幸せクジラの旅

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あたたくて大きな腕、海みたいにたゆたう夜
肋骨ごと壊されそうなくらいきつく抱きしめられて
まるで小鳥みたいに震えていた僕の
この赤い心臓を、たとえば掌でぐっと掴んでみて
潮騒のように押し寄せる波が、ね、聞こえるんだね
耳元の熱い高鳴りばかり響いて
暗くて広い海の中は、ね
冷たい孤独とやさしい永遠
僕はひどく泳ぎ疲れていたものだから
君の温度を知った瞬間に力尽きて
眠りに落ちていったんだ

あの言葉がすべて嘘だったらどうしよう
あの言葉がすべて真実だったらどうしよう
悪い夢から覚めることができなくて、もがきながら
信じられる言葉だけを聞いて、聞いて

僕はずっとずっと
一人ぼっちだったのだろ
どこにも行けるからだで
どこにも行くあてがなく
広すぎる太平洋をさまよっていたのだろ

クジラはまるで丘のようなからだで
悠然と目の前を旋回する
揺さぶる水の動きが海を作っていく
僕はあの淋しそうな瞳が忘れられないんだ

もっと、深いところまで連れ去っていって

過去の記憶を叩き割り
すべてを粉々にして
欠片をかき集め、何とか組み合わせ
未来を紡ごうとしても
うまくはいかないよ

あの小鳥は君が手放したから
ゆるゆると、呼吸をやめて、ね
誰も何も望まないまま死んでしまったんだ
今もさまよう海の中で
流す涙も溶けてしまうんだ

幸せを
ただ幸せを願って
大きすぎるからだで生まれた君の
どうしようもないやさしさが
分かった気がしていたんだ

嘘だったんだ




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別れた人の幸せを願うことは
途方もなく広い海をあてもないまま泳ぐくらいに、淋しいことではないですか
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旋律を刺す

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冷たい布を頬におしあてて
一人毛布に包まって
キライ、つぶやく夜から
ピアノがこぼれる

生活とは
ただ年老いていくことだけだろうか
ただ楽しく過ごすことだけだろうか
私が私じゃなくなる日を
本当は願っているのだろうか
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最近よく考えること

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恋愛のこと。
これからどうすればいいか。どうするもこうするも、ないのだけど。
確かにあいつの取った浅はかで短絡的な行動があたしを傷つけたことは事実だけど、本当にあいつが「悪者」なのだろうか。
そう言うと何か違う気がするでしょう。あいつの取った行動を誰が批判しようと、あいつの言っていたことは間違っていない。
みんな、・・・勿論、自分にも言えることだけど、言ってることとやってることが違うのだ。あたしが嘆いているのは、つまりそこだ。
だから、借りていた手袋とゴーグルに飛び切りの笑顔を付けて返そうと思った。
眠れない夜には「星の王子さま」を読むよ。お酒を飲んで昏倒するんじゃなくって。
飲みに行こう!今日も一日お疲れ様、という意を込めて。
どちらが傷付け、どれだけ傷付いたなんてもういいじゃない。無礼講、乾杯!

そして、あたたかい線を毎夜描く。傷付いても傷付けられても、結局は愛し愛されることを願って止まないのだ。
辛かった恋愛ももう終わった。自分の間違いや欠点を探す日々だけが綴られる。
あたしの何がだめで、何が足りないのだろう。あのとき、どうしていれば、どう言えば、伝えれたのだろう。
シビアな現実の中で強くならなきゃいけないと思う一方で、ありのままの自分を見て、愛してはくれないだろうかと、夢を見る。朝目覚める前の、ほんの少しの間だけ、はかない夢。
現実と夢が一つになった世界、その理想を、まだ見ぬ相手に求めるか、これからの自分に求めるか、という話だ。
ほら、やっぱり。どうするもこうするもないじゃない。ただひたすら走るの、大嫌いな「がむしゃら」って言葉そのままに。

