至福のシンメトリー

生命の源 その輝きとふれあいの世界


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苦しみを語りながらその人の瞳は潤んでいる。

 

乱れた呼吸に一息いれることも忘れている。

 

流れる涙はその人の部屋の時の流れを止めている。

 

前世からの宿命なのだと言うには、神の無慈悲を感じるし

 

乗り越えるべき壁だと言うには、それは途方もない大きさで

 

その人の前に立ちはだかっているようだ。

 

こんな時、カウンセラーという職業の人たちだったら

 

なんて言葉をかけてあげるのだろうと、ふと思う。

 

僕には全く適切な言葉が思い浮かばない。

 

話を中断して申し訳ないという気持ちでヒーリングをさせていただいた。

 

きめ細かな静寂のバイブレーションがその人に浸透していくのがわかる。

 

その後、次にお会いしたときにその人はこう言った。

 

「苦しい状況は変わりません。

 

けれども私と苦しい状況は別のものだという認識が生まれました」

 

この世に生を受けた瞬間から人はその人独自の物語を生き始める。

 

しかし物語はその人ではない。

 

楽しいことも、苦しいことも、その中間的なことも、

 

一見私を形作っているようではあっても

 

それらは私ではない。私というアイデンティティーはそれらではない。

 

私とはそれらのこととは比較のしようがないほど、重要なものなのだ。

 

その認識のもとにただ一生懸命

 

自分の物語を誰もが、生きてゆかなければならないのだろう。

 

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