ユーリ!!! on ICE | まんがオランダ生活★ミッフィーの街で起業&国際結婚

ユーリ!!! on ICE

海外在住の為視聴が遅れるので今更ですが、「ユーリ!!! on ICE」

とにかくはまった!

 

人は老いると「若い頃見た映画やアニメの方がよかった」と言いがちですが、それ絶対違う。今までの人生で一番ハマったアニメ!と言っても過言ではないです。全話6時間、毎日通しで見ても全く飽きがこない。もぉ涙が止まりません。ヴィーチャの落書きが止まりません。仕事ほったらかしでヴィクトル様ばっか描いててやばいです。はまってるというより中毒です。カツ丼が食べたくなる。

落書きですがなぜか服を着てません。何かと脱いでる人だから特に問題は無いでしょう。画材は色鉛筆の赤、青、黄、のみです。ヴィクトル・ニキフォロフがヴィクトル・二木ゴルフに聞こえてしまうのは私だけですか。

日本にいたらイベントとか行ってしまいそうです。私は海外生活には特に不満はなかったのですが、こうなってくると話は別です。日本のアニメは世界最高峰で日本の宝ですよ。海外に出るとそれがよくわかる。そしてイベントに行ける日本の皆さんが羨ましい!

 

ヴィーチャのモデルはプルシェンコという説がありますが、私はヤグディンだと思います。現役時代はプルシェンコの行く手を常に阻んでいたイケメン選手です。

とにかく

ハートスケートのシーンが圧巻!モーションキャプチャだと思うけどとにかく凄い!

ハート言わずもがな人物が魅力的で個々のキャラクターの個性が細部まで描かれてる

ハート言わずもがなヴィクトル様が魅力的過ぎて最強すぎる。

ハートネームが秀逸でテンポがいい!名言の大量発生!漫画家さんが直に係るとこんなにテンポがよくなるんだ。

ハート言わずもがなしっかりとしたストーリー構成

ハート心理描写がうまい。心理描写が表情だけではなく、滑走でも表現されている。同じ曲で滑走しても、キャラクターの心理の変化で全く別のものに見えますねー。

ハートどのエピソードも泣ける。感動

ハートOPがいい。「僕らは歴史を刻むために生まれてきた!」。壮大なテーマの曲と安彦さんによるクオリティ高い作画の相乗効果で、OPだけで泣けてくる。いい歌詞だなーと思ってたのですが、まさかおディーン様だったとは。

ハートその他色々

 

勇利は日本人男子フィギュアの歴史を象徴してるかのようなキャラクターですね。日本では昔からフィギュアスケートは冬の華でありながら、いつも外国人選手に憧れる一方だった。それこそジュニア時代のヴィクトルに憧れた勇利少年のように。

80年代前後から日本人選手が躍進してきたけど、まだプレッシャーにも弱い面があったし芸術面の表現も困難だった。しかし御存知の通り近年の活躍は目覚しく、とうとう羽生が初金。勇利の成長は日本のフィギュアスケーターの歴史を見ているようです。私が子供のころは今みたいに「4回転当然」なんてあり得ない話だったよ。

 

あと最終回のJJが素晴らしかった。

「今の点差なら、他の選手がミスすればなんとか表彰台にあがれるかもしれない。だがしかし、あわよくば勝つなんてJJらしくない!」。これは名言です!

今の世の中、誰かの失敗を期待して上に上がろうとする人が多い中、まさに一石を投じる名言です。

オタベックの一連のモノローグもかっこいい。終わりでなく自分の中の始まりを呼び起こすメッセージはすごい。そしてユリオの「今引退したら一生後悔させてやる!」がとどめの一撃です。

 

案の定、欧米人コスさんにはヴィクトルの3次元化みたいな人もいます。で、例によって周囲のオランダ人アニヲタ女子たちは「ヴィク勇」な方向に行ってるのですが、オランダではフィギュアスケートは人気が無く、オリンピックではスピードスケートばっか放送しててフィギュアは殆どダイジェストのみ。なので日本人のフィギュアスケート愛と日本人アスリートの歴史が大きく係るこのアニメの魅力が100%分かる人がどの位いるのかは解りません。だがしかし「スケートのシーンは圧巻!」という感想はさすがに共通しています。フィギュアが盛んな国なら、製作スタッフのスケート愛と細部まで表現されたテクはもっと理解されてると思います。

 

で、2期っぽいフラグが最終回で立っていたのですが、もしも2期がくるならじっくりと時間をかけて製作して欲しいです。2019年や2010年放送でもいい。一番いいタイミングは冬季オリンピックがある2018年でしょう。なぜなら今後の展開は

ピンクハート言わずもがな三つ巴の戦い

ピンクハートヴィクトルの年齢による滑走の困難さ、コーチでありながら競技者としての心の葛藤。既に勇利へのライバル意識が、勇利が最高得点を叩き出した瞬間、まず先に表情に表れていた。

ピンクハートユリオが身体的に成長し、シニアデビュー時のような軽やかな動きが困難になってくる

ピンクハート金メダルも勿論だが、ヴィクトルを追いかけやがて越えていく勇利の葛藤

ピンクハートその他いろいろ

などが予想され、展開次第では1期より困難な描写を必要とするような気がするのです。

 

で、2期で綺麗に終わりにし、人々の心に永遠に残る作品として完結した方がいいと思います。というか”あぶさん”じゃないんだから、一生現役は無理でしょう。1期だけで完結し「これからどうなるんだろう」という余韻を残して終わってもいいかもしれません。

 

だからもしも2期や続編OVAがあるなら、久保先生やスタッフにはじっくりと時間をかけて作って欲しい。本当にユーリが好きな人なら「2期早よ」なんて絶対に言ってはいけない。ユーリon Iceは既にジャンルを越えた芸術作品ですから、アートはじっくりと仕上げて欲しい。予算があれば。

 

あれ?でも最終巻の円盤の発売が5月ってことは、2017年7月スタートもあり?まあその時になってみないとわからないけど。

 

あと実写化はやめてほしい。

 

あー何かグッズ欲しい。誰かオランダまで送って~