◇1世紀前の絵はがき 各地の美術館で一部公開を計画

 俳人・正岡子規の叔父で、日露戦争開戦時にベルギー公使だった元外交官、加藤拓川(たくせん)が集めた絵はがき約3000枚の一部を公開する計画が進んでいる。正岡子規の孫で造園家の正岡明さん(65)=奈良市=が今年1月ごろ、兵庫県伊丹市の実家で見つけ、92枚の写真パネルを作った。全国各地の美術館やギャラリーに呼び掛けて展覧会を開く考えで、「文化が花開いた明治、大正時代のデザインがよく分かる」と話している。

 拓川は後に衆院議員も務め、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公で旧陸軍軍人の秋山好古(よしふる)や、新聞「日本」を創刊した陸羯南(くがかつなん)ら政官財界の有力者と幅広い親交があった。

 絵はがきは拓川が知人から受け取ったり、自らコレクションしたもの。約100年前のエーデルワイスの押し花や、英国やドイツの建築物のスケッチのほか、小さな封筒を張り付け、その中に便せんを入れたユニークなものもある。正岡さんは「1世紀前の絵はがきの表現は素直でシンプル。電子メールと違い、生き生きとした肌触りがある」と魅力を話している。【高瀬浩平】

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