ソフトバンクの創業者「孫正義」さんの本を読んだ。
ポータブル音声付電子翻訳機の開発でシャープと契約
ハドソン製品の独占販売権獲得
ラオックスのザ・コンピュータ館の立ち上げ
ネットワークソフトシェアNo1のNETWAREの日本法人立ち上げ
IT関連メディアNo1のジフデービス(PC WEEK)の買収
世界最大のITイベント事業「コムデックス」の買収
YAHOO(米国)への出資とYAHOO JAPANの立ち上げ
YAHOO BBの立ち上げ
イートレード証券の立ち上げ
ダイエーホークスの買収
日本テレコムの買収
今も現役で様々な事業を行っている人であるが、あまりメディアに出てこない人だけに、とても興味があった。
彼のことは、以前、ハーバードビジネススクールのケーススタディで「常に一番を目指す」「徹底的に分析する」「勝つまで戦う」という起業家精神を学び、とても興味は持っていた人の一人だったので、今一度、しっかり読んでみて、「起業家」というよりも「革命家」に近い人だと感じた。
19歳にして「20代で事業を始める、30代で1000億円規模の軍資金をためる、40代で1兆円規模の勝負をかける、それを50代で完成させて、60代で後継にゆずる」という人生の50ヵ年計画を立てていたこと。
「お金はないが熱意は誰にも負けない」という説明で、多くの経営トップを説得しながら事業を拡大させていったこと。
自分のチャレンジのせいで多額の借金を抱えても、自らの発明と営業力で克服していったこと。
25歳(創業2年目)で長くて5年の命と言われながら入院、3年半の病棟生活を送り、そこで4000冊もの本を読んで前向きに生きてきたこと。
「70%の確度で勝てる勝負」と確信したとき、誰に反対されたとしても、持てる資源の全てを投げ打って勝負に賭け結果を残してきたこと。
M&A候補企業は、「自分の事業領域」、「デジタル情報でナンバーワン」、「インフラ」という3つの条件で決めるが、オーナーに「誠意」や「正直さ」が感じられない場合は一切手を出さないこと。
いろいろ勉強になることの多い1冊でした。
- 大下 英治
- 孫正義 起業のカリスマ
今日の格言:「熱意、スピード、結果」