ニュー・ワールド  日本でもディズニー・アニメ「ポカホンタス」などでお馴染みの有名なアメリカの建国神話を、「シン・レッド・ライン」の名匠テレンス・マリック監督が実写映画化。
 17世紀初頭、イギリス船がアメリカ大陸のバージニアにたどり着く。彼らの目的は、新大陸の開発と、黄金を手に入れること。しかしその地には、先住民族のネイティブ・アメリカンが居住していた。
 交渉役を命じられたジョン・スミスは、その先住民の村に迷い込んで捕らわれてしまう。ネイティブ・アメリカンの王は、スミスを処刑するように命じる。だが、末娘のポカノンタスが命乞いをして救う。
 彼女はスミスの勇敢でやさしい瞳にひかれ、スミスも彼女の光り輝く美しさに心を奪われる。しかし、それは許されない恋だった。
 自分たちの生活を守ろうとするネイティブ・アメリカンと、新しい世界を開拓しようとするイギリス人。戦闘がはじまり、二人は引き裂かれてしまう。。
 スミスの選んだ、その後の道は。
 ポカホンタスの歩んだ道は…。

 前半は、新大陸の未開の美しさと、ネイティブ・アメリカンの穏やかな生活を知ったイギリス人スミスの驚きが新鮮に描かれている。アメリカって、本当に広いんだな。こういう風景が撮れるなんて。
 描かれたネイティブ・アメリカンの姿は、正しいのかな。あんなに獣のような声を出すの? 彼らにも文明はあったはず。それが無視されている気がしてならない。大自然と生きる彼らの生活のリアルさも、イマイチ伝わってこない。
 自然を神とする意識が抜け落ちている。それは、描いてはいけないことなのか?
「アメリカの建国神話」だから、仕方がないのか?
 ネイティブ・アメリカンのコミュニティを追放されたポカホンタスは、見事にイギリス人たちの生活に馴染む。それも不思議。

 まあ、後半は普通の恋愛映画だった。テレビの宣伝で「タイタニック」を引き合いに出しているが、芸のないことをするものだ。自力でふさわしい宣伝の言葉を作れないのか。そうして、宣伝文句につられて見に行った人は、憤怒するだろうな~と、思うのです。

 オイラにとっては不満の残る内容の映画だった。「神話」だもんな。アメリカ人好みに作られてしまっても仕方がないか。

 お金を出してスクリーンで観たら激怒したかも。。試写会で良かった。
 期待が大きかったので、力が抜けたーーー。


ニュー・ワールド2
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イーオン・フラックス

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イーオン・フラックス1  予告編はとても面白かった。ワクワクできた。私の好きなSFだ。期待が高まった。
 だが、公開されると評判が悪い。何故か。観て確かめないと。   

 
 90年代にMTVで放送された人気アニメの実写化。
 西暦2415年、新種のウィルスにより人類の99%が死滅するが、ワクチンで生き延びた500万の人々は、城塞都市の中で400年の暮らしを送ってきた。だがそこは厳重な管理社会で思想の自由は失われていた。レジスタンスの戦士イーオン・フラックスは、圧制を強いる君主暗殺の密命を受ける…。

   
 アニメシリーズだからか、冒頭から説明がやたらと多い。
 ナレーションですべて説明してしまう。そして、それはあまりにも多いために、観客を置き去りにしてしまうのだ。感情輸入が出来ない。独特の世界観が伝わってこない。
 脚本が悪いのか、監督の腕なのか。とにかく平坦で、盛り上がりがない。
 主役のシャーリーズ・セロンは身体を鍛えたと聞いた。だが、細かなカット割りを繋げた誤魔化しのアクションで、迫力はない。
 見所と言ったら、シャーリーズ・セロンの大満足の悩殺コスチュームだけ?

   
 見終わった感想。「あー、、終わり? じゃ、帰ろ」
 怒りすら爆発せず、もちろん感動なく、感情が動くことなく見終わったのであった。
 つまらん映画じゃった。。。
 作りようによっては、とても面白くなると思うんだが。才媛にしてSF好きのプロデューサー、ゲイル・アン・ハード、不発なり。
        イーオン・フラックス2

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