昨日、サムライインキュベートの榊原さんに誘われて

SSIでのイベントにパネラーとして参加してきました

テーマは、『事業会社と革新的コラボレーションを生み出す方法』で

スタートアップと事業会社の付き合い方を考える、とういもの。





僕ら自身、振り返ってみると結構大企業との協業/提携しながら

事業を拡大してきた部分もあり、ざっとあげてみると

・リクルートさん等への懸賞サイトのOEM提供(解消)
・電通さんとPeXでの合弁設立(解消)
・サイボウズさんとcybozu.netでの合弁設立
・朝日新聞さんと一緒に共同事業としてkotobank(知恵蔵)の立ち上げ
・KDDIさんと一緒にモバイルショッピング事業の立ち上げ
・GREEさんと一緒にソーシャルテレビアプリ事業の共同事業
・セゾンカードさんへのリサーチ事業のOEM提供
・光通信さんと一緒にVBBでの合弁設立

と、うむ、結構ある。





このあたりの経験を踏まえながら話をしたのですが、

改めてここでも整理しておくと、孫子が言うところの

『彼を知り己を知れば百戦して殆うからず』に

尽きるのではないかと思います。






自分達がなぜ協業を考えるようになったのか、何が課題なのか、

そこに何を求めるのか、譲れないものは何か、ということを認識しないと

交渉の軸が持てないし、相手の中期経営計画やIR資料などから

課題や今後の方向性を知っていないと、刺さる提案は出来ない。






また実際の交渉においては、お互いの共通のゴール(両社が

ハッピーになる状態)に向かって、どう柔軟にスキームを提案して

いくか、という柔軟性も求められます。

逆に言うとこれらを抑えたうえで、後はちゃんとキーマンを

見つけることが出来れば、たいてい話はうまくいくもの

なんじゃないかと思う。






今回のパネルディスカッションでは、トーマツベンチャーサポートの

斉藤さんはじめ、電通の中嶋さん、ソーシャルリクルーティングの

春日さん、弁護士の増島さん、そして榊原さんと、いろんな視点からの

話をきけて僕自身とても勉強になりました。

このような機会をくれた榊原さん。ありがとうございました!






あと、今回はパネルディスカッションだけではなく、急遽

以前作った「創業時を振り返って」という話もさせて頂いたのですが、

こちらの資料はslideshareにもシェアさせていただているので

もしよければどうぞ。

http://www.slideshare.net/shinsukeusami/ver11-9652973 

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難しい時代

テーマ:
社内の広報誌に向けて書いたものを一部リライトしました。


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2000年前後の頃のウェブサービスを作っていた時のことを

思い出すと何とも牧歌的な時代だったと思わざるをえません。

あの頃は、どのプラットフォームを選択するかで迷うことは

ほとんどなく、敢えて言えば、どのブラウザのどのバージョンに

まで対応するか、という視点に過ぎませんでした。







ところが今はどうでしょうか?







まずPCにするか、スマホにするかという視点もあれば、

スマホであればOSをiOSにするのか、Andoroidにするのかを

選択するだけではなく、更にネイティブのアプリにするか、

WEBアプリにするか、更にゲームであればGREEにするのか、

モバゲーにするのか等の選択肢が大きくなっています。







これらのプラットフォームはプラットフォームによって

開発の言語が異なったり、プロモーションのための

マーケティング手法も異なるため、経営者にとって

プラットフォームを選択することの重要性がいつにも

増して重要になってきました。







そして結果として、LINEのようにまずはひとつの

プラットフォームに特化したサービスを出してそこで

成功を収めたベンチャーが更に横展開していく、という

ようにスマホ時代には、新興ベンチャーにとって

大きなチャンスがあると言えます。







しかし、これらのプラットフォームは主に

スマートフォンに限定されたものであり、

PCを主体にサービスを行っている企業としては

対岸の火事状態でありました。

ところが、この状況この10月にリリースされる

Windws8によって大きく変わる可能性が出てきているように

思います。







パソコンが、デスクトップパソコンからノートパソコンへ、

そして今後は、家庭においてはノートパソコンから

タブレットへと大きく変わりつつある中、

マイクロソフトが満を持して出してきた

タブレット向けOSであるWindws8。







このOSは、iOSやAndroidと同様にネイティブアプリを

搭載できるようになっており、これらを強力に

プッシュする仕様となっています。

これによって、今までプラットフォーム選択から

無縁であったPCウェブサービスにおいても、

今後はプラットフォームの選択が重要な経営戦略の

ひとつになりうることを意味しているものだと思います。







一方でamazonのジェフ・ベゾスが言っているように

そもそもPCやスマートフォンというデバイス単位で

事業を考える時代が終わりつつあるのかもしえません。

「基本的に、私たちはハードウェアを原価で販売する。 したがって、ハードウェアは収支さえ合っていれば良いのだ。私たちは、ハードウェアで利益を得ようとしていない。 その代わりに、Tablet や e-Reader の所有者が、自身のデジタル・ストア・フロントを介して、書籍/映画ゲームなどのコンテンツ購入するときに、Amazon は $1 を儲けたいと考えている」と、Bezos は発言している。







