usami
2006-03-04 07:31:05

mixiとGREEの差

テーマ:経営

最近、会社説明会で毎回、参加している学生に対して


mixiとGREEを使っている人の数を聞いている。


驚いたことにmixiは8-9割くらい。


GREEは1-2割くらい。


圧倒的に学生層にとってはmixi利用者が多い。


就職活動中に更にこの傾向が強まりお互いに


マイミク依頼をしあってネットワークが拡がって


いくんだと思う。


mixiは利用者数300万人突破のニュース が出たように、


ますますこの両者の差が開いているような気がする。


実際alexaを見ると差は明らか。


http://www.alexa.com/data/details/traffic_details?&range=2y&size=large&compare_sites=gree.jp&y=r&url=mixi.jp


この差がなんで生まれたのか。


両方のサービスともほとんど初日から使い始めている一人として

 

そして笠原君も田中君も個人的に両方の経営者を知っている一人として

 

この差がどこから生まれてきたのか考えてみたい。


両者ともサービスを開始したのはそれほど違わない。


2004年3月3日 イー・マーキュリー、招待制のソーシャルネットワーキングコミュニティ「mixi」を開始

2004年2月21日 グリーの歴史

当初、僕の感想としてはGREEのほうが実名性が高く、


ネットのヘビーユーザーには好まれていた気がします。


alexa を見ても当初の半年間ほどはgreeのほうが


ユニークユーザーが多い。


僕自身、当初はmixiよりもGREE派でした。


それはmixiには「足跡機能」という機能がついていて、


誰かのサイトを見に行くと、そのサイトオーナーに


ばれてしまうというのは、自分の行動が筒抜けになって


いるみたいで嫌だったから。


ちなみに今ではGREEにも「足跡機能」はありますが、

 

