• 21 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #19

      ──「どちらとも命に別状ありません」──「ただ、」──「背中に大きな傷がありますが、一生消えません」椅子に座って、上を見上げた。──「失明されてます」──「もう見える事は難しいかと」「ご家族の方ですか?」「あ、はい」「相葉さんの意識が戻りました。こちらです」ドアを開けて、ゆっくり足を踏み出す。「相葉さん、ご家族の方ですよ?」「看護婦さん、僕に家族なんて─ ─」「まぁくん」「……………カズくん」「どう?調子は」「くふふ。最悪。神様は最後まで味方じゃなかったよ」「………………」「櫻井は鬼だね。この世界で初めて見たかも」「…………………」「翔は?生きてるの?」「命に別状ないけど、まだ起きてない」「そうか。今日は晴れ?」「うん」「くふふ。そうか」「相葉組、内部分裂始まってるみたいだ。中島に聞いたんだ」「そう」「ついていけない派が暴れてるって」「…………………」「…………どうするつもり?」「何も考えてない」そう言って、相葉の目尻から涙が零れた。

      NEW!

      26
      テーマ:
  • 19 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #18

      「二宮の事、どう思った?」「どう思ったってどういう意味でしょうか」「好きになる確率だ」「何いってるんですか。俺は、男ですよ?女が好きに決まってるじゃないですか」「そうか」「相葉組長は二宮組長とどんなご関係ですか?」「関係?うーん。目障り、かな」相葉は車の窓から外を見た。「雨が降りそうだな」「そうですね」「翔」「はい」「絶対二宮組長に感情を持つな。あいつは人の命は駒だと思ってるからな」「そうですか。相葉組長はどう思ってるのですか?」「人の命は大事だから。争い事もしたくない。そして、血も流したくないものだ」「そうですかね」「ん?」「亀梨の事、聞きました。相葉組長の命令だと」「くふふ。誰から聞いたの?」「言ったら、その人消しますよね?」「…………ふーん。もしかしてさ、演技だった?全部」「気づくの遅いですね。相葉組長」「くふふ。騙されちゃった」「……………」「もしかして、こうなるの待ってたの?」「はい」「そうか。そうか、そうか」俺は車を止めた。「今から死ぬ準備してください」「どうして?」「あなたを消したいから」「そう」「そんなに俺が欲しいなら、一緒に死にましょう」「……………翔?」──「相葉組に入るくらいなら死ぬ」俺はシートベルトを外してアクセルを全開に踏んだ。

      46
      テーマ:
  • 18 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #17

      「カズくん、久しぶり」「………………」「元気ないね?どうしたの?」「良くここまで来れましたね」「だって何回も来てるから道覚えてるよ?」「………………」「実はさ、新しい " 秘書 " 雇ったんだ」「亀梨が今どうなってるか知ってるのか?」「亀がどうしたの?」「知らないなんて言わせねーぞ?」「くふふ。昏睡状態、でしょ?」「お前───」「カズくんが悪いんじゃん。櫻井を渡さないから。僕はなんも悪くないよ?」「……………雅紀っ」「久しぶりだね、雅紀呼び」「櫻井は、何処にいるんだ」「秘書紹介するね」「失礼します」「…………櫻井」「翔、こちら二宮組の組長だよ」「初めまして、櫻井翔です」「……………櫻井。お前、何した?」「くふふ。何にもしてないよ。ただ、記憶飛んじゃっただけだから」「……………………」「今日は秘書の紹介だけ来たの。亀のお見舞いはまた今度かな」相葉は笑って、二宮を見た。「カズくんが早く渡せばこんな事にならなかったのにね」「お前、」「翔、行くよ」「はい」櫻井と目が合う。本当にわすれてしまったのか。──「カズくんがいいのか」オレの事、好きだったんじゃないのか?「あ、ペン落ちてますよ」櫻井は床に落ちてたペンを拾って、二宮に渡した。「………あぁ、悪いな」──「相葉組に入るくらいなら死ぬ」「櫻井」「はい。なんでしょうか」「いや、なんでもない。悪いな」「いえ、失礼します」櫻井はお辞儀をして、部屋から出ていった。「…………昏睡状態なわけないだろ」オレはソファーに倒れ込んだ。───「左胸と左肩に1発ずつでした。発見された時には心配停止状態で…………」「ふざけんな、よ」思いっきりソファーを叩いた。亀梨………………。もう、「全部、くれてやるから───」櫻井だけは、返してくれ。

      43
      テーマ:
  • 17 Jul
  • 16 Jul
    • アメンバー

      募集とかした方がいいのかな?なりたい方、います?

