羽犬塚~瀬高 | ゆたちゃんのブログ

羽犬塚~瀬高

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今回も歩くかどうか迷っていた。で、前日からの用意もまともにやってなかった。朝起きて天気予報を確認すると現地は雨また曇りとなっている。ということは、熱射ビームはないし行ってみようかと、説得力ない論理で自分に言い聞かせ、半信半疑状態のなか携帯傘持参で博多駅に向かった。またこんな動機不純なタイミングでは電車も非協力で9時47分の電車に乗り遅れ、次の快速は目的地の手前まで。結局実質的にそのあとに博多駅を出発した普通電車、快速電車に乗り継ぐ羽目になった。

乗っている間に、チェックポイントの確認をしょうとするとコピーしていた街道解説、地図一式を自宅に忘れているのに気がついた。普通ならば断念ものだが、(以前小田原宿、佐賀の宿でも同じことがあった。佐賀の宿では奇跡的に佐賀駅の中に朝から開けてある本屋があって、しかもマニアックな本に関わらず、売っていたのだ。今回はさすがにそれは望めない。)昨日ルートチェックしたばかりなのでスマホさえあればなんとかなる自信があった。

羽犬塚駅に着いて前回到達した地点に復帰したのは前回と同じく昼近く(11時26分)となっていた。


近くの恋木神社(女性の参拝客多し)鳥居にはハート形のオブジェ。
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駅前の諏訪神社
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南進開始し、すぐ山ノ井交差点に着く。横断し、ここから209号線に並行する細い道へ。少し風情を感じながら歩いていると途中で雨がポツリポツリ。電車に乗り遅れなければ今頃もう船小屋駅を通過していることだろうにと、自らの優柔不断さを嘆きながら傘をさした。



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坊津街道(薩摩街道)との道標があった。


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尾島というところでまた209号線に合流。

右手に源平合戦の遺構があった。源平合戦は壇ノ浦の合戦の後もまだまだ続いていた。この戦いの後、組織的な戦闘としては最後となる山川町要川の戦いへと続く。この豊前街道は筑後地方が源平合戦、熊本に入ると西南の役と、まさに歴史的に戦いの舞台となった。



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雨は激しく降ってきた。歩行意欲が著しく減退してきた。

尾島十字路を過ぎて右方向へ。雨脚が更に強くなった。もはや歩いている場合ではない。何とか船小屋までたどり着いて新幹線で帰ろう。筑後広域公園に突き当たった。大きな公園、駐車場も広い。但しこの雨、当然ながら駐車場には殆ど車はなく余計に寂しさを誘う。




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公園の脇道を進行する。確かに想定通り太陽熱射はないが、豪雨の中の高温多湿という状況下、ストレス満載で歩く。歩道は水溜りとなってきて、路肩の上をバランス取りながら歩いていく。そのうち少し雨足が弱くなってきて、秋津島、道標と何とかカメラを撮れた。先の方に船小屋駅が見えてきた。取り敢えず帰れる。一安心。

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なんとか船小屋駅にたどり着く。リタイアする前に折角なので新幹線駅とその周辺を見よう。在来線の駅が隣接。なんとも寂しい施設をひと回りして取り敢えず西側の地産地消風レストランで食事。ところがなんと雨が止んできた。人生こんなもので、食事が終わり歩きはじめるとまた豪雨が来るのだ。


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地産地消のチーズが乗ったハンバーグ。もう歩かないので生ビールも。食事も済み、併設の施設をチェックなどしてタイミングずらし、外に出て確認すると雨は止んだままだ。濡れた服もなんとなく乾いてきた。ならば、よし、決行に変更!

鹿児島本線を超えて旧道へすぐ左折、また右折して元の道へ。このあたりも明確に記憶していた。ややこしい感じだったので事前チェックしておいて良かった。前方に何やら祠みたいなのがある、よく分からず行基橋を左折。??ひょっとしたら行基像だったのかな。



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橋を渡ると何やら昭和の雰囲気。土手に不思議な構築物が。駐車場でもない??




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その先、酒屋の先の細い道を間違って右折、レトロな、つげ義春的な空間という感じのところを通って右折。実はここで正しい道へ戻ったことが後でわかった。

道なりに進んで中山大藤を左折。赤い鳥居、お稲荷さんらしきものが見えた。ここも直進が正しかったようだ。道なりに進んで三軒屋交差点を左折して正しい道へ戻る。左手には山門高校。お茶屋前の交差点に。本当に懐かしい光景だ。右の空き地がお茶屋跡ということだ。



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横切って昭和レトロの道へ。突き当たって道になりに左に行くべきところ、また間違って一筋南の道へ。寒ざらしの店やなぜか水車が玄関にある家など通り、来迎寺を過ぎたところで間違いに気づき、左折して八坂神社へ。大提灯を見損なった。



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来迎寺
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八坂神社

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北原白秋の姉の嫁ぎ先、菊美人醸造元を始め、大きな町家が立ち並ぶ。往時の素封家が忍ばれる感じで前方に矢部川が見えてきた。



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瀬高橋で矢部川を渡る。右手に大きく高い山が見えた。この近くにそんな高い山はない。が、山の形から自らの幼児時代を過ごした島原半島の普賢岳(現在、平成新山、噴火当時雲仙岳と呼ばれた。)とすぐ気がついた。



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橋を渡り、右折、町家が並ぶ。道なりに左に。伊能忠敬の測量基点の地の碑があった。当時、17年の年月を費やして全日本地図を完成させた。本当に偉大なことだ。



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209号線を超えて右手に小川が見えてきて、川沿いの道となる。交差点を過ぎて右手の道に回り込む。すぐに街道を寸断している鹿児島本線に突き当たり、瀬高駅最短距離地点となった。ここで今日は終了、瀬高駅へ。今日も何とか辿り着いた。距離は短かったが、体力的には消耗した。



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