名古屋の縮毛矯正専門店 unlabel(アンレーベル)

2015年2月8日に名古屋市金山でオープン。
完全予約制・スタイリスト1人につき
1日お客さまは3名。
名前だけではない本当の専門店です。
2016/10月より、ACC代理店となりました。
独立前からのブログです。
ビフォーアフターなど中心に更新します。


テーマ:
昔話をしましょうか
 
 
むかしむかし
 
ある田舎にあった、大きな美容院。
 
 
そこで高校生の頃からアシスタントをしている男の子がいたそう(バイト→正社員登用)
 
彼 としよう
 
そして、その彼が働いている間に新しく入ってきた40過ぎの男の美容師がいた。
 
上司 としよう
 
 
2人はもともとタイプが違った
 
彼は当時21歳アシスタント3年目
 
・理屈っぽい
・こだわりが強く仕事に厳しい
・上司に対しても平気で文句を垂れるような世間知らず
 
一方
40過ぎの男(上司)は
感覚派であり、
おだやかで特に仕事にこだわりもなく、人間的に好かれていてか
それなりに指名のお客さんはついていた
 
20年間親の経営していた個人美容室で働いてきたが、
外を見てこいと親に追い出され、彼 の働いている美容院へ
仲間入りしたのだという。
 
 
 
 
そんな2人のお話し
 
 
普段から性格の違いであまりうまくいっていなかったふたりであった
 
立場はアシスタントとスタイリスト
 
上下関係としては、はっきりと分かれてはいたはずだが
 
理屈っぽく、仕事内容にこだわりの強い彼は
 
その上司が起こすパーマや縮毛矯正の失敗に対して日常的によくつっかかっていた
 
「なんであのお客さんにあんな薬使ったんですかどう考えても合ってませんよね」
 
 
上司は都度、受け流すか開き直り
 
「お客の髪質がわるかったんや」と答えるのがいつものやりとりと化していた
 
 
ある日のこと
 
ご来店は50代後半の女性 新規のお客さまであった
 
メニューは縮毛矯正
 
担当はその上司
 
アシストとして彼がついた。
 
 
カウンセリングを終えた上司と彼はバックヤードにて薬を調合する
 
 
上「あれ ●●●のSH(スーパーハード)ぬっといて」
 
彼「いやいやいや、
あんなに毛の細い、さらに白髪染めしてる方に無謀どころか有り得ないですよ」
 
上「早く洗い流せば大丈夫やではやくぬってきて」
 
彼「いやだめですって勘弁してください やばいですって、変えてください」
 
上「おまえは技術者じゃねえだろう!さっさとやってこい」
 
彼「ほんとしらないですよ、絶対まずいと思うんですけど・・・」
 
 
 
それ以上は反論ができず、
指示通り、その薬を持ち席へ。
 
 
他のアシスタントの女の子と2人で
彼は塗布をする
 
 
そのアシスタントの女の子も
 
「え、大丈夫?この人にこんな強い薬使えって?」  と。
 
 
しつこく反対したがそう指示されたのだ。
アシスタントはスタイリストの指示通りの事をすることが仕事。
 
 
しかもお店は混みだし、
早く塗って早く作用させて早く流して早く終わらせなければいけない。
 
腑には落ちないが意図はわからなくもない
 
 
そのアシスタントと顔を見合わせ、やれやれといった感じで
 
塗布した
 
 
 
塗布終了
 
 
すでに何かが・・・・おかしいような気がするが
・・・指示通りタイマー10分入れて放置
 
 
 
・・・
 
指示通り10分でチェックをする。(とは言いつつもタイマーが鳴るより前倒しで見た)
 
 
通常、ストレート(アルカリ)の薬は塗って15分~25分程度作用させて流すのが一般的である。
かなり早いタイミング。
普通の薬剤の選択をしていればおそらく作用不足でもう少し置きますねという判断になる
 
 
 
しかし
 
 
作用不足どころか
 
チェックの為ラップをはずすと
髪の毛が、
 
ものすごい数、ラップにくっついてきた。
 
数秒間止まった。理解するのに数秒かかった。
 
 
「やばい・・・・・切れてる・・・・溶けてる・・・・」
 
 
上司の指示を受けず独断で急いでシャンプー台へ。
 
 
今までにないぐらいしっかり洗い流す。
 
祈りながら、しっかり流す
 
 
そして、流しながら手の感覚で絶望した。
 
 
 
 
席へ戻り、タオルを外し、いったんドライをする
 
さきほどの女の子とは別のアシスタント(男の先輩)と一緒にドライ
 
乾かしだすと、明るくしゃべっていた先輩の表情が
みるみるうちに曇り、無言になる・・・
 
 
そのお客さんの髪の量が半分以下になっていたことに先輩も気が付いた
 
ドライヤーをかけている間も、根元で髪が切れ、どんどん、ポロポロと取れるように落ちる
 
 
まわりのあわただしかった他スタッフ達も、
 
B2(席の名前)の異様な空気を察して陰でざわつき始める
 
 
上司は、勝手に自分の判断で洗い流した彼を睨みつけながら、どこかからやってきた
 
 
 