家のこと。
買ってきた食料の半分くらいは父親に食べられてしまう。
あんたが食べていいものなんて、何もないのに。そんな心の声が、頭の中に、重たく響き渡る。
ボロボロになった剃刀の替え刃。脱ぎ捨てられた靴下。醗酵した鍋の中。
とにかく、あたしが我慢できるのはあと半年くらいなものだ。
あたしが出た後の家のことは、あたしの考えるべきことではない。あたしのするべきことは、母親に離婚の話を推し進めることではない。
母親の気持ちも、父親の気持ちも、お金のことも、お兄ちゃんのことも、考えるだけで鼻の奥がツンとする。みんな、頑張ってよ・・・あたし、頑張るから。
お金を貯めることはそう難しくないことと考えよう。働く、なんて誰でもやっていることなのだ。

片付けよう。
部屋に散乱した服も。
宙ぶらりんの関係も。
溜まっていく迷惑メールも。
年々悪くなっていく視力も。

世界はどこまでもきれいだ。あたしのいないところで、いつもきれいだ。
音が楽しいこと。歌を歌うことは、心と身体を繋ぐこと。
身体は、心の入れ物なんかじゃない。みんな、辛いことを乗り切る為に切り離せよと言うけれど、あたしはしっかりとこの血で繋ぐことを諦めない。鼓動を聴く。
低くて落ち着いた声。清らかで澄み切った声。仔猫みたいにtinyなファルセット。ふるえる。
“二人でいたって寒いけど 嘘でも抱かれりゃあたたかい”嘘だと分かっていても、触れられずにいられないのだ。
一日の始まりに、鏡に向かって挨拶する顔。きらきらした色できれいに仕立て上げる。
シャンプーの匂いがする、さらさらの、寝癖のついた髪。ローズゼラニウムとシトラスのボディミルク。アロマキャンドル。
「歌姫」という名前のアイシャドウ。オレンジのチーク。つけ睫毛。ふわふわ。
ミニスカート。チェック柄。ウェッジソールのパンプス。あたたかいマフラー。全部全部あたしのフェイバリット。今日を作っていく。

欲しいものが全部手に入れば、それで幸せになれますか?
大事なのは、欲しいものを手に入れることではなく、欲しいものを手に入れる力を手にすること。それがどれだけ尊いことなのか、気付くこと。
だから、死にたくなっても、一瞬一瞬を真面目に生きる。
自分の人生を生きるのは、淋しいことだね。一本道に、自分一人しかいないよ・・・。
隣にいる人が辛い思いをしてることに気付いても、救ってあげられない。自分のことは自分で忘れなきゃいけないんだな。

大切な人が残していった言葉や、匂いや思い出。
ああ、そう言えば・・・煙草を吸わないあたしの部屋の灰皿には、まだCASTERの吸殻が残ったままだね。
部屋の電気をつけることがほとんど無くなった。息苦しい程、“自分の匂い”がして堪らないから。
時計の秒針の音がね、涙の匂いを思い出させるから。二人で寝転ぶと狭すぎる子供用のベッドが、広く感じるから。

どうしようもなく、あったかくてやわらかい、優しいものばかり惹かれる。まるで猫のように。
ただ気ままに気まぐれに、生きてるつもりはないのだけど。誰も彼も、巨大な街の中に消えていく。再び、春を乞う。
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恋路ゆく猫

テーマ:
振り向いてくれない 冷たくてうすい猫の耳です
気まぐれに揺れるリズムの 尻尾を乱暴につかみます
いい匂いのするおうちに 僕もはやく帰りたい
やわらかい布団に包まって 37℃の温度を感じていたい

鈴を鳴らすように 僕の名前を呼んで
そっぽ向いてる 横顔がすきでした
爛々とひかる瞳の その視線の先を追うのが
すきでした

僕の言葉なんかでは ぶれないことを
知っていたのでした
めがねが無けりゃ何も見えない僕は
雨に濡れた黒いアスファルトに照り返す 街灯のライトが
滲んでいく時間を 数えていました

