レシピブログさんの
「フランス産チーズ『コンテ』と
「フランス産チーズ『コンテ』と
日本酒のマリアージュを楽しもう♪」イベントに参加してきました
フランスチーズの『コンテ』
平べったくて、とっても大きい
ワインが好きなので
ビストロやレストランできっと何度か食べているんだろうけど
『コンテ』という名前は知らなかった私
結構有名なチーズらしい
『コンテ』は
フランスとスイスの境界あたりで作られているチーズ
冬の寒さの厳しいこのあたりの地域では
牛乳の保存方法として、ながく保存できるように
大きく作って熟成させたのが始まりなのだとか。
AOP(原産地呼称統制)認定チーズとしては、
なんと54,704トンも生産
これはAOPチーズ総生産量の28パーセントを占めるそうです
とくにフランスでの消費量は圧倒的No.1
店頭では、こんな感じで販売されているそうですよ
今回は、日本酒とのマリアージュということで
お酒もズラリ
講師のデグレ・ファビアンさん
もう9年も、日本に滞在しているそうで
流暢な日本語
そして陽気なフランス人
『これはプラだよ~』
飾ってあったコンテチーズは、本物ではなくて偽物でした
さてさて、フランスチーズのコンテと日本酒とのマリアージュ。
左から:
2016年7月製造(10か月熟成)
2016年1月製造(16か月熟成)
2015年6月製造(23か月熟成)
左から右へ、熟成が長いコンテへ
見た目からして、若いコンテはみずみずしく比較的柔らか
熟成が進めば進むほど水分が失われて硬く
うまみ成分の結晶化された白いツブツブが見えます
10か月熟成の若いものは
ミルクの甘味が際立っていて優しい味。
16か月のものになると、ミルクの香りとは違った
コクとアロマを感じることができます
23か月のものは、うまみ成分の結晶のシャリシャリ感と
栗のようなぽくぽくとした歯触り。
香りもさらに強くなって
わたしには一番おいしく感じました
今回とっても勉強になったのは
味の違いは熟成期間によるものだけでなく
乳牛が食べていた餌(夏の青草か冬の干草か)
によっても出来上がりの味わいの違い。
イメージとしては、夏にとれた牛乳ではさわやかな
冬のものは濃厚な感じ。
これって、店頭でチーズを選ぶときにも
とっても参考になりますね
やみくもにチョイスするより絶対楽しい
コンテのアロマの輪
6つのカテゴリーに分類された83種のアロマの表現
さすがに素人では
ここまでの香りを認識はできませんでしたが
10か月熟成は乳製品系
16か月熟成は野菜系とロースト系の間
23か月熟成はロースト系果実系の間
みたいに、わたしは感じましたよ
そしていよいよ、日本酒と合わせてみる
正直、チーズの味はもうわかったので
お酒の種類でそんなに味が変わるものだろうか?とおもいつつ…
ファビアンさんがチョイスした、今回の日本酒たち
左から:
御前酒 菩提もとにごり酒火入れ 雄町純米うすにごり
雪の茅舎 山廃純米(秋田)
梵GOLD無濾過 純米大吟醸(福井)
だるま本物歳3年(岐阜県)
ファビアンさんのチョイスした日本酒は、白ワインや洋酒のようで日本人的な感覚とはまた違ったところも印象的。
うすにごりは、どぶろくのようなマッコリのような
シュワッとした炭酸感もあり、でも結構度数強め
雪の茅舎は、スッキリとしていつつ、原酒の強さがしっかりと
梵GOLDは、すっきりしつつフルーティな
日本酒のなかでも飲みやすい日本酒って感じ
上の二つよりも度数は低め
正宗、これはブランデーのようなコクと香りが特徴的
見て飲んだだけでは、日本酒とは思えませんね。
個人的にすごく好き
パッと見、ワインのテイスティングなファビアンさん
ファビアンさんに教えてもらった
コンテチーズと、ポテトのグラタンをつくるよ
コンテチーズは削って使うよりも
スライスしてたっぷり使ったほうがおいしいとのこと
講座では、タラとじゃがいもとスライスしたコンテチーズで
胡椒強めでオーブンへ。
というレシピだったのだけど
我が家のグラタンは
◎長ネギと
◎にんにくを
ソテーして
◎塩麹につけておいた鮭
をレンチンしてほぐす
◎マッシュポテト(塩コショウあり)とすべて合わせて
◎コンテチーズ
をスライスして乗せて、トーストへ。
という作り方
冷蔵庫にあるもので・・・ね
できたのがこちら
クリーミーでミルキーなコンテチーズなので
少し塩コショウ強めのほうがバランスがとれます
とろーり、というか
もっちーーーり
マヨネーズと少量の醤油で味付けしてみたよ
こちらの調理法だと、試食で食べた時のような
コンテのフレッシュなミルク感を感じられて
これもまたおいしい
余熱で少し柔らかくなっているところも
かぼちゃの食感とよく合ってました
あっという間になくなってしまった
コンテチーズ、買ってこよう
余談ですが、チーズをたっぷりと食べたこの日。
夜はぐっすりと眠れました
一緒に飲んだお酒のせいかな?と思ったけど
お酒は強いほうなので~
調べてみたら、チーズには
脳内物質のセロトニンの原料となる
トリプトファンがたっぷりなんですね
だからかな~?
ふだんはこんなにたくさんの量のチーズを
食べることはないので
これもまた、新しい発見でした
コンテチーズの日本酒マリアージュイベントのレポでした☆