が発売される。
もう印刷に入っているので、上の4つは含まれることはないであろう。
私の母も、義理の母も「赤福」が大好きである。(あった。) 大阪駅で買って
土産に持って行ったりした。 二人とも健在であるが、発売が再会されても、あ
まり喜ばないと思う。
「当日中にお召し上がりください。」という商品を駅のキオスクなどで売り、商
売柄、優れた需要予測とサプライチェーンを持っているのだろうなと、注目して
いた企業であった。 売れ損じは売上のチャンスを逃すし、売れ残りは廃棄費
用を膨大に招く。 鮮度を要求されればされるほど、その管理は難しくなり、
技巧を凝らしても当たらなくなる。
鮮度を重視するなら、販売店を近くに限定し、数を増やさない。 日持ちする
ものでも、商品回転に気をつけながら、拡大していく。 人として、社会として、
会社として、というよりも、自分の仕事としての守るべきラインを大切にしたい。
「よう、そこの団子むき終わったら、あんは袋に詰めて和菓子屋に出荷しといて
な。」 有りか?無しか? 無しでしょう。
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2.今週のバローレ探求 :『「ありたい姿」は逃げ水のように』
バローレの高い人に共通しているのは、「いや、大したことはしてないですよ。
普通にやってるだけ、普通に。」とおっしゃいます。 でも、他の我々からすると、
「いやー、すごいことを成し遂げていらっしゃる。」という評価になります。 決し
て「そうだ、凄いだろう。 俺は、こんなにやっているのだ!」という方は、バロ
ーレの高い方にいらっしゃいません。
これは、何故だろうと考えてみたのですが、恐らく「ありたい姿」のレベルが
我々と違うのですね。 もっと、高い所を見ている。 それで、今やっていること
は、「ありたい姿」の実現からすると、まだまだ序の口という感覚なのでしょう。
そういう意味からすると、「ありたい姿」は、最初から遠くにあるのか、あるい
は、達成に近づくと「逃げ水」のように、またさらに高みへ離れていくのか?
高みに離れていくとしたら、その要因は何か? 謙虚さ、理想の高さ、追求心?
こうして、バローレの高い人は、芽が出て、さらにどんどん「ありたい姿」を追
いかけ、バローレの低い人は、ますます愚痴や自分中心の消費に走る。 こ
う考えると、何も最初からすごいことを考えず、今の立ち位置から、今の自分
にとっての「ありたい姿」を描き、地道に信念を持って進んでいけばよいことが
わかります。
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3.バローレのある暮らし
天気が良い日は、自転車で海岸のサイクリングロードを走ります。 先日は、鵠
沼から茅ヶ崎まで走り、着いた先のインド料理屋でカレーを食べました。 帰り道
のビルの2階に、自転車のパーツが見えるお店があるので、入ってみました。
店は電気がついていないのに、ドアが開いていて、気になるので、覗いてみまし
た。 すると、店主とおぼしき私と同年代くらいの方が、自転車を組んでいました。
「オリジナルですか?」と訪ねると、「ええ、年配の女性なんですけど、自分の体に
合う自転車が欲しいということで、サイズを測り、パーツを選び、今、組んでいるん
です。」「街中も走り、山を登ったりもするので、太いタイヤ幅にも対応できるよう
にしてあります。」「フレームは、最近アルミが多いのですが、やっぱり粘りがある
のでクロモリを使ってます。」などと、いろいろ話してくれました。
私も、中学の頃は自転車少年で、自転車で遠出もしていましたし、自転車の分
解組み立てや、パーツの種類などには、詳しいほうでした。 特に買う気のなさそ
うな私たちに、ご主人は、色々と教えてくれました。 「また、寄ってください。
散らかってますけど。」 こうした使い手と直接対話のできるお店の存在と、そこ
で働く方とのふれあいに、私はバローレを感じます。
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4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
勝さん こんばんは.
いつも,バローレ通信,ありがとうございます.
ダンドリストも面白いですね.
遅くなってすみませんが,先週(Vol. 27)の内容
「人は、どんなときに「この方はバローレが高い」と感じるのでしょう?」
の二つ目
「一緒に、あるいは近くで行動を見ていて、「ああ、すごいな」と感じる
というパーターン。 」についての私の意見を少し.
客観的に見るととんでもなく「すごい」ことをしているのにもかかわらず,
本人は「すごいこと」をしているという自覚がないというか,
「これって,普通にしてたらできたよぉ.」としか見えないような人に,
「ああ,すごいなぁ」と感じます.
よ~く見てみると,そういう人たちは,
準備から本番(本番というより,次の過程,次の過程・・と続く場合も含めて)
まで手順を省略しないで,着実に進めている人が多いように思います.
その結果として,周りから見ると「すごい」ことを達成しているのに,
本人は「ふつう」のこととしか捉えていないような..
それでもって,周りの人たちに感謝を忘れないような人かな..
「俺の力だ!」って奢らない・・
そういう人は,すべての過程を見通しているので,
自分がやったところ,周りに助けてもらったところが
わかっているんでしょうね.
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5.編集後記
今週のお便りは、大阪の小木曽さんからのお便りでした。 今週のバローレ探求
は、小木曽さんからのお便りを読んで、自分なりに考えてみました。 小木曽さん
は工学部の先生なので、ものづくりのプロセス(過程)に注目しているのですね。
やはり、視点はそれぞれです。
皆さんの「私はこんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 ご意見、ご
要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。
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