デフォルメ

テーマ:
淋しい僕が壊れてしまいませんように
人懐っこい笑顔が嫌われませんように

けれど一人でいるときは泣きも笑いもしない
みんな淋しくて当たり前なんだという
穏やかな表情で眠る君が
心までは触れないことを教えてくれた

無条件で愛されることがあるなら
僕は僕でいられるのか
意味を、愛しい人を覚えていられるのか
一人きりで抱える蟠りの最中

優しくしてくれると思ったから笑顔を向けた
その喉の奥の味を覚えていくことに
何の抵抗も感じなかった
掌の中に残るものがいつも大事なものだとは限らないように

ママの唇から身体を切り離されたときは
痛かったの?嬉しかったの?
淋しかったの…
忘れる愛を、手にしようとする愛を

無邪気に求める罪、後悔の味
ただただ飽きもせず、君に触れたかった
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弱い心、見透かされた。

テーマ:
また久しぶりに吐くほど酔って
出会ったばかりの人に迷惑かけた。
ま、焼酎をストレートなんかで飲ませたのはその人だけど。

朝、目が覚めたら草むらで、二人して寝っ転がっていた。
そのへんに自分の嘔吐物がある。
記憶が飛び飛びで曖昧かも知れない。
あたしはまた泣いていたっけ?どうしてあんなことになったんだろう…


「お前はただ、笑って生きればいい。
そんな簡単なことで、周りの人間は報われるんだ。だから笑え。」

あの人は、確かそんなようなことを言っていた気がする。
決して優しくはないけど、まだ24歳でそんなことが言える人なんだ…。

橋本さん。

名前を呼びそうになってしまうけど、その人はもうここにはいない。

本当に、もう一度連絡なんてくれるんだろうか。

淡い期待、なんて持つものじゃないと、頭の中で声がする。
混乱したピンク色の嵐。
冷たい風に吹かれては、確実に燃え上がる。



男の子なんか、勃起したらもう女の子の気持ちなんか考えないんだ。
そんなこと、もうずっと昔に知ったはずなのにな。
つい最近、また痛感したはずなのにな。

だらしないんだなぁ、あたしって。
もういい大人なのに。
髪を撫でられるだけでときめいてしまうから。

もう一度ちゃんと連絡くれるのなら
…くれるのなら。

あたしはきっと犬みたいに、ご主人様のことばっかり考えて生きる動物に、成り下がってしまうんだ。
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目を閉じて(サイレンス)

テーマ:
目を閉じればいいんだよ
そうすれば明日はすぐそこまで来てるんだから
泣いていても笑っていても
太陽はきっと昇るから

君を感じながら眠る夜
君がここにいない夜
記憶の中にある全ての君を集めて
夢に見ようと、そして眠れない夜

君の隣にいれば
ただ居心地が良くって
もっともっと優しい手で
髪を撫でてくれたらとこっそり願ったけど

君の匂いを覚え、その心臓の音を覚え
穏やかな表情、喉の奥の味を知ってしまった
あたしは明日もその隣がいい

目を閉じればいいんだよね、眠れない夜
まばたきをする間に明日が来るなら
もっと素直な気持ちで
君と向き合いたいから
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アンダースタンド

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かすめた甘い予感
降りかかる苦い現実

淋しくなるくらいなら思い出なんか要らない
僕はいつだってそれを積み上げて夜を行くのに

頭の中を吹き抜けるピンク色の風
猫の絵が描かれたハンカチを飛ばして
一人泣き出す頃には
はっきりと握りしめた名前がある

いつまでも、わかんないと言ってごまかしてきた
今、君は真っ直ぐな目で真意を射止める

わかんないんだよ、だけど
淋しい理由が
わかることはこれだけ
君の隣が居心地良いから

伝えたいことは、わかるはずなのに

君のかけらだとか

テーマ:
薄っぺらい画面の中に
たとえば君のかけらだとか、そういったのを探すのだけれど
夜はこくこく、ふなこいて明けていく
君のかけらだとか、そういったものは特に見つからないまま
思い出だけが、劣化していくだけで
事実は脆く褪せて、曖昧になる

今、きっとあの部屋の隅でくたばるようにして眠っているだろう
君のくちびるはかつて僕がそっと触れたことのあるくちびる
君のもの、君の記憶、君の自由意思

けれど触れたって分からないだろうから、心はいつも
君のかけらだとか、そういったのを探したって、何もならない
分かり合えない距離感が、今よりちょっとはっきりするだけ

不埒なら数えられる

テーマ:
他人に対してもっとドライに生きれたらとつくづく思う今日この頃。
人からヲタクだなんだ言われようが、自分の世界に没頭するのはいいことだと思う。
人間、何かに夢中になっている最中が一番いい状態だ。
ひとつの物事に集中できるというのは立派な才能だもの。

そして淋しさに惑うのがとても滑稽でならない。

ドライでいる為にと不埒な真似もしてみるけど
結局最後には傷ついて泣いているのかも知れない。


男なんかそんなものだっていうのは15歳のとき、すでに教えてもらっている。
好きな人の隣、寝ているふりをしていた。とても寝ていられなかった、本当は。
こっそりとキスをして、次に目を開けたときにはもうすっかり恋人みたいになっていたけど
それ以来、適当な理由をつけては避けられて、ついに連絡とれなくなっちゃった。
当時は相手の気持ちをちゃんと確かめることもできなくて、信じることしかできなかった。
だからその信頼が裏切られたのだと分かったときは、好きが故に振り切れなかった自分を恨んだ。
男なんか自分勝手で、臆病で面倒くさがりで、自分に都合が悪くなったら嘘をつくんだ。
でもそれは、自分が愛されるに値しない女だったからなんだ、きっと。
だったら最初から触れなければ良かったのに。
一度キスをして、その匂いを覚えてしまったから
今もこんなに淋しくて忘れられないんだ。
女って怖いって言うけど、男だって大概ずるい生き物でしょ。


だったらせめてあたしで遊んで、淋しいことなんて忘れていようよ。
二度目のキスを、あなたからしてよ。

プライベート

テーマ:
日中、悲しい私を忘れる為
心と身体を切り離して、無難にやり切る今日

夜毎、本当の私を忘れない為
心と身体を繋ぎ合わせる、密かに行う作業

言葉を紡ぐ
歌を奏でる
君を思い出す
私を忘れないで

青い

テーマ:
なんであたしはあの人ではないんだろ、とか
中学生でもいい加減考えないようなことを
あたしはまだ言っているんだよな

悩むだけ悩んだならそれが糧になるってのは
ただのきれいごと。
頭の悪いやつは悩むだけ無駄って分かってて
それでも悩むから頭悪いんだよ。

対外関係

テーマ:
つらかったね。


でももう大丈夫だよ。


安心していいんだよ。


じゅうぶんがんばったんだから。


おいで。


いい子いい子したげる。





あたしがもしも本当に猫だったら
それだけで満足だ。










それは甘えだって


誰だって我慢してるんだし


辛いのは自分ばっかりじゃないんだよ


あなたは考え過ぎだって


もっと前向きに考えたら?


なんで泣くの?


お腹いたいって… またそんなこと言って


逃げるでしょ


そういう言い訳、やめたら?





甘えて何が悪い
心も身体も壊れるくらい我慢してやれば
褒めてくれるとでも言うの?
弱音を吐かないなら
大切にしてくれるの?










頭の中がひらひら

隣で穏やかな寝息を立ててる誰もが
こんなにも弱い人間を知らないらしい

一人で泣いても仕方がないのは
知ってるけど

お腹いたい