      51
      テーマ:
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #15

      「松本組にですか?」「あぁ。相葉組が松本組と組んで、二宮組を潰す話を聞いたんだ」「……………それは、俺のせいですよね?」「二宮組長の事、気に入らないんだよ、彼は」「どうしてですか?」亀梨は車を止めた。「二宮組長ばかり、人に愛されてるから」「……………」「二宮組長と相葉組長は同じ施設で育ったんだよ」「そうでしたか」「同じ環境で育ったはずなのに、相葉組長だけいつも向かい風が吹いてきてたんだ」「……………」「相葉組長は二宮組長が憎くて仕方ないんだよ。だからいつからか二宮組長のものが全て欲しくなったんだ」「で、手に入らないものが出来たと」「………今まで安易に与えすぎたんだ」「………………」「とにかく、この抗争はどんな手を使っても阻止しなきゃならな────」車の窓をノックされて振り向くと、窓に銃口が触れていた。「開けろ」オレはゆっくりとドアを開けた。「動くなよ?余計な行動を起こしたら撃ち殺す。お前もだ、亀梨」「………ワタシの事知ってるんですね」「着いてこい」思いっきり、腕をつかまれて、引っ張られた。「あ」男は止まって、後ろを振り向くと急に発砲して、車のタイヤを潰していった。「おま─────」「全部、お前のせいだ。櫻井」そう言って、2発、空に響き渡った。

      50
      テーマ:
  • 15 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #14

      「腕、大丈夫か?」「はい。もう少しかかるみたいですが、平気です」「そうか」あの後すぐに病院に行った。「医者にめちゃくちゃ怒られましたよ!」なんて笑いながら言ってたけど。「珈琲飲みますか?」「自分でやるから」ソファーから腰をあげて、カップに珈琲を淹れた。──「相葉組に行くつもりはありません」─「行く時はその前に死にます」─「そんなにカズくんがいいのか」「ぼーっとしてたら危ないですよ」「ぼーっとなんてしていない」カップを持ってソファーに腰かけた。「………み……………ょう」「え?」「聞いてましたか?」「あ、悪い」「松本組の件です」「…………そうか」「………熱でもあるんですか?」「ない」「お休みになられた方が良いのでは?」「気にするな」「…………では、話を続けさせていただきます」「失礼します」ドアが開いて、亀梨が入ってきた。「櫻井、ちょっと」「はい。組長、この話はまた後日」ドアがゆっくりと閉まった。

      50
      テーマ:
    • 最近の話

      『そろそろお前、お話ちゃんと書け』って突っ込まれそうな遊佐です。みなさん、お久しぶりです。謎の体調不良から復帰したと思いきやそうでもなく、本当不運です(´・ω・`)さて、最近のお話でもさせていただきます。ハロー!ムロツヨシ。じゃないですね。始まりましたね、剛くんのドラマ!悲しいけど、まだ見れてません。今日見ようと思います(・∀・)人(・∀・)そしてそして。夜会ーーーーーー!!!最高でしたね!もう剛くんかっこよすぎて辛かった。。。笑もう1回見ようwwwwwさてさて、本当にゆっくり過ごしすぎですよね。今年はたくさんUPできなくてごめんなさい。なのに、たくさん『いいね』いただけて本当に嬉しく思っております。ありがとうございます\(^o^)/

