よもよも

気になった文・言葉/覚書


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生と死の際から

辺見庸へのインタビューの中から

(愛媛新聞 08.1.12)


辺見さんは「白鯨」で知られる米国の作家

メルヴィルの「代書人バートルビー」。

ウォール街の弁護士事務所に勤める男が

仕事を頼まれても

「しないほうがいいのですが」

と理由のない拒否をはじめ

退社を迫っても同じ口調で拒否し、

最後には食べることさえ

拒否して死んでいく。


「彼は徹底して個人的な存在で

全世界に対して

「もういいです」といい始める。

いわば世界に対する壊れた生体の抵抗だ。

日常では無用な存在で

現在なら病気とみなされるかもしれない。

だが彼は個人の魂に準拠している。

それが、これから生きて死んでいくぼくにとって

ひとつの道筋を示していると思える。」


生と死のリアルさを封印することで

「資本」の中に融解してしまう日常。

それを拒絶し、個人の魂に深く根ざすことで

見えてくる光景とは・・


「世間では無用とされるような

微妙で形をなさないものに

ぼくは今いとおしさを感じる。

そこにこそ、人がいきていくための、

かすかな光があるのだと思う。」




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耕論 (朝日新聞 08.1.13)

渋谷陽一・高橋源一郎



アメリカでは「いい加減」という

悪いニュアンスがあるけど

ぼくはリベラルは「いい加減」でこそいいと思う。


吉本隆明さんの対談本に

「だいたいで、いいじゃない」というのがあります。

「だいたいで、いいじゃない」というのは

まさにリベラル。


新聞や総合誌が陥っている最大の病は

いい加減ではいけない、ということ。

具体的にいうと、憲法9条です。

9条と自衛隊って矛盾してるでしょ。

60年間、矛盾はいけない、

どうするかを議論してきた。

でも、矛盾しているからいいんだ、

だから日本は戦争できないんだ

という論が内田樹さんから出た。

真の意味で原理的な思考は

「リベラル」で現実的だと思います。



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リアルとは?

リアルということの意味のひとつは

具体的ということ。

それは自分の肉体と頭脳を通して

考えることだと思います。

自分にとって具体的でないものは

他人にとって具体的なわけがないし

伝わらない。

そのひとつの試みとして

ぼくは「ひらがな」で考えたりします。

(高橋)




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米大統領選に関して

さまざまな記事がある。

興味があったところを抜粋。


============


米大統領選の結果は

ある意味、アメリカ人以外に

より大きな影響をもたらす。

米大統領は

国内では憲法によって

多くの制約を受けるが

外交でははるかに制約が少ない。


オバマが大統領になったら

世界に広がる反米感情の

少なくとも半分を吹き飛ばすだろう。

9億のアフリカ人が自尊心と文化の誇りを

大いに高める。


オバマはイスラム教徒ではないが

彼のミドルネーム「フセイン」に

かなり関心をもちそうだ。


慎重で、冷静で、計算高いクリントンは

ヨーロッパ人好みだ。

ビルの人気が今なお高い南米でも受けがよく

夫に続いて妻が大統領に就任するアルゼンチンの

キルチネル夫妻との共通点も

興味を集めそうだ。


新進の大国、中国とインドにとっても大統領選の行方は

大きな意味をもつ。

彼らが世界の超大国として復活することを

アメリカは促進することも邪魔することもできるからだ。


中国とインドは異なる理由から

共和党政権の長所を理解してきた。

共和党の大統領は

言動が予測しやすく、

地政学では基本的に現実主義で

自由貿易を支持する。


ただし、中国もインドも今回は

共和党の有力候補を歓迎しそうにない。

彼らの見解は国際的にあまり知られていない。


-”もし世界が大統領を選べたら”キショール・マブバニ-

より抜粋。



===============

ヒラリーは「よい候補者」でしかなく

すばらしい候補者ではない。

政界にいるほとんどの女性同様、

ヒラリーには決定的な取りえが欠けている。

男性候補者は

聴衆の女性との間に

磁力のような、

ときには性的なつながりを

築くことができる。

(オバマや、ジョン・エドワーズが

握手で「落とす」のを見るといい。)

