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気分だけでも…

2012-02-11 23:06:01 テーマ:ブログ
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暦の上では 春なのに 寒い毎日…。 京都人になって20年にもなるのに 底冷えの厳しさには ちっとも慣れません。[京の冬の旅] で いらして下さっている スカイガイドさんが 寒そうな様子も見せずに 朝から夕方まで にこやかに 対応されている姿を見ると 本当に頭が下がります。
せめて気分だけでも 春の温もり を感じられれば… と思い 雛人形 を出すことにしました。京都生まれのくせに寒さに弱い住職に相談すると、「春のあたたかさ」の言葉につられて [蓮華の間] に出すことを OKしてくれました。場所の関係で段飾りでは無く 選抜メンバーだけの出演ですが 京都らしく 華やかです。
拝観時間終了後、ドタバタと飾り付け始めていると 「手伝いましょか…?」と住職。 重い物だけ 運んで貰い 「細かい事は結構です。」と丁重にお断りすると 「あ~ 寒ぶ! 寒いわぁ~」とホッとした様子で去って行ったのでした。
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いざというとき…

2012-02-09 22:38:53 テーマ:ブログ
[京の冬の旅] は私も個人的にファンで 毎年 実家の母を呼び寄せて巡っております。今年は忙しいから無理かな? と思っていたのですが 昨日 所用で外出した合間に 一カ寺だけ拝観してみることにしました。
朝 早めに家を出ると 参道で ご出勤のスカイガイドさんに遭遇! 「すみません… 今日は ドロンして 平等寺に行って来ます~!」とお話すると 「平等寺も 良いお寺ですよ~。 あそこはねぇ…」 と 見所を説明して下さり、期待が倍増して出発致しました。
街中に位置する 平等寺は由緒正しく 格式が高いながら 賑わいのあるお寺で 庶民的な雰囲気にも感じられました。 真言密教らしく たくさんの仏様の中に インド神 が並び 大黒天さまがマハカーラ神 そのもののお姿で 「あら 雲龍院の方が日本風じゃないの…」と興味深く見入ってしまいました。 とても美しい ご本尊 お薬師如来様は 本堂横の収蔵庫で お厨子に入って安置されてました。お厨子の後ろに車輪が付いており 緊急事態で避難する場合には 横に倒して運ぶ為、頭に保護の布団が載せられております。 「今まで ずっと載せてあるお姿で親しまれてきたのだから 今さら取り去る必要は無い」という ご住職様の柔軟なお考えに うなずくと共に、 「「いざというときの備えをしておけば 心も身体も傷付かぬぞ…」とお薬師様に教えて頂いているような気にもなり ありがたく手を合わせました。
そうそう、またいつ ドロンして お寺巡りが出来るか分からないのだから 私も 頬かぶり でもして備えておこう~っと!!

お台所

2012-02-05 20:29:04 テーマ:ブログ
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大黒様はお台所に安置されているので 皆様方に お入り頂いております。 とは言え、生活感漂う 庫裏(くり) に踏み込む事に躊躇される方もあり また こちらとしても あまり奥まで覗かれるのは嬉しくは無いのですが…。まあ 私どもは 覚悟と慣れ で臨んでおりますので、ご遠慮なく 是非とも 素敵な大黒様の福徳を授かりに お入り下さい。
で、どうせ入ってしまわれるのでしたら 昔の台所の風情にも着目なさってみては如何でしょうか。 出入口の上には 番傘を立てて収納する仕切りが取り付けられております。 また、大黒様の横には 天井から吊り下げられた棚が…。一見 不自然な位置に感じるのですが、下向きに降りられない ネズミの特性を考慮した食品貯蔵棚 なのだそうです。見て頂けるように 先日 山積みにしてあったガラクタを片付けて 綺麗にしてしまいましたが、ネズミだけでなく 息子のゲーム機を取り上げて隠すのにも重宝した棚なのでした。

足元カバー

2012-02-04 17:08:00 テーマ:ブログ
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昨日、一昨日 と厳しい冷え込みでした。 そんな中 お参りに来られた方は 京都のお寺の寒さに驚かれたかと思います。 足元から じわじわと… 底冷えの冷たさ!
雲龍院のスタッフ 佳美さんのお母様が 足元カバー をたくさん編んで送って下さいました。その優しさと毛糸の温もりに 拝観の方々は大喜びです。 枚数に限りがありますので ケンカなさらないようにお使い下さいね。

星供

2012-02-03 20:33:40 テーマ:ブログ
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真言宗のお寺では よく 空海さんが日本に持ち帰った占星術の [星まつり(星供 ほしく)] という行事が行なわれております。 全ての人は 予め 定められた星に属して生まれているのだそうで、 一年の災いを除く為に その諸星を 一年の始まりの節目である 節分に 奉るのです。当年星(とうねんじょう)は一年ごとに廻り 吉凶 が左右されるので 星まわりが悪い年 には悪事災難から免れるように、善い年には より善い一年となるようにご祈祷をしてもらいます。 各人の努力や み仏のお慈悲によって 耐えられない程の難が回避できるのならば それに超したことは無いでしょう!!
泉涌寺では毎年 星供の法要を営み 手作りのお札を山内寺院家族一人一人に配布して下さいます。 こじんまりと 心を込めて…。 皇室と近親者の為、また 星供の作法 継承の為に この聖域で営んできた行事を、今 特別公開している [九曜星]の仏さま方 は見守って来られたに違いありません。