      33
      テーマ:
  • 14 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #13

      「カズくん!あ、君もいたんだ」「はい。おはようございます」「くふふ。おはよ。座ってはなそー」俺はソファーに腰かけた。「話しはしてくれたの?」「はい」「そっかぁ。さすがカズくん。で、今日から貰っちゃって良いんでしょ?」「………はい」「くふふ。嬉しいなぁ!イケメンだし、頭良いし、言うことないよね」相葉組長はポケットからビスケットを出してクチに含んだ。「何でオレなんですか?他にもいるじゃないですか」「ん?だってそれはカズくんが気にいってるから」「え?」「カズくんの大事なものは僕のものなんだよ」「……………」「俺がそちらに行かないと行ったら?」「くふふ。君が来なかったら二宮組と戦争だよ」「じゃ、俺が死ねば事は収まりますよね?」「………櫻井?」「そういう事ですよね?相葉組長」「くふふ。面白い子だね。ますます好きになっちゃうなあ」そう言って、胸ポケットに手を突っ込み、机に手を置いた。「本気なら、見せてよ」手が離されて、机にあるのは小型のナイフ。「本気に見えませんか?」「くふふ。全く見えないなぁ」俺はスーツの上着を脱いだ。「やめろ、櫻井」すぐに二宮組長に腕をつかまれて。「大丈夫ですよ」二宮組長の手を離して、ナイフをつかんだ。刃がむき出しになる。「やめ───────」どくどくと脈を打つ。着ていたシャツが真っ赤になって、血液が零れ落ちる。「これで本気に見えましたか?」「くふふ。腕に刺すなんて楽しすぎ」「私は相葉組に行くつもりはありません。行く時はその前に死にますから」「わかったよ。もう諦めたから。そんなにカズくんがいいのかー」相葉組長は立ち上がって、そのまま部屋から出ていった。「お前…………馬鹿野郎」「すいません」俺は笑って、二宮組長の肩に額を置いた。

      50
      テーマ:
  • 12 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #12

      「話とは何でしょうか」あの頃、拾った頃とは180度違う、櫻井。スーツを着て、髪を整えて。「お前を相葉組に渡そうと思う」「……………今、なんと?」「二宮組ではなく、相葉組に──」「嫌です!どうしてですか?オレはは精一杯努力して、いろんな事を二宮さんにお返ししないとって必死に────」「なら、相葉組に行け」「……………」「相葉組長が欲しがってんだよ、お前の事」「……………二宮さんには、もうオレはいらないって事ですか?」「勘違いするな。そもそもお前なんていらない」俺は櫻井を睨み付けた。「…………………そう、ですか」櫻井は弱々しく笑って。頷いた。「いつですか?」「今日中に相葉組長が迎えに来る」「そう、ですか」「……………………」本当の事なんて、自分の気持ちなんて言えない。オレは手を伸ばしてあの時みたいに櫻井の頬に触れた。泣きそうな顔。櫻井の手が俺の手に触れた。「失礼します」ドアのノックと共に離された手。思いっきり拳を握った。

      54
      テーマ:
  • 11 Jul
    • 『読者登録について』お願い

      読者登録申請の際V6か嵐どちらのファンかわかりやすいようにして読者登録申請押してください。わからないと承認できません。

      65
      テーマ:
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #11

      「組長」「なんだ」次の日、亀梨は新聞を俺に渡してきた。「………本当か?」「はい。確認させに行きましたが、本当でした」「そうか」新聞に載っていたのは八谷組の組長が誰かに殺されたと書いてあった。それと同時に大量の薬を発見したと。「昨日帰り際、言われたんです。次は二宮組だと」「…………… ……」「櫻井を渡さなかったら、と」「チッ」「今の二宮組では相葉組に勝てる見込みはありません」「…………」「今日来ると、おっしゃってました」「だから櫻井を渡せと」「はい」「…………………」「泥にまみれた物が、良い拾い物になってこんな事を招くとは」「櫻井には言ったのか?」「いえ」「櫻井を呼べ」「わかりました」ドアが閉まって、俺は手を無意識に握った。

