2014年悠久の第九

テーマ:

お待たせしました!
2014年悠久の第九。いよいよ合唱団の練習も10/8よりスタートします。




今年は2008年12月以来、6年ぶりとなる当団名誉指揮者小松長生の指揮の第九公演です。
ご期待下さい。

前売りチケットは現在発売中です。是非、お早めにお求めください。
(毎年11月になると選べるお席がぐっと減ってしまいます。)

※セントラル愛知webに移動します※
【座席表】
http://www.caso.jp/schedule/pdf/2014daiku.pdf

【チケット申し込みフォーム】
http://www.caso.jp/html/form/ticket/ticket-form.html
AD


ファゴットの小野木です。

「第九(だいく)」。
平仮名にしたら3文字。
たった3文字の響きだけで背筋がピンとさせられる感覚があります。

始まってしまったら簡単には終われません。さぁいくぞ!と気合いを入れるものの、それはそれは大きな“何か”が立ちはだかって足元がすくんでしまうような、、これが正直な思いです。

何歳の頃から知っているのか定かでないほど自然と耳に馴染んでいた第四楽章の歓喜の歌。低弦からはじまるあのテーマの緊張感。1stファゴットの美しいオブリガードが入る直前、今ではすっかり2ndファゴットの楽譜には低弦と共に演奏するよう大きな音符で書かれています。(旧版では影譜=小さな音符で書かれておりました)
弦楽器とファゴットのアンサンブルは大変美しいものなのですが、子供の頃から何気なく知っているあのメロディの波にのって美しく繋いでいく難しさを痛感しています。

そしてファゴット奏者からするとやはり第三楽章の冒頭の話は無視できないところです。
2ndファゴットからはじまり1stファゴット、クラリネットへと繋いでいく序奏はその時にしか味わえないこれまた“何か”があります。
これはファゴットだけの話ではなく、何気なく始まっている部分もそれぞれの奏者がそれぞれ魂を込めて音を出している、ということです。
そんなことを我が身をもって実感するのがこの第三楽章の頭です。

ファゴットパートとしては第四楽章で満を持して登場するコントラファゴットも忘れてはなりません。マーチの部分で2本のファゴットと共にブンッブンッと奏でる部分は簡単そうに見えてとても難しいです。全体の響きをぐんと広げる役割を担うコントラファゴットにも注目です。

オーケストラと合唱(もちろん指揮者もソリストも会場のお客様も)が一つになった音の波の渦中にいるときには大きく立ちはだかっていた“何か”とも対峙しているというよりは、肩を組み合えているかな?という感覚になるような。。
(そもそも“何か”とは何なのでしょう!永遠の課題かもしれません)
とにかくその瞬間を楽しみに挑みたいと思います!

ファゴット 小野木 栄水

AD
※セントラル愛知交響楽団公式ブログからの転載記事です※

皆さん、こんにちは!
トロンボーンの戸高茂樹です。

今回は皆さんに、トロンボーンという楽器のことについて、お話したいと思います。
ヴァイオリンやフルートなんかに比べて、イマイチ皆さんに、馴染みのない楽器かもしれませんが、しっかりとオーケストラで活躍しております!

そんな我々、トロンボーン奏者の、オーケストラでの重要な仕事は、
すばり、
休みの小節を数えることです!

!?

オーケストラのコンサートに行かれた方は、あそこに座ってる人達はいつ演奏するんだろう?と思われた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう、我々は、オーケストラでは、「休み」がとても多い楽器なのです。

12月に頻繁に演奏される、ベートーヴェンの「第九」なんかでは、あの有名な「歓喜の歌」の部分もお休みです。
盛り上がってくるオーケストラの演奏や、美しい合唱を聴きながら、今年ももう終わりか~、などと感慨深くなったりしてます。(オケの皆さんすみません...)

トロンボーンという楽器はもともと、教会でのミサなどの儀式で、合唱と一緒に演奏されていた楽器なのです。

モーツァルトやハイドンは、ミサ曲では積極的にトロンボーンを使っているのですが、交響曲では一切使いませんでした。

当時はトロンボーンには、神聖なもの、というイメージがあったようです。

そのため、トロンボーンは「神の楽器」などと呼ばれたりもします。
そう、我々は偉いんです!(違う)

その後、ベートーヴェンが歴史上初めて、交響曲でもトロンボーンを使ってくれて(ベートーヴェンさん、ありがとう!)、それ以降、交響曲や管弦楽曲の分野でも頻繁に使われるようになりました。

冒頭に、休みを数える事が仕事だ、などと言ってしまいましたが、本当のトロンボーンの得意技は、なんといっても、美しいハーモニーを奏でること!
トロンボーン3人のハーモニーを、ホールに響かせる時の快感は、何度演奏しても、病みつきになります。

特に、ブラームスが書いた4つの交響曲には、どの曲にも、トロンボーンのハーモニーが印象的なフレーズがあり、演奏していると、トロンボーンやってて良かった!と思わせてくれます。

こんなトロンボーンセクションの活躍を聴きに、ぜひ、セントラル愛知交響楽団のコンサートにお越しください!(あ、トロンボーンの出番の無いコンサートもありますので、お気をつけて!)