何にせよ、VOYAGE GROUPにとって、PCにおける

タブレット化への流れ、そしてその中で出てきた

Windows8は大きなチャンスだと考えています。

既に社内にはタブレット戦略室というタブレット戦略を

全社視点で考える組織を設けると共に、タブレット化への

対応をいち早く進めていくとにしました。







変化はチャンス。新しい大きな変化を我々自身が

創り出していきたいと思います。
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意思の力

テーマ:
英語の学習、ダイエットといった個人に属するものであれ、

会社の目標やビジョンなど会社や組織に属するものであれ、

どんなことであっても何かをやろう、という時には

それに取り組む本人の「意思の力」が必要となる。








先日、WIREDに、「意思の力」という記事が上がっていた。

http://wired.jp/2012/10/10/mf-willpower/

それによると意志の力というものは、

物語のコンセプトのようなものではなく、

自動車のガソリンのようなものだとあった。

つまり、その量を測定できるようなエネルギーであり、

使えばなくなって行く消耗品であり、使えば

使うほど減っていく。







その記事の中で、意思の力をコントロールする方法として、

2つ書いてあった。

1つは、意志力は有限な資源なので、無理に手を

広げすぎないこと。決心は、たくさんではなくてひとつにする。

そしてもうひとつが、「自制心の外注」。

ジムの仲間やトレーナーのような存在を見つけ、自分の

意思をサポートしてもらう、ということ。








これは自分も思い当たることが多い。

自分の意思の力は有限である、からこそ、どこに

振り向けるのか、ということと

そしてそれをどう回りにサポートしてもらうか、が

とても大事になる。









ちなみに僕個人として、自分の意思の力をどこに振り向けて

いるか、ということについては、終始一貫して、

会社の経理理念である「360°スゴイ」の実現。

とにかく世界を変えるようなスゴイことをやろうと思って

会社を立ち上げ、そのために仲間を集め、中期経営計画を

つくって、今期の予算をつくって、今月の数値を達成させる。

そしてそれを株主やBoardMember、クルーなどと一緒に実現に向けて

動くことで、サポートしてもらっていると思っています。







ある意味、そこに自分の意思の力を振り向けようとして

いるからこそ、なかなかダイエットが続かないのだけれど。。。あせる

(ちなみにそんな僕のために息子が誕生日プレゼントとして

ダイエットのサポートをしてくれることになりました。

感謝です!)









自分の「意思の力」をいかにうまく活用するか。

そして他の人の「意思の力」をどうサポートするか。

これは個人の目標達成においても、チームの目標達成や

人材育成の観点のおいてもこれはもっと意識していきたい。
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ソーシャルリクルーティングのDreamersさん主催で、

アイスタイルの吉松社長とブレインパッドの草野社長と

一緒に、就活&転職イベント(?)でトークセッションに

参加します。

https://www.facebook.com/events/371097792969030/

■開催日:10月29日(月)
■場所:
  VOYAGE GROUP 本社内 イベント施設:PORT
  東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス8F
■時間:
  19時00分~ 受付開始
  19時30分~ トークセッション
  20時30分~ 休憩
  20時45分~ 懇親会
  終了は22時を予定しております。







ベンチャーってどんな会社なんだろう?って興味がある学生さんや

社会人の方向けのイベントということらしいのですが

正直何を話すものなのかまったくよく判っていません(笑)。

ただ先日も書いた通り、吉松とは学生時代からの友人でもあるし、

草野社長とはかれこれ10年以上前に草野さんが起業する前の会社に

いた時からの知り合いなので、かなりぶっちゃけトーク満載に

なるんじゃないかなぁ。







ネットに転がっている情報を収集したり、転職エージェントの

話を聞くのも大事だと思いますが、ベンチャーはやっぱりその

経営者の方の話を聞くことが一番その会社を知ることになると

思います。

興味のある方はぜひどうぞ!







ちなみに懇親会費用ねん出のためにcampfireで優先参加なども

出来るようになっているようです。

http://camp-fire.jp/projects/view/454

懇親会を実るあるものにするためにも(笑)、ぜひこちらからの

応募もよろしくです!