      41
      テーマ:
  • 10 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #10

      「くくく。最高の拾い物でしたね。英語しゃべれるとは思いませんでしたよ」「……………まぁな」俺はコーヒーが入ったカップをテーブルに置いた。「失礼しま───」ドアがゆっくり開かれて。「カズくん」ビスケットを食べながら相葉さんが俺の隣に座った。「来ちゃった!」「………………………」「俺には紅茶ね」「少々お待ちください」亀梨は部屋から出ていった。「カズくんさ、いつくれんの?待ってるんだけど」「………………」「八谷組もまだ生きてるしぃ」「………」「何してんの?何もしてないじゃん」「やらないって、言いましたよね?」「カズくんに拒否権なんてあんの?」「……………」「じゃー、八谷組はこっちで殺るから、ちょうだいよ、彼」俺は彼を見た。彼はニヤニヤしながら俺を見ている。「どうしてくれないの?いらないでしょ?」「…………………」「失礼します」ドアのノックと共に亀梨がトレーを持って入ってきた。「かめー」「…… なんでしょうか」「カズくんが " 櫻井翔 " くれないんだよお」………名前、知ってるのか。「彼、凄い頭良かったんでしょ?もっともっと欲しくなっちゃってさあ」「………………」「カズくんには亀がいるじゃん」「…………………」「聞いてんの?」「あっ…………………」気づいた時には相葉が俺の目の前にいて、カップを逆さにしていた。俺の髪から黒い液体が滴り落ちる。………ぬるくて助かった。「た、タオルお持ちします!」亀梨は部屋を出ていった。「カズくん」彼と目が合って、睨まれる。「何回も言わせんなよ」「やらねーよ」「くれよ」「ふざけんな」俺も彼を睨み返した。「くふふ。面白いね、カズくん」彼は笑ってソファーから立ち上がった。「八谷の次は二宮だから」「……かかってこいよ」「くふふ。じゃーね」彼は笑って、部屋を出ていった。

      50
      テーマ:
  • 09 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #9

      「………………」「名前は?」「 ……… ……あ、櫻井」「櫻井ね。こっち」「…………………はい」歩き出そうとするが、一歩が踏み出せなくて。「……………あ、あの、やっぱり───」「部屋、何処?」後ろから聞きなれた声がして、振り向くと彼がいた。「あ、あの、」「部屋、何処?」「あ、に、二宮さん、こ、こちらです!」彼は、二宮さんは店主から鍵を受け取り中に入っていった。「早く来い」「あ、はい」部屋に入るとドアがしまる。「あ、あの、」「なに?」「ど、どうして二宮さんが?」「………………」二宮さんは銀のケースをベッドの上に投げた。「お前を買うから」「……………え?」カチャという音と共に落ちてきたのはたくさんのお金。「櫻井」「は、はい」「この金はお前にやる。」「………………え?」「命、俺に預けろ」「…………………」「ここ出たらお前死ぬんだろ?」「……………」「だったらついてこい」「ま、待ってください!」「なんだ」「オレ、あなたの、いや、二宮さんの事知らないから…………」「関東二宮組組長、二宮和也」「…………二宮、組?」「薄々わかってただろ。こんな店紹介するのと、この金持ってきたので」「……………」「返事は?」「え?」「お前は俺に買われるしかないんだよ。わかってんだろ?それとも知らねークソみてーな男に犯されたいか?」「い、嫌です」「なら、返事は?」俺は手を伸ばして櫻井の頬に触れた。「はい、だろ?」「……はい。わかりました」櫻井はゆっくりと頷いて俺を見てきた。

      49
      テーマ:
  • 08 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #8

      「に、二宮さん!いらっしゃいませ!き、今日は───」「働かせたいやつがいるんだ」俺は彼の手を引っ張って、背中を押した。「1回、いや、1発、生 中、200」「え?な、なにいっ、」「こいつ 処 女 だから。後 ろ」「………………」彼の驚いた顔を見て、思わず笑った。震えてる体がたまらない。「暴力以外なら何でもいい」「……………」俺はゆっくりと彼に近づいた。「明日の朝までに600稼いでこいよ?」俺は彼の肩に手を置いて、店を出た。「これがボランティアですか?」店を出た瞬間に声をかけられた。「お前か」車に乗り込み、携帯を取り出した。「くくく。ボランティアではなく、天使ですね」「…………」「明日の朝、組長と櫻井の盃を行います」「わかった」「それまでには終わらせてくださいよ?」「あぁ」銀のケースを持って車から出てドアを閉めた。