女性候補はこの性的魅力を使えない。


-"クリントンに明日はあるか”ジョナサン・オルター-

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おもしろさ

というものにはいろいろ種類があります。

この映画はまさにその題材にも使っていますが

落語的あるいは吉本新喜劇的おもしろさ。

今風のコメディでも、シュールな笑いでもなく

こどもから年配者まで幅広く楽しめる内容です。

懐かしささえ感じるような"笑い”でした。

キャスティングも面白さもあって

出てくる人、出てくる人

”あ、あの人や!”というお楽しみもあります。

映画の世界と映画館で楽しむ自分や周りの人たちの反応を

行き来できるようなそんな軽やかさもあります。

たまにはこんな映画も楽しいですね。

ぜひたくさんのお客さんと一緒に楽しみたい映画です。

それにしても柄本明、藤山直美

味がありますね。





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著作:佐藤可士和の超整理術

著者:佐藤可士和


ユニクロ、キリン、ドコモ、スマップなどの

アートディレクションを務める佐藤可士和さんの初著作。

日経新聞出版社からでています。

無駄のないスッキリしたデザインは

本人の考え方ともリンクするのですね。


伝えることが専門の方らしく

本もわかりやすくまとめていした。

そう、整理術の本でもあります。

それぞれの項目のまとめ方

図式を交えての伝え方

実例を交えての紹介など

思わず、よく理解した気分になります。


私が印象に残ったのは

とにかく相手の話をよく聞く、問診するという話。

相手よりも詳しくなるほどに問診していくのだそうです。

そしてそれらの情報を

言語化してみたり、並び替えてみたり

漠然とした思いやアイディアを整理していくのは

難しいことのように思いますが

佐藤氏が書かれているように

順を追って整理していけば

何か見えてくるような気も・・?


最後のまとめを引用すると


・空間の整理:整理するためにはプライオリティが大切

・情報の整理:プライオリティをつけるためには、視点の導入が必要

・思考の整理:視点を導入するためには、まず思考の情報化を


応用できそうな、実践できそうな気にさせられるだけでも

この本は説得力があっておもしろかったといえます。

これらも何度かトレーニングして

頭や身体を慣らさないといけないでしょうね。






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クワイエットルームへようこそ

監督・脚本 松尾スズキ



大人計画の主催者

松尾スズキの小説を

自らが監督・脚本を手がけた映画

「クワイエットルームへようこそ」を

見てきました。


主人公の女性が

薬を飲みすぎて

精神病院の閉鎖病棟

クワイエットルームへ

入れられるところから物語がはじまります。


精神病院でそれぞれの症状を

コミカルに軽やかに見せつつ

ふと、内面を吐露し

しんみりさせる部分も織り交ぜた内容です。


いつの間にか

クワイエットルームに行き着いている。

誰もが持ちうる可能性といっても

過言ではないはずです。

そんな立派なことを

言いたかったわけではないかもしれませんが

患者ほか、各登場人物たちへの愛着が伝わる、

それぞれの濃いキャラクターを楽しめる映画でした。


















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著作:Itと呼ばれた子

原題:A Child Called "It"

著者:デイブ・ペルザー


母親からの壮絶な虐待。

目を覆いたくなる内容です。

この本は虐待を受けた本人自らが

振り返って書いています。

自らの虐待を書くまでには

紆余曲折あったのではないかと思います。

自分自身の傷をわざわざ開いて見せる作業です。

母親への愛憎入り混じった感情も

どのように調整しながら書いたのでしょう?

血を吐くような作業だったかもしれません。

あるいは客観的に淡々と書いたのかもしれません。

本人にしかわからないところです。


印象に残ったことは

まわりの人たちが

それらの虐待を目の前にして

あるいは薄々気づいていながら

何年も放置し続けたことです。


ここ数年、日本でも児童虐待が問題になっています。

客観的に聞いたり見たりすると

それはひどい、なぜ助けなかったのか?

