2007-07-27 13:33:33
週刊「バローレ通信」 Vol. 021 2007/07/27
テーマ:週刊 バローレ通信
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『バローレ通信』 vol.021 2007/07/27
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ
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バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。
バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■
1.今週のニュースから
2.今週のバローレ探求
3.バローレのある暮らし
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
5.編集後記
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1.今週のニュースから :『寛容な心への希望』
アフガニスタンで、奉仕活動に行っていた韓国の方23名が、タリバンの人質
になっている。(26日現在) うち、1名の牧師さんの殺害が確認された。 石
を投げられたから、投げ返す。 人質を取られたから、こちらも人質をとる。
攻撃されたからテロを起こす。 間違っているかと問われると、間違っている
とは言いにくい。 しかし、それでよいとも言いにくい。 打たれたら、打ち返す
の間に、「寛容」という心が少し欲しい。
残る22人の無事な釈放を願っています。
________________________________
2.今週のバローレ探求 :『第一部のまとめと、夏休みの宿題』
前回の20回までの考察で、様々な角度から、私たちが感じている「目には見
えないが大切にしたい(あるいはしなければならない)と感じていること」につい
て考えてきました。 こうした観察から、バローレというのは、日本語での解釈
としては「存在価値」というのが近いということがわかってきました。
では、なぜ、存在価値が大切だと私たちは考えているのでしょう? 存在価
値の無い人や企業や地域はありません。 存在価値は、低いか高いかと言う
ことは出来ます。 人や企業や地域は、明らかに存在価値が高いことを望んだ
り、高い相手を評価したりしています。
その理由の一つは、人間が本質的に欲求しているのだと思います。 DNA
が受け継がれている過去のどこかで、存在価値を得られないような体験など
をして、高い存在価値を本質的に欲求しているのかもしれません。
もう一つの理由は、特に企業や地域に言えるのですが、ポジショニングの問
題です。 市場やエリアの中で存在価値が高い(オンリーワン、ナンバーワン)
位置を占めるということは、競争優位に立てることを意味しています。
では、存在価値が高いという状態は、どういうことなのか? ここが、大変難
しいのです。 商品、サービス、ストーリー、人、社会貢献という側面から存在
価値が高い状態と、存在価値を高めるための活動について10回に渡り、考
えてきました。 過去の事例を見て、こんなことが言えるのでは、という分析を
行いました。 しかしながら、私たちが知りたいのは、将来です。 未来です。
どういう存在価値を目指したいのかをイメージするチカラが重要なのです。
8月はお休みして、次回、9月からは、存在価値の高い人や企業が、いか
に、その到達イメージを獲得してきたかを探求してみたいと思います。
では、バローレ総研から読者の方に、夏休みの宿題です。 「あなたの存在
価値を3つ挙げてください。 そしてさらに、その存在価値を高めるための取り
組みをそれぞれ3つ挙げてください。」 メールでの提出、お待ちしています。
_________________________________
3.バローレのある暮らし
自分の存在価値の分析って難しいですね。 いなければいないで、世界は回
っているだろうし・・・。 社会にとって、地域にとって、会社にとって、家族にと
って、私はどんな存在価値があるのでしょう?
一つの例で、これまで私がアウトプットしてきた、企画書や雑誌の連載やブロ
グなど、最近そうしたデジタルメディアに残された文章やアイデアの行く末が気
になります。 6年くらい前に書いた記事を、最近検索で探り出して、「これは参
考になりました。」とか、お礼のメールが来たりします。 無料のしくみを使って
いた場合、もし、死亡した場合になっても、こうしたデータがちゃんと消去できず、
ヘタをすると100年以上残ってしまうかもしれません。 ちゃんと、消すべきか、
現世への置き土産で、置いておいて、処分は後の人たちにまかせるべきか?