「大丈夫。」そう言ってやわらかい声が
耳元に降りてくる 髪を撫でて
そんな白くけぶる 幸せな時間を
夢で見たような そんな感覚がいま 星屑になりました

優しさに弱い

テーマ:
しっかりした手もすっかり冷え切って凍えているようだった
あたしの小さな手では覆い切れないのは分かっているけど
できるだけ強く握っていた、その手もやっぱり冷え切っていた
そのまま口元に近付け、溜め息で呼びかける。「寒いね」と

ずっと悲しい知らせをそばで聞いていた
あたしの涙くらいでは君の瞳は動かない
つまらないふりをして
笑っているしかなかった

優しさは嘘ではかれないから
騙されてもいいなんて
嘯いている方が楽だった
分かってほしかった

本当はどうしようもなく淋しくて
からっぽで情けない自分を
笑って撫でてほしかった
そのままでいい、って

千切れてしまいそうな冬の冷たさとともに
もう一度、静寂がおとずれたときには
泣きたくても涙なんか出やしなかった
一人になって、頑張らないといけないと、ぼんやり思っていた

みんな自分一人のことで精一杯溢れそうだから
本当に優しい人になりたいって思うのは
何より一番優しくされたいときだったよね
本当に優しい人は君じゃなかったんだ

このままでいいのか・・・

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今日は2009年一発目のレッスンだった。

でも、発声練習はしなかった。発音も何もしなかった。ただ先生とお喋りしていただけ。

分かっていたんだろう、先生は。

見た瞬間にわたしの疲れ切った表情が。

そういう状態で歌を上手く歌おうとしても、いつもたいてい空回りするだけ。

「この前は彼氏ができたって言って幸せそうだったのに、どうしたの?」と言われて、一通りのことを話した。

べつに何がどうなったわけではないんだけど、仕事も恋愛も家のことも将来のことも、今は全部だめ。

人生の中で、誰にだって波はあるから、今はたまたま下がっている時期。分かっているから、じたばたしてもがいてもいいし、あえて動かずじっとしていても、どっちでもいいだろう。自分が正しいって思った行動だけ取り続けて、それが気付いたら「自分」になっているから。

先生は、・・・こういう仕事をしているからか?それとも、先生がそういう人なのか。

分からないけど、少し話しただけでビックリするくらい全部わたしのことを言い当ててしまった。

強がってることも、淋しいことも、心が脆いことも、見せかけの優しさにすぐすがろうとすることも、依存しやすいことも。

途中から我慢できなかった。ひっきりなしに涙が出てきて。

思う存分泣くことを許し、笑って、ティッシュを差し出してくれた。

わたしが何か間違っているわけじゃないことも、親身になって応援してくれる人が身近にいないことも、

大きらいなわたしに向かって大真面目に、そのままでいいんだって言ってくれた。

何が変わったわけじゃないけど、

自棄になっちゃだめだな。

なんとなくで行動してちゃ、だめだな。

ほんとうに優しいひとを、好きになれるまで

ああ、焦らなくってもいいんだな、って。

先生みたいな人が、まだ他にいるかな?なかなかいないと思う。

わたしの中で起こっている何かを感じ取っても、みんな基本的に自分のことでいっぱいいっぱいだから。簡単に頼ったり甘えたりしちゃいけないと思った。

帰りには買い物でもしていこうと思ってたけど、そのまま帰ることにした。メイクの落ちた顔で。

スーパーに寄って、ごはんとケーキの材料を買って帰る。

簡単にごはんを作って食べて

それだけでふっと力が抜けたのだろう。今日だって昼まで寝てたのに、猛烈な眠気が襲ってきた。

神経の先まで、今はぐったりするくらい疲れているみたいだ。

風邪には気をつけなさいと、言ってくれた。でもわたしは自己管理もちゃんとできないくらいだらしない女だ。それでもわたしを知らない人はわたしのことを「しっかりしてる」なんて言う。だから、わたしはその人の言う通り、「しっかりしてる人」なんだろう。