      44
      テーマ:
  • 07 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #7

      失敗したと思った。無防備過ぎたとも思った。夜、街中を歩いていたら、誰もいない道路でぱったりと出会ってしまった。「あ、あなたは」彼の柔らかな髪が風で揺れる。「………………」気づかないフリをして、通りすぎようとした。でも───────。「────っ」急に手首をつかまれた。「あ、あの、この前の、」「何だよ。放せよ」「……………借金も貴方なんですか?」「は?」「借金の返済がパタリとなくなって、誰かが払ってくれたと」「…………………」「あなたですよね?」「俺なわけないだろ、勘違いすんな」「ちゃんとお返しします。全額」「だから、違うって言ってんだろ?」俺は睨みながら彼を見た。「…………………」「ふふ」俺は思わず笑ってしまった。「払えんのか?今すぐ」「……………今すぐには、でも必ず───」「いい店、紹介してやろうか?1回、100。2回、200」「………………」「返してくれんだろ?今すぐには、とか言ってんじゃねーよ」「 ……わかりました」「………………」「お店、教えて下さい」彼はそう言って、俺の顔を見た。

      49
      テーマ:
  • 06 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #6

      エレベーターで地下まで下り、車に乗り込んだ。「どうでしたか?相葉組長は」「相変わらずだったよ」「そう、ですか」「八谷組を殺って欲しいと」「…………………」「薬を売買してるそうだ」「そうですか」「……………………」「まだ何か他にあったのですか?」「え?」「浮かない顔、してるので」「ふふ。彼の事だ」「彼と言いますと、櫻井ですか?」「小林組長から話を聞いたらしい」「…………………」「彼をくれって言われたよ」「また、ですか」「あしらっといたけど」「へぇ、あげる約束しなかったのですね」「は?」「いつもなら車も家も人間でさえも相葉組長にあげてしまうのに」「…………………」「二宮組長」「なんだ」「どっちかにしませんか?彼を手放したくないのであれば組に入れる。関わらないなら、入れない」「…………………」「このままだと彼まで巻き込まれますよ」「わかって─────」───♪♪♪「失礼します」亀梨は車を止めて、携帯に出た。話が終わるとすぐに切り、車をまた発進させた。「櫻井が目を覚ましたそうです」「そう」ポケットからまた煙草を取り出した。「ホテルに向かいましょうか」「いや、向かわなくて良い。周りのやつらも撤退しろと言ってくれ」「わかりました」「……………………」車の窓から外を見た。

      51
      テーマ:
  • 05 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #5

      「遅くなりました」「気になさらないで下さい」目の前には珈琲。「お話と言うのは?」「これです」「……………………」目の前には真っ白な粉が入った袋だった。「最近、八谷組が売買を始めたようです」「………………そうですか」「二宮組は手、染めてませんよね」「当たり前ですよ。そちらはどうなんですか?」「疑ってるんですか?」「そちらも疑ってるみたいなので」オレは彼を睨んだ。「くふふ。相変わらず怖いね、カズくんは」「…………やめてくださいよ。その呼び方」「どうしてぇ?昔はまーくん、かずくんて呼びあってたのに」「昔は昔です」カップをつかんで、ひとくち飲んだ。「手出してなくて良かったよ」「あたりまえです」「最近多いみたいでさー、そこで二宮組に頼み事しようと思って」「遠慮します」「まだ言ってないのに」「何を言うか何てわかります」「カズくんは人の命なんて駒と一緒って思ってるじゃん」「いつの話?」「今の、話」「…………………………」「下がすこーしぐらい減っても気にならないでしょ?」「………………」「だからお願いしたいなって。拒否したら彼の命ないけどね」「彼?」「最近可愛がってる子いるんでしょ?今、SAMEJIMAホテルの30階にいる子」「………………お前」「くふふ。小林組長から聞いたんだよね。すんごーく怒ってたけどさ。借金チャラにしろとか言ってって」彼は笑って、カップにクチつけた。「命なんかいらないカズくんが助けるなんて面白いなって」「………………」「だからその子ちょうだい?」「…………またか」「また?くふふ。またってなぁに?」「お前はいつも欲しがるな」「だってカズくんは何でもくれるから、くれるならもらっておこうと思って」「………………」「彼ももちろんくれるでしょ?男相手に セ ッ ク ス 初めてだけど、超イケメンだからいっかあ」思わず立ち上がって、彼を睨んだ。「くふふ。カズくんのその目だーい好き」「話はそれだけか?なら、帰る」「待ってよ。殺るの?殺らないの?」「………………オレはお前の駒じゃない」そのまま部屋を出て、ため息をついた。