トロンボーン 戸高茂樹
AD


皆様こんにちは!
はじめてブログにおじゃまいたします、コントラバスの佐藤美穂と申します。私がセントラル愛知交響楽団にお世話になって4年。演奏会の度に、たくさんの作品や人との出会いがあり、お陰様で充実した日々を送らせていただいております。
さて、今年も街がクリスマス色に染まると同時に、音楽界も「第九」シーズンなるものが始まりましたね。セントラル愛知恒例の「悠久の第九」公演では私も毎回、大きな感動をいただいております。

そういえば…私がコントラバスを弾きはじめてから、第九に出会ったのは確か大学時代だったと思いますが、はじめてその緻密なパート譜を見た時の衝撃は今でも忘れられません。(このtempoでコレ!?こんな事弾いてたんだ!?とか…)

それは演奏するだけでも苦労する箇所は多々あり…中でもチェロとコントラバスの最大の出番となる第4楽章の初めのレチタティーヴォは、何度弾いても緊張が絶えません。いかにして、私たちの音でベートーヴェンの描いた訴えを語るか、また否定を乗り越えた先に静かに現れる「歓喜の主題」で、どれだけの感動を起こすことができるかはコントラバスを弾いてゆく限り、永遠の課題であると感じています。

それから、低音の歓喜の主題が始まって徐々に各パートが重なり合う部分は、糸が紡ぎあっていくような美しさがあり、大好きなところです。そこからいつもの低音としての役割に戻った時、少しだけホッとできるのです。きっと表情も和らいでいることでしょう!?
この曲では全体を通してカラフルなコントラバスの音色をお楽しみいただけるかと思います。是非、耳を傾けてみてください!

そして最大の特徴である、人の声とオーケストラとのアンサンブル。全てが一体となった音は、宇宙空間のように広がりますね。苦悩を這い上がって来たからこその魂の響き、本当に果てしなく世界の広いこの作品を、演奏できることが幸せです。
今や演奏会に行かなくても、どこからか耳にする第九のメロディですが、やはり全楽章を通してこそ、その物語を味わうことができます。

毎回新鮮な悠久の第九合唱団の皆様との音の会話を、今年も楽しみにしております。
素敵な時間となりますように!

佐藤美穂 Cb.




この悠久の第九合唱団は第九経験者による一般公募の合唱団です。
10月から合唱指導の中村貴志さん、練習ピアノの重佐恵里さんによる練習を行っています。女声のみの練習日にはアルトで参加される三輪陽子さんの指導がありました。
日々の合唱練習を重ね、本公演の指揮者である齊藤一郎の合唱指導日を過ぎると、本番まで残す練習はわずかとなります。

今回はこの合唱練習をずっとサポートして下さっている練習ピアノの重佐恵里さんからコメントを頂戴しましたので掲載致します。

========================================

ピアノの重左です。
幸せな事に、秋がくると皆様の素敵な歌声をここ数年聞かせて頂いています。毎年、前年度をステップに飛躍していく響きの素晴らしさに聞き入りながらピアノを弾かせて頂いております。
今年は私自身新たな転機を迎え、「新しい経験」そして「今までの積み重ね」というものを深く考えさせられました。
「積み重ね」とはとても貴重な自分の財産であると共に、一歩間違えると「慣れ」という落とし穴にハマってまう物である事。逆に「新しい経験」は常に不安定な場所におかれ怖い反面とてもいい緊張感と新鮮な空気を生み出す事。音楽をする事は、練習で「積み重ね」を、舞台の上では常に「新しい経験」をしているのかもしれないなと思います。そして、どちらも欠けることなく揃った舞台はきっと、ステージと客席が一体となった素晴らしい時を生むのかなとも感じている今日この頃です。
今年もきっと、ホールの中には皆様の情熱に溢れた歌声が響き渡る事でしょう。そのステージの中で皆様御一人御一人が、舞台の上にのみある歓びの光を見られますよう、そして私もホールの中で同じ歓びの光を感じることが出来ますよう、残りの練習期間も精一杯つとめさせて頂きたいと思います。素晴らしい一瞬に向かい皆様と共に歩かせて頂ける幸せをかみしめながら、次回もピアノを弾かせて頂きます! 練習ピアノ/重佐恵里