これから、文章や映像、画像などが蓄積され、後世の人たちのデータベー
スになっていきます。 20年後くらいに「お、この勝って人、なんか参考になる
こと書いてるじゃん。」と言っていただけると、私の存在価値も少しアップすると
思います。 そうした状況を想像すると、やはり、個人でもオンリーワン、ナン
バーワンの生き方、考え方、暮らし方でなくては、ならないようです。
________________________________
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り (掲載許可をいただいています)
勝さん
最近、友人が、キヤノンの御手洗さんの講演を聞いて感銘を受けたと語ってい
ましたので、いくつかご紹介します。
・不良品の発生時間を分析すると、始業開始直後が多い。 慌しく会社に駆け
込んで作業を開始するからだ。 そこで、管理職は就業1時間前、普通の社員
も30分までには会社に到着するようにしたら、不良発生率が減った。
・開発の丸投げをすると、品質が低下する。開発の外注は基本許さない。外注
する割合や内容を厳しく制限したら、不良率が下がった。
・エンジニアはコミュニケーションが苦手。やれと言われれば、そうですかやり
ますよ。という態度で仕事をしてしまう性向がある。自発的に仕事をしてもらう
には、やれではなく、意見を引き出すようにする。そのための第1の方策は、
管理職から、部下にまず挨拶。
・社員は全員、なんでもよいので、世界で1番になる活動をする。工員をしてい
る主婦グループは、何もできないで困って、世界で一番朝早くから出社するいう
目標をたてた。そのために、主婦たちは、子供や夫などの協力をとりつけ、家事
のやりくりをするようになった。朝一番早く出社する。という活動を通して、人を
動かすノウハウを身につけることができた点を御手洗さんは高く評価した。
経験から導き出された、深い洞察です。 考えて、やってみて、その効果を実感
する。 そうしたときに、人はさらに伸びていくんだろうなと感じました。
まるみ
*先週ご紹介した、元富士銀行CIO吉本和彦氏のお話は、朝日新聞7/18日「夕
刊」ではなく、「朝刊」の誤りでした。 訂正いたします。
_________________________________
5.編集後記
今週のお便りのまるみさんありがとうございました。 本当に深い洞察です。 挨
拶、掃除、早出、そうしたことが、本来の業務に与える影響は大きいです。 品質
の高い商品を作っている会社は、訪問すると、皆さんが挨拶をされますし、掃除
も行き届いています。 始業の少し前にはスタンバイできていますし、終了も、今
自分が手がけている工程を終えてから、片付けをして終わります。 逆に、ダメ
な会社では、12時20分前くらいからソワソワし、チャイムが鳴るや否や、手に持
っていた、スパナやペンをその場において、食堂に一目散に向かいます。 仕事
に対する姿勢というか、心根というか、このへんが根本的に違うんですね。
自分自身に振り返り、反省することしきりです。 皆さまからのお便り、いつもあ
りがとうございます。 これからも多方面からのアプローチを研究しています。 皆
さまからの、「私はこんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。
バローレ通信は、8月いっぱいお休みです。 9月より再び毎週金曜日に配信
いたします。 ご意見、ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りくださ
い。
________________________________
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『バローレ通信』 vol.021 2007/07/27
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ
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バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。
バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■
1.今週のニュースから
2.今週のバローレ探求
3.バローレのある暮らし
4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
5.編集後記
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1.今週のニュースから :『寛容な心への希望』
アフガニスタンで、奉仕活動に行っていた韓国の方23名が、タリバンの人質
になっている。(26日現在) うち、1名の牧師さんの殺害が確認された。 石
を投げられたから、投げ返す。 人質を取られたから、こちらも人質をとる。
攻撃されたからテロを起こす。 間違っているかと問われると、間違っている
とは言いにくい。 しかし、それでよいとも言いにくい。 打たれたら、打ち返す
の間に、「寛容」という心が少し欲しい。
残る22人の無事な釈放を願っています。
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2.今週のバローレ探求 :『第一部のまとめと、夏休みの宿題』
前回の20回までの考察で、様々な角度から、私たちが感じている「目には見
えないが大切にしたい(あるいはしなければならない)と感じていること」につい
て考えてきました。 こうした観察から、バローレというのは、日本語での解釈
としては「存在価値」というのが近いということがわかってきました。
では、なぜ、存在価値が大切だと私たちは考えているのでしょう? 存在価
値の無い人や企業や地域はありません。 存在価値は、低いか高いかと言う
ことは出来ます。 人や企業や地域は、明らかに存在価値が高いことを望んだ
り、高い相手を評価したりしています。
その理由の一つは、人間が本質的に欲求しているのだと思います。 DNA
が受け継がれている過去のどこかで、存在価値を得られないような体験など
をして、高い存在価値を本質的に欲求しているのかもしれません。
もう一つの理由は、特に企業や地域に言えるのですが、ポジショニングの問
題です。 市場やエリアの中で存在価値が高い(オンリーワン、ナンバーワン)
位置を占めるということは、競争優位に立てることを意味しています。
では、存在価値が高いという状態は、どういうことなのか? ここが、大変難
しいのです。 商品、サービス、ストーリー、人、社会貢献という側面から存在
価値が高い状態と、存在価値を高めるための活動について10回に渡り、考
えてきました。 過去の事例を見て、こんなことが言えるのでは、という分析を
行いました。 しかしながら、私たちが知りたいのは、将来です。 未来です。
どういう存在価値を目指したいのかをイメージするチカラが重要なのです。
8月はお休みして、次回、9月からは、存在価値の高い人や企業が、いか
に、その到達イメージを獲得してきたかを探求してみたいと思います。
では、バローレ総研から読者の方に、夏休みの宿題です。 「あなたの存在
価値を3つ挙げてください。 そしてさらに、その存在価値を高めるための取り
組みをそれぞれ3つ挙げてください。」 メールでの提出、お待ちしています。
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3.バローレのある暮らし
自分の存在価値の分析って難しいですね。 いなければいないで、世界は回
っているだろうし・・・。 社会にとって、地域にとって、会社にとって、家族にと
って、私はどんな存在価値があるのでしょう?
