2008-04-24 09:07:04

野村證券(中国人社員)インサイダー取引の謀略説

テーマ:経済

 証券業界のリーダーである野村証券でとんでもない事件が持ち上がった。


 社員のインサイダー取引だ。企業の合併・買収(M&A)を仲介したり助言したりする部署の社員が事前に情報をキャッチして公表する前に関連会社の株を売買して稼いでいたというのだ。その利益は5000万円。

 逮捕された3人は中国人だった。会社の社員管理、教育もさることながら企業情報の最前線の社員が中国人だったことから、「謀略説」まで噂されている。
 不正に売買した株は1年余りの間に21銘柄に及ぶ。やりたい放題だ。

 個人犯罪ではすまされない仕組まれた臭いがする。
 「それをやっちゃおしまいよ。良心まで買収されたのか」」(近事片片・毎日新聞)とある。

 M&Aは証券会社が欧米の会社と競うために、とくに力をいれている分野である。情報が事前に漏れればM&Aが成立しなくなる恐れもある。しかもやった社員は外国人である。単に内部でというのとは意味あいが違う。
 業界の関係者は冷ややかだ。
 なんと「氷山の一角」ではというのだ。あ然とさせられる。
 その損失ははかり知れない。①一般株主に対する裏切り②顧客企業の信頼を失う③ビジネス基盤の破壊などにつながろうか。

 改めて社員の職業倫理が問われるが、渡部賢一社長はこう陳謝した。
「証券市場に携わる者として、鏡は磨くことはあっても汚してはいけない。信頼を失うことになってしまった」。
 これまでにも日本経済新聞の広告局社員、NHKの報道記者、公認会計士と摘発されている。甘い目の前のホット情報にすぐ飛びつく。金銭にたいする感覚が鈍ったのか、職業倫理意識が欠如しているのか、やたらと多い。

 中国人社員は自分や家族の名義で売買しなければ発覚しないと思ったのだろうか。企業としての社員管理が問われる。とはいえ、国際社会の激しいビジネスの世界である。

 今回の背景を徹底的に調査する必要がありそうだ。

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