ということになるのですが

実際に目の前にそういう状況がくると

動けないものなのですね。

簡単にできると考えていては

結局ダメで、勇気がいるということを

あらかじめ心構えしておいた方がよいのではないでしょうか?

あとスピードが大事です。

時間がたってしまうと、そういう状況に周りが慣れてしまう。麻痺してしまう。

取り込まれてしまうんですね。

だから、気がついたときに手をうたないとダメなんです。

もうひとつ。

アメリカでは80年代にキャンディーの包み紙にさえ

児童虐待防止キャンペーンのメッセージが書かれていたそうです。

児童虐待を家族の問題としてとらえるのではなく

子育ては社会全体が行うものという認識になっています。

特に核家族化、母子家庭、父子家庭が増える中

日本にもそうした考え方で取り組んでいかなければ

虐待されるこどもたちは救えません。

虐待はいじめと同じ構図で減らすことはできても

なくならないと思います。

1人でも多くを救済できるような

社会のネットワークが機能することを

願うばかりです。







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2007-10-26 14:40:41


赤福などに見られる食の問題が浮上しっぱなし。

ニュースを見ていて思うのは

企業の信用問題と

もったいない感。


”絶対安心安全”を供給しようとすれば

かなりの無駄がでます。

しかし企業にはそれが求められている。

私たちがそれを求めすぎているのかも

と思ったりもします。


昔はもっと五感を使って

食の安心安全を

自分たち自身で確かめていたはず。


どこで線引きをするのか

もう少し考えてもいいのでは?

場合によっては値段を変えて

2段階構えでもありかと思ったりも。


そんなことを考えていたら

最近、何度か

「フリーガン」という言葉を耳にしました。


反資本主義・反消費社会のスタンスから、

賞味期限が切れる・売れ残るなどして

路上に捨てられたものから、

食べ物を得る人々を指します。

菜食主義を指す「ビーガン」と

無料という意味の「フリー」を合わせた造語。

ニューヨークはその本場で、

現在500人が活動しているそうです。


そこまで極端なことは

なかなかできないのですが

気持ちはわかります。

賞味期限、消費期限にしばられて

大量のまだまだ食べられる食品が

毎日捨てられています。

一方で毎日食事できない人たちが

世界にはたくさんいます。


企業がそれをだまして売るのは問題で

そこは糾弾されるべきですが

それとは別に

私たち自身がもう少し

自分たちの五感を大切に

捨てる食を少なく

神経質になりすぎないことも

大切なのかもと思ったりします。

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2007-09-28 21:39:23

宇宙飛行士の野口聡一さんと

宮沢和史の対談があった。


宮沢和史の

”私たち人間は地球にとって悪性のウィルスのでは?”

との問いに

”人間は脳細胞だと思います。よくもしていけるのだ”

という話をしていたのが印象的でした。


自分の知っている人間すべてが

自分の過去も未来も

あそこにある、と感じた。

生きるのは、あそこ、地球のみ。


私は一生、地球を

黒い海に浮かぶボールのように

実際に見ることはないだろうな。

映像を見るのとは違う。

実感することの衝撃は

実感したものでないとわからない。


野口さんは

”天啓”-という言葉も使っていました。

別の講演会でもこう言ってます。

 「ハッチを開けて宇宙空間に出た瞬間、

美しさというより、強烈な存在感の地球が見えました。

地球は命に満ちあふれている、命の輝きに満たされている天体なんだ、

すごい存在なんだ、という確信が、

天啓のような形で自分の中に起こっていました」。


”天啓”

そんな言葉を実感として使うことが

私にあるかな。

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2007-09-04 18:03:53

朝日新聞の記事にもあったのだが

賛成。


アメリカの大リーグは

アメリカ人だけで構成されているわけではない。

そのフィールドは

全世界にひろがり

その新しい形を

アメリカは受け入れている。


日本も

”日本の相撲”ではなく

”世界中の相撲レスラー”が集う

戦いの場と考えてはどうか?


考え方ひとつで

ストンと腑に落ちたりもする。

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