閉園した遊園地・エキスポランド跡地(大阪府吹田市)に27日、野菜栽培などができる農業体験公園「ファームエキスポ」がオープンした。土地を所有する独立行政法人・日本万国博覧会記念機構が廃止となるまでの1年間だけの利用となるが、テーマパーク構想などを打ち出す大阪府の橋下徹知事に対し、運営する社団法人・日本農業協会(東京都)は「自然とふれあえる施設こそ万博公園らしい」と、2年目以降の事業継続にも意欲をみせている。

 ファームエキスポは、約20ヘクタールの跡地のうち北側の約4ヘクタールを利用。アスファルト上に土を盛って作った畑や、遊園地当時のプールを利用した田んぼで、野菜栽培や田植えを体験できる。なにわ野菜の直売所やレストランもあり、協会は「『食と農』というテーマで農業の魅力や自然に優しい生活を発信したい」という。

 しかし、万博機構は「府の了解」を前提に、平成22年度末までの廃止が閣議決定されているため、とりあえず1年だけの時限オープンとなるが、日本農業協会は年間約40万人の入場者と約5億円の売り上げを見込んでいる。

 オープン式典で協会の岡田憲和常務理事(43)は、「エキスポ40年という節目の年に、この場所を大阪の食と農を考えるきっかけの場所にしたい」とあいさつし、地元の中学生らと畑でくわ入れをした。

 跡地利用をめぐっては、橋下知事が米映画大手パラマウント・ピクチャーズのテーマパーク誘致を目指しているが、岡田氏は「ハードで人が集まる時代ではなく、心に訴えるソフトが必要。できれば2年目以降も事業を継続したい。橋下知事とも直接交渉したい」としている。こうした動きについて、万博機構は「私たちは見守るしかありません」とコメントしている。

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