「ならん!ひとりの馘首もならん」
敗戦後、借金がある上に売る油もない。それなのに、1000名の社員を首にすることなく、再生していく出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした『海賊とよばれた男』という歴史経済小説を、今私は読んでいます
本当かは分かりませんが、安倍総理が就任する前日に読んだとされる本ということで、気になったのがきっかけ☆
上手に評論することなんて出来ませんが(ノ゚ο゚)ノ経営者としての決断力や人々を巻き込んでいくカリスマ性
そして店員たちを家族同然に大切に愛する姿勢など、たくさん衝撃を受けるのですが…
私が1番印象的だったのは、ライバル会社皆が嫌がる旧海軍の残油集めを国岡商店(出光興産がモデルとなった石油会社)が引き受けるのですが、店員たちがふんどし姿でタンク底の油を浚う(さらう)場面。
油まみれになりながら、気を失いそうになりながら、ロープで吊るされてバケツで油を汲み上げていく…過酷な仕事にも関わらず、悲壮感なく、むしろ笑顔さえ浮かぶ店員たち
その光景は、大手銀行員の重役や外国の石油会社の代表、GHQの関係者などに衝撃と感動を与え、後に国岡商店が多額の融資を受けることが出来たり、度重なる困難を乗り越えることが出来たのも、店員たちの直向きな姿勢が大きく影響している。
彼らは、何故、そこまで出来たのだろう?
もちろん、戦後ということもあって、
守りたい家族のため、生きるため、
必死だったから、という考え方もあると思う。
だけど、それだけではなくて、社長の一人一人に対する励ましや情熱が、店員たちにもしっかりと届いていたのだと思うし、彼らは「日本のため」という使命感もあったからこそ、やり切ることが出来たのだと思う。
自分に当てはめて考えた時に、私は、アポインターとして、お客様が喜ぶ姿が見れないことが辛いと感じたり、作業になってしまっていないか悩んでブレる時が度々あって(^▽^;)恥ずかしい話ですが…
そもそも、「やりがい」とか、「人に喜んでもらえる姿を見たい」とか、平和ボケの象徴なのかもしれない。時代が違うと言われれば、そうなんだけど…同じ人間ではあるしな
ぁ~結論なんて出ないまま…
とりあえず、今日はもぅ眠ります笑
おやすみなさい
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