      51
      テーマ:
  • 04 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #4

      肩を優しく叩かれて、目を開けた。「お時間です」いつのまに寝てた、のか。「あ、悪い」「代わりの者を連れてきました」「あぁ」椅子にかけといた上着を取って部屋から出た。そのまま駐車場に行き、車に乗り込んだ。「組長」「……………」「彼をどうするつもりですか?また助けるなんて」「ボランティアだ」「また、ですか」俺は外の景色に目をやった。「きっと組長の顔、覚えてしまいましたよ?」「でもオレが二宮組の組長とは知らない」「時間の問題じゃないでしょうか」「そんなわけないだろ」ポケットから煙草を取り出して、火を着けた。

      52
      テーマ:
  • 03 Jul
    • fAKE [ 櫻井 × 二宮 ] #3

      「それはないでしょ、二宮ちゃん」急に肩を抱かれて、揺らされた。「借金をチャラにしてなんて、この可愛いおクチが言っても、ダメに決まってるだろ?」「………………」「貸したもんは返してもらわないと。それが普通だろ?」「そうですか」「まぁ、二宮ちゃんが払ってくれるなら別だけどなあ」そう言って、彼はニヤっと笑った。「いえ。お支払はしませんよ」「なんだと?」「この組、潰すまでですから」俺は笑って、彼を見た。「おれとやる気なんか?」 「ふふ。いつでも」「…………………………」「…………………………」「う、嘘に決まってるだろ?な、何言ってんの?二宮ちゃんは」「…………………………」「二宮ちゃんに免じて、彼の借金はチャラにしてやる」「ふふ。ありがとうございます。小林組長。あ、あとですね」「な、なんだ」「彼に、櫻井に、指一本でも触れたら、燃やしますから。ここ。では、失礼します」俺はお辞儀をして、部屋を出た。ゆっくりと階段を降りて、車に入る。「どうでしたか?小林組長は」「なかった事にしてくれるそうだ」「良かったですね」「………………まぁな」車がゆっくりと動き出した。「雨、降ってきましたね。今日は降らないといってたんですけど」「予報なんて信じ───止めろ!」急ブレーキをかけて、車が止まった。「どうしました?」「あいつ」俺は何も考えないまま、走り出した。雨が降ってる事なんて忘れてた。「何してんだ」「あ、」あの時のような、掠れた低い声。唇が青くて、頬には擦り傷。そして、震えている。「あ、お、オレ、貴方にお礼を、」「いいから、ついてこい!」彼の腕を引っ張って、車に押し込んだ。「行け」車が動き出す。「風邪、ひくだろ?」俺は上着を彼にかけた。「ありがとう、ございま───」彼はそのままフラッと俺の方に倒れてきた。おでこを触れば熱くて。「熱か」「急ぎます」車のスピードが早くなった。───────────────「大丈夫か?」「すいません、何から、はぁ、何まで」 「熱がある。寝てろ」二宮組の敷地に入れる事はできないから近くのホテルに車を止めて、部屋を取った。部屋に入ってすぐ濡れた服を脱がせて亀梨に用意させた服に着替えさせた。「はぁ、はぁ、」彼の呼吸が荒い。 彼の目尻から涙がこぼれ落ちた。「何、泣いてる」俺はその綺麗な涙を指で拭った。彼からの返事はなく、眠ったんだと。「さすがだな、この薬は」俺は手を伸ばして、彼の髪を撫でた。

      53
      テーマ:
AD

旧ランキング

このブログはジャンルランキングに参加していません。

ランキングトップへ

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。