2月のお華

2012-02-01 17:40:27 テーマ:ブログ
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参拝される多くの方が 「ここは お花が綺麗に活けてありますね!」と喜んで下さいます。龍華会が発足してから ずっと 年間通じて 華師 清水南文先生が担当して下さってます。 カメラマンでもある先生は 雲龍院の行事や季節の風景を映像で記録する係も受け持たれ、雲龍院の事を深く理解されているだけに 毎回 お華もしっくりと決まっています。
昨日 2月に向けて 活け替えて下さいました。
寒い一日でしたが 凛とした空間が 雲龍院らしいと思います。

月が出た出た~

2012-01-30 00:01:34 テーマ:ブログ
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現在 金・土・日曜の定期観光バス のみ 夜のライトアップ拝観をお受け致しております。 寒い季節ですので (正直!?) 来られる方は少ない と覚悟していたのですが、思った以上に 多くの方々が ご参拝下さいます。 「昼間は スカイガイドさん達が 一生懸命 ご案内して下さっているのだから…」 と 襟を正し 住職も話に熱が籠っているようです。
夜は昼間とは また違った 幻想的な空気に包まれ、夜だけにしか味わえない発見もあります。 霊明殿の前庭の 砂紋 は浮び上がるかのように照らされ 神聖な雰囲気になりますし、 [悟りの間]の隣の [月窓の間] には 床の間に半月が映し出されます。「いや~ ホント!!」 感嘆の声が嬉しくて、こちらも つい 説明に力が入ってしまいます。「時間が足りない」 「もっと ゆっくり見たいわ」 と皆さん 名残り惜しそうに バスに戻られます。
ライトアップの定観バス は 2月5日までです。

神仏

2012-01-29 22:55:21 テーマ:ブログ
「天皇家は神道なのに どうして泉涌寺に奉られているの?」とよく聞かれます。 神仏習合の いにしえ の中で 仏に帰依(きえ)されたり 出家された天皇様や皇族様は たくさんおられます。神道と仏教を切り離して 日本の歴史を考えることは出来ないのです。
さて、うちの娘ですが このお正月に 某神社で おみくじの下げ渡しの アルバイトをしておりました。 巫女さん姿に憧れて自分で選んできた 初めてのお仕事でしたが 「いつもの雲龍院のお手伝いを 忙しくしたような感じだった…」 と こちらも 神仏分離 とはいかなかったようでした。
ところで 進学先も決まり 高校卒業を目前にして 授業が無く、 お寺の手伝いをする等 ほとんど在宅の娘…。 [京の冬の旅] で いらして下さっている スカイガイドさん達が 「不登校で学校に行っていないのでは?」 と勘違いされていないか 不安に思っているようなのです。「違います!!って言ってよ~」 と住職に懇願しておりましたが 「却って 怪しまれるんじゃない?」と含み笑いの住職…。
「どうぞ 不登校娘 だと思われておりませんように… 神さま 仏さま お願い!」(>人<)

この地に眠りたし!

2012-01-22 23:21:53 テーマ:ブログ
[京の冬の旅] の期間、 普段は廊下からの参拝の 霊明殿に お入り頂いております。 霊明殿は南北朝時代の 北朝天皇様のお位牌をおまつりし 後光厳天皇・後円融天皇 の木像御影 が安置されております。
両帝は 崩後に泉涌寺の地を「すみか」とすることを熱望されておられ 雲龍院で 木像御影やお位牌は熱心にお守りしておりました。ところが 応仁の乱が起り 兵火を免れ 安全な場所に お移ししようとした所 御影の侍者の夢に後円融天皇様 が現れ
立よらん 木陰なくとも 此山の
 すみかをいかて いてははなれん
と御歌を示されたそうです。 この為 木像は他所には移さず 土蔵の庫院に収めてお守りし、いよいよ危険となったあと 御頭を抜き取って移した という話が伝えられております。
600年以上も経ち 毎日 たくさんの方々が参り、天皇様方も さぞかし驚かれていらっしゃるでしょう。 私の持論ですが 亡き人に思いをはせる事が 一番の供養かと…。南北朝の定まらぬ時代に苦悩されながら生きられた天上人に多くの方が想いを寄せるのも 決して悪くは無いと思います。 ただし 静かに 静かに お参り下さいませ。

紋縁

2012-01-21 07:53:20 テーマ:ブログ
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「畳のヘリに模様が付いているのは 何か意味があるのですか?」という ご質問があったようで…。 よく気付かれたわねぇ~ と感心致しました。
紋縁と書いて [もんぺり] と読みます。神社仏閣 等でよく使われ 時代劇のお城シーンでも よく目にします。 幅が少し広く 何色かあるようで、 綿で伸び縮みするので 縫い合わせるのが難しく 職人さん泣かせの へり なのだそうです。
数年前ですが、 悟りの窓 がコマーシャルに使われ 悟りの間 にたくさんの方が殺到された為 「畳を新しくしなくては限界…」 という事態になりました。 畳屋さんに来て頂き、 品質にこだわる住職 と 金額が気になる私 と 住職に味方したい畳屋さんと(?!) じっくりと検討をしておりました。 「さて へり は…」 というと 「紋縁ですので その分のお値段が高くなりますが…。」と恐縮げな畳屋さん。 格を下げて 普通のヘリにすることも出来ず 「やっぱり お寺は維持費が掛かる…」とため息をついたのでした。
[畳のヘリを踏んで歩いてはいけない] のは 紋縁が 畳屋さんの苦心作であり、 高価だからではないか と 勝手な理屈を考えてしまう私なのでした。 下世話な お話でごめんなさいね…。

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