草莽崛起・大和一族 | 梁山泊

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世は乱れ、民は苦しみ、日本も世界も荒れている。こんな時代に必要なこと、それは英雄豪傑が立ち上がること、そして絆を結び、友情を築き、個性と長所を発揮して、一致団結して弱点と短所を補い合って戦うこと。英雄豪傑を出でよ。


知行合一
これは知識と行動を同じくすることであり、
殺身成仁
これは己の身を殺してでも仁を成し遂げる、
ということである。

どちらも儒教陽明学の思想であるが、
こうしたの思想を学び、実践し、
なおかつで弟子たちに教えられたのが、
幕末の英雄・吉田松陰である。

彼が友人に宛てた手紙の一文が次の通りである。

今の幕府も諸侯も最早酔人なれば扶持の術なし。
草莽崛起の人を望む外頼なし

ここでかの有名な
“草莽崛起”
とうい言葉がでてくる。

“草莽”は儒教の『孟子』において、
草木の間に潜んでいる隠者を意味し、
つまりは一般大衆のことを指し、
「崛起」は一斉に立ち上がることを指している。

つまり江戸幕府も、世に名を馳せる諸侯も、
もはや酒に酔ったようなもので、
この国を救うべく方法を見いだせてはいない。
だから
「職業や身分を問わず、在野の人たちよ、立ち上がれ」
ということを、
吉田松陰は友への手紙の中に書いたわけである。

その彼自身は、わずか29歳という若さで、
この世を去ってしまい、
彼の弟子たちがその意思を受け継いでいく、

その中でも、注目すべきが、
高杉新作という方を筆頭に、
藩や身分を超えて形成された
“奇兵隊”である。


“奇兵”とは、
当時は武士だけで形成されていた
“正規”の反対語であり、
この“奇兵隊”こそ、
吉田松陰の草莽崛起の思想、教育、行動を
まさしく体現し、組織化したものである。

風流と粋を好んだ高杉晋作は、
得意の三味線を片手に、
「聞いておそろし 見ていやらしい
  添うてうれしい奇兵隊」
と歌って宣伝に努め、広く人を集めた。

この「奇兵隊」という組織が、
やがて日本の夜明けに大きく貢献すると共に、
明治以降の日本の軍隊の礎となっていくのである。

今、この国に求められしことは、
草莽崛起・奇兵隊である。


さて、こうしたことを踏まえて、
動画三連発をご覧あれ。







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<チラシ裏面>


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