金花湯に向かうスタート地点は、カモイ千走線林道のゲート。場所は

千走川(ちはせがわ)温泉と宮内(ぐうない)温泉を結ぶ、山道の途中

にある。ゲート前のスペースへ他のクルマの迷惑にならないように

駐車する。

 

ゲートは頑丈で施錠されているため進入は不可能。脇に土嚢が積

まれているため基本的にバイクも難しい。ゲート下を引きずるぐらい

しか手がない。しかし、この先の行動はすべて自己責任。事故を起

こせば、自分だけでなくここを目指す全ての人に迷惑がかかるため、

心して行こう!

2016年8月10日 11:40 出発(0:00) ※( )内は経過時間

 

1つめの分岐は道なりに右へ進む。左はカモイ支線林道で、下って

行くとカモイ川に架かる神威橋へ行くらしい。橋の先にも道は続いて

いるが、その先は廃道だそうで、絶対に左へ進んではダメ。

12:07(0:27)通過

 

2つめの分岐。右側は廃道状態の施業道スナフジ沼線だが、もちろん

道なりに直進。さすがに右の茂みには入らないと思うが、秘沼“スナフ

ジ沼”へ通じているようだ。

12:42(1:02)通過

 

3つめの分岐。施業道カモイ6号という標識が見えるが、類に漏れず廃

道状態なので直進。長丁場のため間違えると体力や水、日照時間を

すさまじくロスするため慎重に行きたい。

12:51(1:11)通過

 

突然古いゲートが現れたが、柵は無いのでそのまま通過。路面の状態

も良いので、せめてここまでクルマを通して欲しい。片道1時間半だが、

往復で3時間も稼げると思うと切ない。

13:06(1:26)通過

 

4つ目の分岐は重要チェックポイント。神威山左回りと右回りの分岐点

になる。人情的には直進しそうだが、必ず左へ曲がること。以前は直進

その先で合流できたようだが、幾度か分岐が続き、かなり迷うらしい。

13:08(1:28)通過

 

左方向へ進む正しい道に“カモイ泊川マス川林道”という標識がある。

これから先、適所(木の枝など)にピンクのリボンが掛かっているので、

不安になったら戻って確認することが肝要。

13:09(1:29)通過

 

ずっと続いた登りだが、少しづつ緩やかになる。神威山を左に巻く頃

から見晴らしも良くなって来た。まだ体力的に余裕はあったが、2時間

近くも歩いたので無理せずに木陰で休む。

13:44(2:04)休憩10分

 

だんだん草生して普通の林道風景が失われて来た。道路の脇に水が

流れているが、決して煮沸せずに飲んではダメ。エキノコックスに寄生

されると内臓を食い破られて死に至る。それとピンクのリボンは必ずチ

ェックする習慣を付けよう。

14:28(2:48)通過

 

大きなガレ場。幅が狭く地盤も緩いため、オフロードバイクならともかく、

4WD車は改造されたジムニーでないと難しいかも。この付近は以前、

完全に崩落していた辺りだが、どうやら修復された様子。

14:48(3:08)通過

 

喜びも束の間、大規模な落石現場にぶち当たる。どかすことも絶望的な

大岩ばかり。オフロードバイクでもアンダーガードが無いと、クランクケー

スを破壊しそうな予感。

 

山チャリなら担げるが、ここで無理をすると帰還不能になる可能性があ

るので、潔く動力源は置いていくことをお勧めしたい。

14:55(3:15)通過

 

おおー!初めて人工建造物(道もそうだけど)を見た。黄色いガードレー

ル(山口県ではメジャー)が特徴的な、“コイの口橋”。3か所ある橋のうち

の最初で、ほぼ全工程の中間地点だ。

15:25(3:45)休憩10分

 

これから先、目標の“金花湯”までは、いままで掛かった時間以上は歩く。

いわゆるポイントオブノーリターン(帰還不能点)になるわけで、後戻りで

きない。この先はテント泊になるが、モタモタしていると温泉に着く前に日

が暮れて危険なうえ、テント設営も難儀が予想される。

 

明るいうちにクルマへ戻るならここ。怪我をしてしまい無理出来なければ

ここ。体力も精神もボロボロで早くシャワーを浴びてベッドで寝たい君も、

ここまでの勇気と頑張りは称えてあげたい。これから先は、決して道路と

は到底思えない険しさになる。

進むか、引き返すか、ここはまさに自問自答の橋である。

 

その3へ続く

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