そしてお客さんの頭を見るや、表情が固まる
 
 
そこでやっと
 
 
やっと
 
やっとミスに気が付いたのだろう
 
 
いちどドライヤーを彼から奪い、ドライをし
 
「アイロンの温度低めで」の指示をし、またどこかへ行った
 
 
もう遅い。手遅れである
 
髪が半分以上なくなってるんだから
 
 
 
その後は、残っている髪がどうしたらこれ以上減らないか
 
考えた
 
どうしたらいいかを必死に考えたが
 
もう打つ手はなかった
 
 
 
そして仕上がり
 
 
お客さんは、アイロンの時ぐらいから気が付いていたであろう
 
 
最後の仕上がり
 
鏡を見ながら、静かに泣いていた。
 
半分どころか、最終的には1/3ほどになっていた
 
 
上司 「綺麗に伸びましたね~(^O^)」
 
鏡を見ながら声もなくポロポロ泣いているお客さん
 
 
店内のスタッフたちは皆注目している
「どうすんの・・・」
「さすがにやばいでしょ・・・」
 
 
上司はそそくさと笑顔で椅子をまわし、無理矢理受付へ連れて行く
 
 
まさか・・・・周りで見ていたスタッフ全員が   まさか  と思った
 
あろうことか何食わぬ顔をしてお会計をし、そのままそのお客さんを帰らせたのだ
 
 
お会計の最中もお客さんは泣いていた  しかしお支払いして行かれた・・・
 
 
彼は何もできなかった
 
 
 
もちろんお店として大問題にはなったが、
会社としてそのお客さんへの補償はきっと何もしていないのではないだろうか
 
当時ペーペーのアシスタントだった 彼 はその後をしらない。
 
 
 
その後 、 彼 とその上司は 似たような内容で揉め、バックヤードで殴り合いの大喧嘩
 
お互い顔を切ったり右手を粉砕骨折するなど大けがをし
 
2人は少しの時間差でそのサロンを退職した。もちろんほかの理由もあったが
 
 
 
 
この出来事が、 unlabel の ルーツとなっている
 
 
 
 
あの時のお客さんは、どうしているだろう
 
当時20歳くらいのペーペーアシスタントだったとはいえ、
あの時もっと無理やりにでも薬を変えればよかったと
事件が起こる前に殴り合っていたほうが良かったと
 
そしてことが起きた後、何食わぬ顔で帰らせようとする上司をなぜ止められなかったのかと
 
 
いまだに後悔の日々です。
 
お会計後のとぼとぼと歩いていくそのお客さんの後姿はきっと一生忘れられないと思います
 
 
指示通りとはいえ実際に止められずそのありえない強い薬をつけてしまった
 
その罪滅ぼしも含め、毎日丁寧な仕事をしています。全然足りないと思いますが・・・・
 
 
 
 
 
縮毛矯正は、素晴らしいメニューであって、なくてはならないものです。
 
しかし時に、とんでもない選択をする人間がいます。
 
 
通常では考えられない判断をする人がいます。
 
 
身をもって7.8年前に体験しました。
 
 
美容師で見ている人がいるかもしれませんが
 
普通に考えたら「ビビる」「折れる」 「切れる」はあっても
 
半分以下になるなんて大袈裟だと思いますよね。
 
僕だって後にも先にもあの時しか見たことありません。
 
実話です。当時サロン内にいたスタッフはみんな覚えていると思います。
 
これがあったからこそ今のこんなお店がうまれました。
 
この話は矯正のイメージを必要以上に怖くしてしまうおそれもあるので、
今まで封印していましたが、3年目の梅雨を迎える今、あえて公開しました。
 
美容師仲間には話したことがありますし、
お客さんの中にもこの話を僕から聞いた方  数名いらっしゃるかもしれませんが。
 
 
 
今年の梅雨(矯正シーズン)少しでも泣かされるお客さんが減りますように。
 
 
お店が暇な時期のみで月1回くらいやっていた講習も、
 
今月、来月は忙しい月なのに2件ずつ入れています。
 
 
また、HPのお知らせにも書きましたが
(こまかい技術部分は書けませんが)悲惨な事故を防ぐためのマニュアルを作成中です。
もちろんフリーです。
好きにサロンさんで印刷して少しでも役立てていただければと思い作成しています
 
 
 
今日もひどい状態の新規のお客さんを担当して、ちょっと精神的にしんどかった長縄でした。
 
 
おやすみー
 
 
 
 
 
今日の1枚

 

東区 出来町にある 芳光のわらび餅。

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気に入りました^^

 

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