立ち上げ時には実装されていませんでした。


でも最近思うのは、この「足跡機能」があったからこそ


mixiは成功したんだと思う。


この足跡をつけるほうにとっては嫌なサービスだけれど


でも足跡を見るにとってはあると気になると見てしまうという


アンビバレントなサービス。


これがあったからこそ、ユーザー間のコミュニケーションが


活性化してその後の幾何級数的な会員の伸びに繋がった


んじゃないだろうか。




でもこの問題の本質はそこではなくて、実はもっと


奥深いものなんじゃないかと思う。


というのも「足跡機能」自体はそれほど難しい機能じゃないから


GREEもすぐに真似できたはずなのにあえてすぐには


やらなかった(最終的には真似したけど)。


ここに経営者としての価値観の違いがあったんだと思う。


以下は僕の勝手な想像ですが、田中君はGREEを


自分にとって必要だと思うサービス(欲しいと思うサービス)として


創っていたのに対して、笠原君はファインドジョブへの入り口として


mixiを考えていたんじゃないだろうか。


だからこそ笠原君は最初からそういったアンビバレントな


『足跡機能』を実装したサービスを創ったんだろうし、


逆に田中君は自分が『足跡機能』を欲しくないと思ったから


すぐには実装しなかったんじゃないかなぁ。




で、もうひとつの視点としてあるのは、


いったん差が開き始めたあとに結局GREEは『足跡機能』を


実装したわけですが、それが実は更に差を広げることに


なったんじゃないかと思っています。


僕自身、GREEの良さは足跡機能がないSNSだったことが


良かったんだけど、それがmixiと同じように足跡機能が


実装されたことで結局mixiと同じようになってしまった。


そうなるとその時点で利用ユーザー数が多いほうを


よりアクティブに使うようになってしまうから、より


mixiを使う人が増えたんじゃないだろうか。


これは経営戦略上の課題として、チャレンジャーが


トップをマネしたときに起こる典型的な問題でも


あるような気がします。


チャレンジャーとしては、トップに対して差別化を図って、


トップとは違う競争ルールを作ってそこで戦うのが


定石なんだけれどそれをやらずに、トップと同じ土俵の


上で戦ってしまった。


チャレンジャーはトップと同じことをしても普通は勝てないし、


リソース(ここでは会員数)に差があるから余計差が開くだけに


なってしまう。


という意味で、実はこの両者の差というのは、


当初立ち上げた時点での二人の価値観の違いと


その後の経営戦略の違いにあるんじゃないかと思う。


以上いろいろと想像してみましたが、だからといって


両者の差が開く一方だと言うつもりはありません。


世の中は盛者必衰、驕れる者久しからずだし。


それにしてもこれは二人にいつかは聞いてみたいです。

コメント

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1 ■はじめまして

僕は単純にデザインかなと思います。

mixiのオレンジは色彩学的にいうと、元気や若さを表します。GREEの青は賢明さなどを表し、逆の効果があります。

mixiのデザインは若い女性向けでありますし。

自分の中では技術的なGREEとデザインのmixiっていう格付けです☆



やはり社長さんとなると見方が違いますね☆

2 ■インターフェイス

UIの差だと思います。Greeは機能が多くごちゃごちゃしている上デザインもしばしば変わりますが、mixiは当初からほぼ一貫してます。

3 ■はじめまして

恐縮ですが、全く同感です。

足跡をGREEが真似したことにがっかりしました。私にはそこがmixiとの違いだったので。

私は大学生ですが、周りの学生もそこで使い分けしていましたので。

4 ■技術的に見れば

逆なんですけどね。
技術的な差が出てきたのは最近なので、これからが見所だと思います。

どう贔屓目で見ても、開発者の差は歴然です。

私は、mixiはシンプルなのが使いやすかったのですが、最近の更新や、ソースコードの流出でGREEをメインで使うようにしました。

5 ■無題

私個人の感想ですが、mixiは動的、GREEは静的な印象を受けます。mixiは自分の友人の動きを見ることができるので、毎日変化のあるツール。例えるなら、ほぼ日刊イトイ新聞の更新者が友人であるようなイメージです。また、CNET JAPANのインタービュー記事のなかで、mixiの笠原さんが、「もともとのコンセプトが違っているように思う」と応えられておりました。GREEは友人の名簿、友人の管理システム、mixiは毎日使い続けるサービスではないかと。その為にコミュニケーションできる機能としてし、日記、足跡、コミュニティ機能を実装してきたというような風に書かれていましたが、なんとなく納得です。

6 ■比較コム上場。御社もそろそろですね。

私は少し違う見解ですね。おそらく根本的に人と人の繋がり(仲間意識)に注目し、限定的なキーワードから通常以上に口コミ効果が発生するよう、うまく考えられたコミュニティーを作り上げたことだと思いますね。一般的なブログは成熟型でアクセスに頼るもの。一方、より人の横の繋がり、信頼関係を重視し晩成型の方向性をあえて選択したmixi。閉鎖的な今の時代にあえて差別化した(実際するしかなかった)ことで逆に指示されたということでしょう。おそらく『ゆびとま』でしたか?あのコンテンツを参考にし、ブログコンテンツ化したものだと思いますね。

7 ■無題

モバイルですよ。

8 ■無題

GREEのほうが健全?な気がする。
アダルト関連での悪質なユーザーはちゃんと消去してくれるし。
mixiは利用者が膨大なせいか、そういう整備がちゃんとされてない気がする。
未成年にも安心なのはGREEだと。。

9 ■こんにちわ

なるほど~っと唸らせられました。

僕は今まで単純にmixiの方が色使いや、足跡機能など、「女性に支持される」つくりになっていたからだと考えてました。

大学のサークルの勧誘と同じで、女の子をたくさんいれておけば、男は勝手に入会してくるといったものすごく単純な仕組みをmixiは意識的に行っていたのかなと感じてました。

どうでしょうか。

10 ■答え

当時は個人だったので、単に資金力がなくサーバ購入に限界があり、PVが出るようなサービスは投入できなかっただけです。(2001年時点で、楽天広場で、日記やあしあと機能は開発していたので、何が起きるのかは予期できていた)
その後、法人化されていき、資金にめどが立つ中で、解決されていきました。
もし、当初からそういう機能を実装していたら、開設当初の1−2ヶ月で資金が尽きていたでしょう。

11 ■おぉ、神光臨

おぉー、本人登場!

なるほど、いわれてみるとすごく単純なことですね。

それにしてもこのエントリー執筆当時と今のGREEはあまりにも違い過ぎますね。まさに盛者必衰。

むしろGREEとモバゲーの差ってエントリーを書きたいくらいです。

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