巷では、評判がイマイチ良くない作品だ。ネタバレするとか、使い古された手だとか。
 しかし私は純粋に楽しめた。妻に捨てられた、うらぶれた風体の作家をジョニー・デップが演じているのだが、どこか微笑ましい。自堕落なだらしない生活をしている、見るも無惨な中年男だが、そこはジョニー、腐っても鯛か…。カッコイイ。。作り上げた役ではなく、ほぼ素顔のジョニーが観られるので、ジョニーのファンには見逃せない。
 話は、これでもかと判りやすい伏線があるので、トリックは判りやすいのだが、そういうのもたまにはあって良いでしょう。ジョニーの一人舞台で、ジョニーくんがいっぱい。堪能しましょう。
 
 複雑怪奇なミステリーが多い昨今、あまり考えずに素直に観られる単純なミステリーは、かえって好ましいと思えました。
 原作はスティーブン・キングの短編だけれど、ウゥム…。キングには当たりハズレが多いね~。脚本や監督のせいもあるけれど…。
 ジョニー・デップが演じなければ駄作だったでしょう。

 ジョニーくんには、次回作『ネバーランド』でアカデミー賞か?との声もあるので、期待しましょう。

タイトル: シークレット・ウインドウ コレクターズ・エディション
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 監督マイケル・マン、観なくては、と行ってきた。
 「ヒート」「インサイダー」「アリ」「ラスト・オブ・モヒカン」と代表作、話題作が多いが、私にとってはTVシリーズ「マイアミ・バイス」の人である。大好きな監督さん。
 主演のトム・クルーズは別に好きではないが、はずせない映画なので観てきた。今回のトムは銀髪に白髪まじり、無精髭をはやした殺し屋のヴィンセント。いままでにない役どころである。
 ヴィンセントが多額のチップと引き替えに、一晩タクシーを借り切るのだが、そのタクシードライバーがマックス(ジェイミー・フォックス)。12年、ごく平凡な日々を送ってきたドライバー。巻き添えにあったドライバーと殺し屋を乗せて、ロサンゼルスの夜の街を走って行く。。。
 スタイリッシュと呼ばれていたがなるほど、綺麗だった。今まで観た映画のシーンとは、まるで違うロサンゼルスが見えた。そこは監督の腕だろう。
 トム・クルーズがなんとも、良かった。走り方、銃の扱い方、どれもがスマートで役になりきっていた。
 フォックスは流されていたのが、追いつめられた所で強くなり、だんだんと別の顔を見せる。うまい。
 面白かった。楽しめた。独特な街の光が残像として、観たあとも残った。スタイリッシュでスピード感があり、少しだけほのぼのもできる、ちょっと不思議な映画だった。マイケル・マンらしい味である。名作「マイアミ・バイス」を思い出した。

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