よもよも

気になった文・言葉/覚書


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「こころと脳の対話」

河合隼雄・茂木健一郎


(河合)

それは、僕の考えでは、生命体というものは、

内部でいろいろな葛藤があるんですね。

それが外部のなにかに向かったとき、

それをヘンナふうに吸収したり解釈してしまったりするんですね。


簡単な例を言うと

僕がある人に「ちょっとお金を貸してほしい」

といったとしますね。

すると、その人は僕にとってはお金を貸してくれるかも

知れない人だから、もうその時点で、

その人を尊敬せざるを得ないような気持ちでいってるんですね。

だから「親切そうな、いい人や」というのが

僕の意識的目的に適っているわけですね。


ところが、まさに僕の中のクオリアでは、

「変なおっさんやな」というのも、

やっぱりどこかで思っているわけです。


しかしそれは意識化されない。

「変なおっさんやな」というのと

「いい人や」というのが矛盾するわけでしょう。


しかも、意識の上では矛盾せずに、そして帰って寝るでしょう。

そしたら寝ているあいだ、その変なほうが動き出すんですよ。

それを夢に見るんです。


わかりやすくいうと、僕らが生きていると言うこと自体

ものすごく無理をしているわけでしょう。

それを無理しているだけではもたないから

寝たときに調整するわけです、全体性のなかに。


その全体性のなかに調整する動きを

脳の中で視覚的に把握したものが

夢ではないかと、僕はそう思ってるんです。


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2010年8月

朝日新聞 天声人語



日本では毎年、8万件の捜索願が出され、

身元不明の遺体が1000以上も見つかるそうだ。


「ふらりと出たまま」から「どこの誰へやら」へ。

漂白のうちに、肉親の記憶は色あせ、

実名は無名に漂白される。


長寿大国の名が泣く怪事である。


子や孫に囲まれて暮らすお年寄りばかりではない。

独居はつらい。

さりとて弔いもないまま、

役所の書類棚で生かされ続ける高齢者は悲しすぎる。


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2010.8.16

朝日新聞 天声人語


腎臓異色を受けた女児の母親が

提供者の家族に送った言葉がある。

「いのちを確かに引き継ぎました。

お陰で娘は元気に小学校へ通っています。」



一つの喪失が一つの再生をもたらす

臓器移植は命のリレーといわれる。


いわば、涙の水彩で花束を描き、

見知らぬ家族に送る行為である。

鼓動が響く脳死団塊での決断ともなれば、

涙の色はより濃いだろう。



移植を待ちながら、提供者に転じた少年がいる。

心臓移植のためドイツに渡るも、直後に事切れた11歳だ。


万一の時の覚悟を問われ

「僕は人からもらわんと生きられないから、

使えるもんは何でもあげる」と言っていた。


息子の臓器を現地で供した親は

移植で救われた同世代に語る。


「誰に何の遠慮もなく、すくすくと成長して欲しい。」


最愛の人が何人かの中で行き続ける。

この安らぎなくして、命のバトンはつながらない。


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