天気予報

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以前は
空を見上げることなんてしなかった。
その日の天気すらろくに知らなかった。
雨が降り出すその時までは気にも止めなかった。

今現在
気分がどうしようもなく落ち込んで
何もかもが億劫で
生きることへの希望が見出せなくなったら
出来るだけ太陽の光を浴びること、
まるでお母さんのような優しい目をした人の言葉を
思い出す。思い出すのだけど
光すら、見たいと思えない時だってある。

カーテンの隙間から漏れる
あたたかな陽射しは
私の中の闇を照らし出すようで
怖かった。

いつもより少しだけ早起きしよう。
あたたかいスープを飲もう。
ささやかな朝食はささやかな幸せの始まり。
涙の匂いが染み付いた布団を干して
今日はどこかに出かけよう。

ねぇ、もう曇り空は見たくないよ。
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