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ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのかを読む。
著者は中山淳雄氏。
この本は怪盗ロワイヤルゼロが流行った当時に買って、ずっと本棚の肥やしになっていたが、
一念発起、読んでみた。
ソーシャルゲームとは
ソーシャル(人を集める)
ゲーム(人を熱狂させる)
マネタイズ(熱狂をお金に変える力)
で成り立っているとのこと。
怪盗ロワイヤルゼロでは、積極的なコミュニケーションはなかったものの
ゲーム内でお宝をプレゼントしたり、されたり、
心地よいコミュニケーションをしていた気がする。
ただ、我が輩はゲームにはお金を払わないタチなので、一銭も使ってないが、
お宝を盗むことに熱中していたのは確か。
今は有料ゲームがすぐコピーされてしまう時代だが、
それならゲームは無料で配信し、
アイテムなどにちょっとずつお金を払ってもらうというマネタイズ方法は
発想に転換で、うまいこと考えたなと思う。
マーケティングというのは大事だけど、
マーケティングの代表格であるアンケートは
アンケートに答えてもらう行為に意図的な要素が入り込み、
意思を正確に反映できないきらいがある。
その点、熱狂しているときは、
瞬時の判断なので意図的な要素が入らず、
意思を正確に反映できる。
だから、マーケティングがとても効果があるだろう。
ただ、逆にソーシャルゲーム業界が行き過ぎたマーケティング、
すなわち行き過ぎたマネタイズ、煽りすぎた射幸心で
自ら首を絞めることになったのは、いまさらながら皮肉です。
それから、今は当時とは違いアプリ全盛時代。
世界中、同じプラットフォームでゲームが出来るが、
その中で最初に世界的なヒットを飛ばしたソーシャルゲーム、
ポケモンゴーはやはりすごいですね。