MBOして変わったこと

テーマ:
5月にサイバーエージェントからのMBOをリリースさせて

頂いて、約半年。あっという間の半年間でした。

MBOして変わったことがいくつかあるので、備忘録として

書いておきます。







まず大きく変わったのが中期経営計画の創り方でした。

もともとポラリスでは、彼らが株主となった場合、

経営陣と一緒に「100日プラン」(中期経営計画)を

作ることにしており、ちょうど我々も10月から新しい期に

入るということもあったので、ポラリスの担当者の方と

一緒に「中期経営計画」を作成することになりました。







これは僕自身にとってもすごく勉強になりました。

社外の人の目が入ることで、判りやすく、シンプルに

でも論理的な中期経営計画づくりを意識するように

なりました。






最も時間がかかったのが、行動計画の部分。

抽象的な概念や戦略の部分ではなく、それらをに基づき

どんなKPIを設定し、どんな施策を行うのか、ということを

時間軸で明確にメリハリをつけながら作成するのが

いかに大変だったか。。。

僕含めて作っていたメンバーのかなりHPが削られました。

みんなで何度会社に泊まったことか。。。







でもこれにより、戦略に基づいたKPIをベースにした

月次でのモニタリングシートまで出来たことにより、

経営状況がかなりクリアに可視化されるようになったと

思います。

なんというか、新しい武器を手にした気がします。

毎週の進捗会議が楽しみです。






そして変わったことのもうひとつが僕自身に対する

目標設定とその評価方法。







今までも社内では目標設定を部署単位や個人のレベルで

通期、Q次、月次でたて、その達成状況等に応じて

評価を行ってきたのですが、僕自身については

全社の予算がイコール目標となり、その評価を自分以外の

第三者に明確にされることはCA時代含めてほとんど

ありませんでした。

それが、今回改めて目標設定とその達成に応じて

ダウンサイドも含めて役員報酬などがダイレクトに

連動するようになりました。







これはなんていうか、とても新鮮でした。

正直、目標は必達だし、これがあるからといって

行動が何ら変わるものじゃないは思うけれど、

あぁ、こういうのが株主が変わるってことのひとつなんだなと

実感したことのひとつです。






そしてもうひとつ。

これはポラリスが入ったこととは直接には関係ないけれど

経営体制の見直しもするこにしました。

ちょうど昨日、サイバーでも新しいCA8のメンバーが

発表されましたが、VOYAGE GROUPでも同じような

『Board制度』を今期から始めることにしました。






実はVOYAGE GROUPでは、1年ほど前から経営に

役員以外の声も取り入れていこうとQに一度の

役員合宿にクルーの中の何名かを招待する

『BoardingPass』制度を作り、組織の活性化や

将来の経営層の育成に力を入れてきました。







そこでこの10月からは更に踏み込んで、

事業開発会社として、事業環境の変化や事業戦略に

合わせたフレキシブルな経営体制を作ろうと

議論してきた中で出来たのが『Board制度』です。







これは、その期の全社での予算/戦略を実行していくに

あたって、最適な人を『Boardメンバー』として選出し、

僕と一緒に1年間毎週のmtgとそしてQに一度の

Board合宿に参加してもらう、という制度。

取締役/執行役員だからといって必ずしも選定される

訳ではなく、その期の戦略を実行していくにあたって

最適なチーム構成となるようにしていきます。

そしてこのメンバーは僕含めてMax8名とし、

毎年、ゼロベースで見直しをかけていくようにします。








藤田さんがブログでも書いていたように

http://ameblo.jp/shibuya/entry-11369294614.html

会社の経営チームを選ぶときには、
過去の手柄の大小ではなく、
実力の上下も関係なく、
過去に失敗した人を外すこともなく、
その都度、その時点からの未来を
戦っていく上で、
最も適切に役割を担える人材で
チームビルドを行うべきだと
私は考えてます。


これは僕自身がCAの役員として在籍したことで

実感したことでもあるし、今回から始める

『Board制度』はその経験を踏まえて作りだした

制度でもあります。

この『Board制度』はまだまだチューニングが必要かも

しれないが、まずはやってみながらVOYAGE GROUP流の

仕組みとして根付かせていきたいと思う。







こんな変化がありつつ、ようやく3ヵ年の中期経営計画を

つくり終え、10月からはその実行フェーズに入りました。

そして明日は、VOYAGE GROUPの半期に一度の総会が

あり、そこで初めてのBoardメンバーの発表も行います。








MBOを通じて、いろいろと大きな変化がありましたが、

変わったことが良いことではなく、変わったことで

結果を出すことが大事だと思ってます。

進もうとしているミチは厳しいミチではありますが、

応援してくれる人もたくさんいるし、そして何より

頼もしい仲間がいっぱいいるのは本当に心強い。

変化を楽しみつつ、ミチを切り拓いていきたいと思います。