年末のごあいさつ
皆さまイランカラプテー!
お久しぶりです、4年のレチャシ(結城泰)です。
いよいよ2023年も終わりを迎えますね。
なんだか個人的には、長かったようで短く感じるような1年でした。
ウレシパフェスタに来ていただいた皆さまありがとうございました。
おかげさまでとても大盛況で終わることが出来たと思います!
今年のウレシパクラブを振り返ってみると、4年生になったのと新しく学生代表を務めさせて頂いたのでとても立場を感じる1年だったのかなと思います。
そして今年度は、新型コロナウイルスが第5類になったこともあり、あらゆる規制がなくなっていき活動がしやすい1年でした。
そのおかげで会員総会やフェスタの後の懇親会など会員の皆さまや応援してくださっている方々と交流する機会が多かったので
普段支えてもらってウレシパクラブが成り立っていることをより実感することが出来ました。
(会員総会の際の写真)
来年もウレシパクラブの学生共々頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
皆さま今年1年ありがとうございました。ソンノソンノイヤイライケレ!!
第14回ウレシパ・フェスタを開催しました!
皆さまイランカラプテ!
2年のシキテコロ(荻本紋里)です。
今回は、12月3日(日)に開催した第14回ウレシパ・フェスタについて振り返っていこうと思います。
今回のフェスタでは、旭山動物園元園長であり、現在は札幌市環境局参与(札幌市円山動物園担当)を務められている小菅正夫氏をゲストに迎え、「動物と生きる」というテーマで基調講演とパネルトークを行っていただきました。
また、グループ学習各班の展示や二部構成での舞踊発表も行いました。
グループ学習の展示では食文化班、木彫り班そしてヤイヌ班が制作したものに加え、アイヌの伝統的な楽器トンコリの演奏体験もありました。
私は木彫り班のコーナーで訪れた方々と交流することができました。
作成したコースターを見た方からお褒めの言葉をいただいたり、新たな知識を学んだりと充実した時間をすごすことができました。
舞踊発表では、私自身新しく学んだ舞踊や歌が多く、特に千歳のウポポはなかなか歌詞が覚えられず苦労しました。
ホリッパでは、学生だけでなく会場にお越しいただいた方も交えて踊ることができ、とても楽しい時間を過ごすことができました!
(ウポポ)
(ホリッパ)
(ク リムセ)
(フッタレ チュイ)
(イオマンテ リムセ)
(ムックリとトンコリ演奏)
(エムシ リムセ)
(サロルンチカプ リムセ)
(フンぺ リムセ)
パネルトークでは、より詳しく動物と人間がどう関わっていくべきかに加えて、クマ送りの儀礼について小菅氏の考えもお聞きすることができました。
クマが人里に来る理由を作らないように、私たちからアクションを起こすことが、この先被害に遭う人や駆除対象になるクマを生むことを避けることにつながると学ぶことができました。
今回のフェスタは私にとって初めてのフェスタでした。
緊張する場面もありましたが、また新たな経験を積むことができたと感じています。
寒い中足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました!
それでは、スイ ウヌカラアン ロー!
札幌大学アイヌ文化教育研究センター 2023年度シンポジウムを行いました!
皆様イランカラプテ!
2年生のカララックル(木村 悠人)です。
今回は10月28日(土)に行われた「札幌大学アイヌ文化教育研究センター 2023年度シンポジウム」についてのお話をさせていただきます。
今年度のシンポジウムは最初に学生による伝統舞踊の発表を行い、
その後、「伝統文化とテクノロジー」をテーマに一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科学教授である檜山敦先生をゲストにお招きし、基調講演を行っていただきました。
舞踊発表では私は会員総会に引き続きエムシリムセを踊らせていただきました。
2年生になってからプレアホールという広い空間でエムシリムセを来場者へ向けて披露するのは今回が初めてで不安でしたが、本番ではより一層身が入り踊りきることができました。
私自身、今回の舞踊発表で貴重な経験を積むことができたと思っています。
舞踊発表後に行われた檜山先生の基調講演では「プロのスポーツ選手や人間国宝の方の動作をステレオカメラ、バイノーラルマイク、テレメータで記録し、それを初心者の方にHMD、ヘッドホン、振動モーターを用いて同じ動きや環境を再現する」といったお話を聞きました。
基調講演後、来場者と学生を交えたワークショップが行われました。
講演でお聞きした内容を踏まえて、檜山先生が研究されている技術をアイヌ文化においてどのような形で活用できるかについてグループごとに話し合い、沢山の意見が出ました。
出た意見の中には「舞踊や歌が上手な学生が新入生にその内容を教える時に、その技術を用いて教える」や、
「木彫りをする時、手先の細かい動きを覚えるために使いたい」といった意見がありました。
普段ウレシパクラブの活動を応援してくださっている方々と意見交換をするという交流の場はとても新鮮だったため、
今回のシンポジウムでこのような時間が設けられたことにとても感謝しています。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました!
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【お知らせ】
12月3日(日)に、第14回ウレシパ・フェスタを行います!
※オンライン配信は行わず、対面開催のみとなります。
また、小菅正夫氏のご講演では撮影、録画、録音を行うことはできません。
ご理解のほどお願いいたします。
日時:2023年12月3日(日)
12:30~17:00
場所:札幌大学プレアホール(SUcole1階)
※申込不要・入場無料
今回のフェスタではゲストとして小菅正夫氏(旭山動物園元園長、札幌市環境局参与(円山動物園担当)、北海道大学客員教授)をお招きし、「動物と生きる」というテーマで講演していただきます。
そのあと、ウレシパ学生を交えてパネルトークを行う予定です。
そのほか、学生による伝統舞踊披露や、日々の学習会での成果を発表する展示等を行います。
昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響で行っていなかった懇親会も実施いたします。
詳細についてはチラシをご覧ください。
学生一同、フェスタに向けて懸命に準備に取り組んでいます。
皆さまのご来場をお待ちしております!
それでは、スイ ウヌカラアン ロー!