★3日目
クレイドルマウンテン探索の2日目になります。
人気の高いトレッキングコースDove Lake circuitを午前に、
午後からは再びウォンバットのいるRonny Creekへ。
★行程
ロッジ~ビジターセンターからバス~Dove Lake Parking~Dove Lake一周~
~Dove Lake Parkingから乗車~ビジターセンター~昼食~
~Ronny Creek~Ranger station下車~ロッジ周辺
★宿泊
ペッパーズクレイドルマウンテンロッジ(3泊目)
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朝、まず朝食に向かいます。やっぱり朝はワラビーが多いようです。
そうして部屋に戻ると、部屋の庭側にパディメロンが登場。
この日は前日より遅い出発となり(パディメロンのせい)、バスは動いているので
レンジャーステーション(ロッジの最寄のバス停)から乗車し、ビジターセンターへ。
(少なくとも9:35には乗車できたと記憶しています。)
そしてビジターセンターで2日目のパスを買おうとすると、
2日目は入場料がいらず、無料のシャトルバスチケットだけくれました。
Dove Lake circuitへ行くためバスへ乗車(乗車時間は15分くらいでしょうか)。
1周するので、多くの人が時計回りに回っているようなのでそれにならいトレッキング開始。
通称・自殺岩orz。 この中に入るのは自己責任です。
「ここ」からの眺め。
Dove周遊の写真を色々載せたいと思うのですが、ただただ、景色を載せても感動は伝わらない気がしてきます。
やはり、実際にその場所にいること、体験することが一番ですね。
このようなボードウォークがあります。無いところもあります。
ここのコケ類は色が鮮やかな気がします。
季節がらなのか、花はあんまりというかこれしか咲いていませんでした。
ウォンバットがいそうな雰囲気ですがフンがひとつも見当たらないので、いないかもしれません。
Dove湖の水はやっぱり赤いです。
Circuitの終盤でBoat Shedに到着。パンフの表紙やハガキになるような景勝地ですね。
(実はCircuitの入り口から反時計周りに行くと5~10分程で行けるので体力や時間が無い場合はココだけ立ち寄ってもOKかも。)
10:30開始~13:10にDove Lakeトレッキング終了。所要時間2時間40分。
景色は綺麗なのですが、動物の気配がやはりずっとありませんでした。
季節的なのか時間的なのか、しかしフンをほぼ見かけないのでこのあたりにはなにもいないのかもしれません。
いたのはトカゲぐらいでした。季節が違ったりすればエキドナなんかもいたのでしょうか。
Dove湖からビジターセンターに帰る際、バス乗車の(13時頃)列ができていて一度に乗れず次のバスを待つ事に(20分待ち)。
これはなかなかのタイムロスですがレンタカーが無いのでどうすることもできません。
車、バス、徒歩のいい感じのスケジューリングは難しいようです・・・
昼食を取って前日と同じくRonny Creekへウォンバット探し開始。
前日よりは少ないものの何匹か見つかりました。
しかし、30分ほど戯れたところで雨がポツポツ……
あっという間に土砂降りになりました……
雨が降っても親子ウォンバットは巣穴に戻ろうとしません。
山の天気は、変 わ り や す い !
やむなく泣く泣くロッジ周辺へ戻ります。
それでもポンチョをまとい少しでも写真を撮りたくてがんばりましたが、レンズ濡れが怖かったです…
ロッジ周辺に戻ったところで小雨になりました。
雨のおかげかウォンバット達は、少し遅めに行動開始したようで何匹も出てきています。
バス終電後だとRonny creekから帰る手段が無くいられないので、これはこれで運が良かったのかもしれない…
と、そこへロッジの敷地の道路の脇に1匹のウォンバット。よく見るとおなかの袋に子供がいます。
写真を撮るために追いかけてはいけません。気配を消してそっと遠くから見守らないと……
しかし、人の気配をどうしても感じるのか、道路を渡って向かい側の草むらに向かいました。
渡った道路はロッジの敷地の宿泊者の車しか通らない道路で、この時間に通る車はいませんでした、
しかし、すぐ近くに大きな道路があります。
どうしても、このウォンバットが大きな道路へ出てしまわないか、最後まで見守っていたかったのです。
幸い敷地の道路を渡った先で草を食べ続けています……ちょうどロッジの看板がある草むらでした。
これがもし日没後だったら・・・? もしもっと大きな道路だったら・・・?
もし運悪く車とぶつかってしまったら・・・? 子供は、母親は、助かるの・・・?
そういえば思い出します、
~五月山のワインは母親が交通事故に遭い、
お母さんの袋から飛び出したところを保護され日本へやって来た~
目の前にあるこの光景、きっと似たような状況だったかもしれない。不幸なできごと。
野生動物のすぐそばにいる人間との関係。
そんな事考えつつも、16時ごろから日没まで2時間ほど粘って5匹ほど目撃しました。
ロッジの売店周辺にも別の子持ちウォンバットがいました。
顔も出てこず完全には出袋していないので3~4ヶ月齢くらいでしょうか。
草を食べ始めたウォンバットは噂どおり、周りを見なくなるようですが、
Ronny Creekにいるウォンバットに比べてロッジ周辺ウォンバットは警戒心が強いのかしきりに辺りを気にします。
やっぱり人や車の近くで暮らしているからなのでしょうか……?
ウォンバットのフンの大きさ比較です。左はオーストラリアの通貨50セント硬貨・3cmです。
Ronny Creekで時間を使えなかった分、ロッジ周辺のウォンバットを撮影し続けて日没ギリギリまで粘りました。
雨が降り、日没前2時間も外にいたのは相当冷えました…(なんとか風邪はひかずに済みました)
日没後はやっぱりポッサムがたくさん、キャビンの玄関先にやってきて人の方をじっと見つめる姿はなんだかネコっぽいです。
ですが、やっぱり日没後は写真が撮れません。
そんなこんなで夕食を食べて体温を復活させなければ…
今日こそスーパーで食材を買って食べようと思ったのに、企画倒れ、この日もロッジのバーで食事でした。
観光地料金の割高で、もちろんおいしいですが節約できなかった部分です。
サーロインステーキ 45Aus$ パンプキンスープ16Aus$?
バーの内装。絶滅したと思われているタスマニアタイガーとこれはDove湖でしょうか。
…部屋に帰ったあと、道路を渡ったウォンバットの事が気になってなかなか眠れませんでした。
こうしてクレイドルマウンテンで過ごす最後の夜は終わりました。
次の日はローンセストン方面へ出発です。
もうクレイドルマウンテンにいるウォンバット達には会えません。
また、来ればいいんです。でも、また同じウォンバットに会えるかどうかはわかりません。
次があるのか、いつになるのか……
目次
タスマニア旅行記3日目・ダヴ湖~Ronny Creek
タスマニア旅行記4日目・トロワナワイルドライフパーク~ローンセストン
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