消える

テーマ:
自分でも本当に信じられない程
弱い自分を隠し頑張っていたこと忘れそうに
ああ、こんなにも泣きたかったんだ、疲れていたんだ
深呼吸ついてばっかりの自分に

今は何も考えずに眠れれば
愛しい記憶の中で
私が消える夢をみる
そんな夢が現実になるかも知れないね
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淋しさ、安堵

テーマ:


一人分の呼吸
それでは充分じゃない
二人分の呼吸なら
些か息苦しい

毎夜眠りに就くことがこんなに淋しいなんて
現実に対峙できない時は
ひたすらに眠り、時間が過ぎていくのを見送った
あなたと眠った記憶

温かいストーブのオレンジ色の明かり
ベッドに沈み込む今日一日の疲労感
どうしてこんなにも簡単な思いを
伝えられないのか

あなたがその理由を握っているなら
心を許し合えない
淋しさ、安堵
もう誰とも、誰にも、心を開かない

私が弱いから
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マーブル

テーマ:


ハロー、コールして僕の声に応えて
少しでも君の言動が本当なら
その心を掻き回し、乱し、嘘と本当を分けるよ
曖昧に絡み合うマーブル色の
純粋に愛されたい気持ちも淋しい気持ちも
君にも分けてあげたいさ、切ない気持ち
君には全く見えない曇り色の
有りったけの僕の頼りなく滲んだマーブルな気持ち
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愛と性欲

テーマ:



僕にメッセージをちょうだい、僕に
君を好きな理由が分からない
理由、なんかは必要なんじゃないでも
君が僕を好きになるには理由が欲しい、のかも

曖昧なこじつけ、持て余す時間と吐き出せない淋しさ
理由なく触れれば、ただ温かいだけ
触れれば二度と離せなくなるだけ

痛かった、か細い声で伝えた
その痛みだけが確かな事実だった
どんな優しい気持ちで触れていたとしても
簡単に分かる理由は性的衝動

ねぇ、ね、
もう一度触れて
曖昧な理由でいいから
そして確たる理由でもう二度と離さないで

嫌いだよと言いたく

テーマ:


嫌いだよと言いたくなる
僕が何か間違ったことをしているかい
たとえそうだとしても二度後悔しないと決めたんだ
いつも自分の心にそれを確かめるから

もう泣くのはやめなよ、と優しい声
少し困ったようなあの人の顔
前にも後ろにも倒れられないことに
その時に気付いた僕、僕が忘れられない人

君がいたから泣き止むことができた
自分をもう一度見つめ直すことができた
そしてどうしようもない自分や皆が分かって
泣くことは本当はもっと難しいことだった

誰かがじゃなくて、嫌いだよ、誰もかも
あんなにも愛しかった自分も皆も
後悔するのじゃなくて、泣くのでもなくて
嫌いだよと呟いた、自分が嫌いだよ

Amour

テーマ:
リボンはほどけやすいように少し緩めにしておく
だから優しくしてね、止めないでね

触れることが簡単になってしまう、あなたには
真面目に話すから、ちゃんと答えて
興味がないのね、あなたは他人のことなんて
躊躇いがあるうちは大事にしよう

わたしの問いかけが風になって耳元をすり抜けたら
気付かれないままにさようなら、さようなら

だけどわたしにとってあなたは初めての楽しみ
胸の結び目が綻んだ瞬間は、はらり、どきり

崩れる、桜

テーマ:
有り余る淋しさと一緒に私を拾って食べて
脆く頼りないからそれさえ言えずに
不安のたぎる目の奥に揺れる鼓動
あなたにも伝ってしまう、切なくて

そんな心は剥ぎ取って温もりだけ抱きしめるの
それでもいいと思っているの、本当に?

大切にされるのが怖いの
生温いため息が前髪に降りかかる
蔑ろにされるのが怖いの
ただ何度でも、あと一回のキスを願う

小さな私
頼りない私
消えそうな私
涙の雫になるの私
途切れそうな身体で
女の子にされたい私、わたし

やっと見つけてくれたら
触れただけで脆く崩れ去るよ
ただ綺麗に壊れられたらいいのに
薄付きのピンク色した花びらみたいに

朝陽

テーマ:
やっぱりあなたは私にとっての一番だから
風のやまないこの場所から今日も
東の空を眺めて夜を待つんだよ
遠く、遠くに輝くあなたの名前もわからない

やっぱりあなたにとって私は一番ではないんだ
本当は分かっていたよ、そんなことくらい
あなたの宇宙から、私の小さな光は見えますか
届くはずの光にも気付かないのなら仕方がない

誰にとっても私はそれなり
まだもう少し一人でここにいられるよ
あなたが雲間に隠れて見えない日でも
私はあなたを思い描き、焦がれているよ

たった一人の人にとっての一番になれるのなら
泣き虫な私だって弱さを脱ぎ捨てられるかな
西の空へと消えていくはかない光だって
優しい気持ちで抱きしめてあげられるかな

爪痕

テーマ:
それが確かに温もりだったと言えるのかしら
せめてあなたの冷えた身体すべて包み込んで
淋しいのならその心を埋めて
そんなことの為に私を使ってくれるのならいいとまで思ったよ

けれどたったひとつだけ、爪痕を残させてよ
触って確かめられるくらいの何かをちょうだい
赤く腫れた隙間から涙が覗けたなら
私はあなた以外の何も考えられなくなる

夜を消耗し、尽きない欲望を消化して
むせ返るほどの匂い、息づき、乱暴なセックス

掻いて掻いて取れなくなった思い
背中に爪を立てて残しておくから

恋愛日記

テーマ:
会いたいと言っても君は「また今度」とか「暇だったら」なんて言って
諦めかけた時にだけ電話がくる
どうでもいい話だけしてすぐに切れた電話の、着信履歴に残る君の、名前
私の頭の中には君が触れた熱だけ

会いたいともう一度だけ言ってみた、これが最後のつもりで
「いつでも」と言った君
その途端、今度は私の方が忙しくなってしまった

ジャズピアノの音色にまどろみ、眠りかけたときに
ほろ酔いの君から電話
ただの興味本位なのかな
君の挑発に乗ってしまった私は宿した熱に
また眠れなくなってしまったよ
手洗いに3回行き、その分の水分をとり、煙草を5本消費してしまった

会いに行くから、近いうち
また教えて
温もりと愛の違いを
そのどちらかを