一つの例で、これまで私がアウトプットしてきた、企画書や雑誌の連載やブロ
グなど、最近そうしたデジタルメディアに残された文章やアイデアの行く末が気
になります。 6年くらい前に書いた記事を、最近検索で探り出して、「これは参
考になりました。」とか、お礼のメールが来たりします。 無料のしくみを使って
いた場合、もし、死亡した場合になっても、こうしたデータがちゃんと消去できず、
ヘタをすると100年以上残ってしまうかもしれません。 ちゃんと、消すべきか、
現世への置き土産で、置いておいて、処分は後の人たちにまかせるべきか?
これから、文章や映像、画像などが蓄積され、後世の人たちのデータベー
スになっていきます。 20年後くらいに「お、この勝って人、なんか参考になる
こと書いてるじゃん。」と言っていただけると、私の存在価値も少しアップすると
思います。 そうした状況を想像すると、やはり、個人でもオンリーワン、ナン
バーワンの生き方、考え方、暮らし方でなくては、ならないようです。
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4.バローレ交流 ~皆様からのお便り (掲載許可をいただいています)
勝さん
最近、友人が、キヤノンの御手洗さんの講演を聞いて感銘を受けたと語ってい
ましたので、いくつかご紹介します。
・不良品の発生時間を分析すると、始業開始直後が多い。 慌しく会社に駆け
込んで作業を開始するからだ。 そこで、管理職は就業1時間前、普通の社員
も30分までには会社に到着するようにしたら、不良発生率が減った。
・開発の丸投げをすると、品質が低下する。開発の外注は基本許さない。外注
する割合や内容を厳しく制限したら、不良率が下がった。
・エンジニアはコミュニケーションが苦手。やれと言われれば、そうですかやり
ますよ。という態度で仕事をしてしまう性向がある。自発的に仕事をしてもらう
には、やれではなく、意見を引き出すようにする。そのための第1の方策は、
管理職から、部下にまず挨拶。
・社員は全員、なんでもよいので、世界で1番になる活動をする。工員をしてい
る主婦グループは、何もできないで困って、世界で一番朝早くから出社するいう
目標をたてた。そのために、主婦たちは、子供や夫などの協力をとりつけ、家事
のやりくりをするようになった。朝一番早く出社する。という活動を通して、人を
動かすノウハウを身につけることができた点を御手洗さんは高く評価した。
経験から導き出された、深い洞察です。 考えて、やってみて、その効果を実感
する。 そうしたときに、人はさらに伸びていくんだろうなと感じました。
まるみ
*先週ご紹介した、元富士銀行CIO吉本和彦氏のお話は、朝日新聞7/18日「夕
刊」ではなく、「朝刊」の誤りでした。 訂正いたします。
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5.編集後記
今週のお便りのまるみさんありがとうございました。 本当に深い洞察です。 挨
拶、掃除、早出、そうしたことが、本来の業務に与える影響は大きいです。 品質
の高い商品を作っている会社は、訪問すると、皆さんが挨拶をされますし、掃除
も行き届いています。 始業の少し前にはスタンバイできていますし、終了も、今
自分が手がけている工程を終えてから、片付けをして終わります。 逆に、ダメ
な会社では、12時20分前くらいからソワソワし、チャイムが鳴るや否や、手に持
っていた、スパナやペンをその場において、食堂に一目散に向かいます。 仕事
に対する姿勢というか、心根というか、このへんが根本的に違うんですね。
自分自身に振り返り、反省することしきりです。 皆さまからのお便り、いつもあ
りがとうございます。 これからも多方面からのアプローチを研究しています。 皆
さまからの、「私はこんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。
バローレ通信は、8月いっぱいお休みです。 9月より再び毎週金曜日に配信
いたします。 ご意見、ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りくださ
い。
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