ジェイコム事件とハイエナたち【夫】

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 先週の木・金の日経平均株価はジェットコースターなみの乱高下(乱下高?)だった。ご存知のようにみずほ証券によるジェイコム(2462)の誤発注によるものだ。株取引が完全コンピュータ化される以前の「場立ち」の頃なら、当然だれかが誤った注文であることに気づいたハズだ。ところがコンピュータ化によって、[Enter]キーを押して執行しまったら、後はコンピュータ任せでアッという間に約定してしまう時代になった。
 でもどんな機械化されたシステムでも、人間が介在する部分にはヒューマンエラーは付き物だから、フェールセーフ側に倒れるように設計するのが常識だと思っていた。実際、私(夫)もネットトレードをするが、たまに株数と株価を打ち間違えると、エラーで先には進めない。だから株の素人でも安心してネットトレードが出来ている。これから類推して証券会社の端末も同様の安全機構が組み込まれているとばかり思っていた。
 ところが今回の事件で、システムは「明らかにあり得ない株数や株価での注文でも受け付ける」フェールセーフの設計がされていなかった。(発行済み株数よりずっと多い発注・値幅制限を外れた株価での発注)恐ろしいのは、発注側の証券会社のシステムと受注側の東証のシステムの両方にそれがないらしいことである。結局のところ、とても危ういシステムの上で長い間(5年以上?)株取引(=日本経済の運営)がされていたということなのね・・・。
 こうなると、自動車事故での過失割合と同じように、みずほ証券と東証とで損失の折半をすることになるのかな?
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 この事件に関してもうひとつ感じたのは「明らかに誰かのミスで株価がおかしくなっている」のがわかっていながら「それに乗じて大儲け」をする人々がおり、テレビ取材でも平気で顔を出して「3分で1000万儲けました」なんて言ってのけるハイエナがいることである。結局のところ株の世界はゼロサムゲームだから、他人の損につけこんで自分だけは儲けようというハイエナたちの世界で、喰いモノにされても自己責任(要は負けたあなたがバカなのょ)ということなんだなぁ~。
 こういう株取引の世界だが、最近の手数料の自由化・インターネットの普及で個人投資家(いわゆる素人)が増えている。この人たちがハイエナの喰いモノにならないことを祈りたい。
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※2001年にも電通(4324)の誤発注事件があったそうだ。
※東証側のシステムに「取り消し処理」にバグがあったらしい。
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