疑問符

テーマ:


どうしてそこに立ち続けているの
それが当然であるかのように
本当は怖くて震えているのに

足が竦んで一歩も動かないのに
今日も明日が降りかかるから
それが当然であるかのように

一秒だって許せない
自分を置いてきぼりにしてでも
進まなきゃいけないから

泣きたくなったって
約束しよう
心の中の疑問符に
見栄っ張りな笑顔を

何だってできるはずなんだ
このままじゃいられない
自分の生きる道の為
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アルコホリック

テーマ:


胸に焼け付きようなロック

透き通った割れ硝子の心

一日の終わりに流れ出す、濁り水

キャンドルに火を灯したように
今も熱く煮えたぎる生への執着

それなのに

視界は目まぐるしく動き
光を反射する
記憶と現実を混同させてしまう
言いたい事を上手く言葉にできない

自分が誰なのか分からない

裸のまま毛布に包まって
朝を迎えた
あの時のように
腸の中で食物も酸素も感情もつっかえる

全てを拒むように

それなのに

蒼い炎のように高く燃える水
さらさらと零れてしまう煌き
きついアルコールの香りに
やられてしまうんだ、ただ、心は
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変遷。

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私は。

もう私を脱ぎ捨てたのです。

今はもう誰でもないのです。

自分がトクベツだなんて、当然のように思っていた、
でもそれはもう辞めたのです。

その瞬間から、何もなくなった。
それが平気になった。


今もまだ少し、諦めのつかないことがあったのでした。
それはただ単に、綺麗に、色褪せていくだけで。

まるで、夏が姿を消して
何の違和感もなしに、涼しい風が吹くみたいに。

この夜は長雨。
通り過ぎていくのを見ているだけ。
少し伸びた襟足を、撫でただけ。
つまらないだとか、淋しいだとかは、一切関係ないのです。


だから。
紛れ込む衝動は何てことないと言い聞かせ
差し出そうとしたメッセージを、軽々しく消しました。

あの人はもう過去の人で、
私ももう過去の人で、
こんな夜にふと思い出してしまうのも、何らおかしなことではないのです。

空蝉のような感傷は
風に吹かれれば、そのうち枯れ葉と一緒に
土に還るだけなのです。

当然のように、忘れられていくのです。
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