どうしようもない不安な気持ちとか、淋しい気持ちとか、上手く言葉にできないのが悔しいよ。答えなんて、なくていいのだ。ただそれだけ。

梅田の駅構内。人で溢れ返ってる。おしゃれな格好した人いっぱいいるなぁ。あんなスカート、いいなぁ。

ミニスカートや、ウェッジソールのパンプス、ブーツ、ジャケット、チェック柄、もこもこの帽子、きらきらのピアス。それだけでキュンとする。

男の人が男の人だなぁと感じる瞬間や、可愛い女の子がいいなぁって思う瞬間。いい匂いを嗅いだときや、メロディをたどるときの、切ない気持ち。世界は、どうしてこんなふうに出来上がったのだろう。世界は、いつも世界はわたしの知らないところで、どこまでもきれいだ。

たった一人で、大好きな誰かからの連絡を待っていて、あったかい気持ち。

明日もお休みだから、誰のためでもない苺のケーキを作ろうと思っている。

何をやってもダメな日

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いろんな人があたしのこと

いろんなふうに言うのだった


でもそれはたいていとんだ見当違いで

あたしはほんとうには強くない


やっぱり好きになれない苦手なあの子にも

やさしくできるあたしもどうやら大人になりつつあるらしい


だれにだってあるでしょ、何をやってもダメな日って

昨日はあたしもそうだった、みんな順繰りにやってくるから

あなたも我慢しなきゃいけないのに、簡単に泣いちゃう?

みんなから好かれてるあなたなんかが、泣いちゃうんだ


泣きたいのはあたしの方だと

ほんとうは言いたかった


泣きたいのはあたしの方だと

ほんとうは言いたかった


頑張ったってどうしようもない

あたしそのものを交換して、だって

あなたにはきっとわからない

ほんとうにあたしが弱いこと、だから泣かない


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書きたいことがなかなか言葉にならない。

でも、他人からあーだこーだ言われるの

強いだの、弱いだの、

小さくってどうしようもなくって困ってるところ

どうにかしろ、なんて言われてね

「何をやってもダメな日」だった昨日よりも、今日、疲れた。そんな感じ。

ぐじゃぐじゃ

テーマ:

最近、職場に高校生諸君がすっごく増えた気がする。
しかも、今年の高校生ときたら挨拶や返事のできない子が多い・・・。
言うて18年しか生きてないから、とか、働くのが初めてだから、とか言って大目に見てる人もいるけど
生きてきた時間が18年でも、働くのが初めてでも、挨拶はコミュニケーションの基本だし、できる子は最初からできるし、できない子はなかなかできない。要は育ってきた環境なんやなって思う。
あたしは新人の子に対して、仕事が遅いとか、理解力が足りないとかそんなことでは決して怒ったりしない。
新人の仕事は、挨拶、返事、笑顔、人や場所や物の名前を覚えること。それだけだと思ってるから。
苦手やなぁこの子、って思う子にも優しく教えたりとか、自分が大人になった気がする。笑
何ていうか、この先関わり合いのない人であっても、「ここのバイトの人ら、さいあく!」って思われて辞めていかれるのが嫌なのね。
自分の場合は、ひどい怒られ方しても、ここで辞めたら負けや、って、できるようになってから辞めようって、そう思って続けたし
理不尽な怒られ方して、辞めたいって思ったことも勿論あったけど、だからこそ自分が人に教える立場になったときはあんな言い方しない人になろうって思ってやってきたから
所詮、他人ではあるけど、簡単に辞めてほしくない。簡単に諦めてほしくない。
嫌だからとかいう理由で辞めるような奴ばっかりで、それが許されてしまうような世の中で自分は生きていきたくない。
まぁ、勿論どんな理由であれ辞めたいって言う人を止めることはできないし、しないけれども。
日々そう思いながらやってきて、2年半・・・
後輩増えたなぁ。。って思う、後輩と天丼食いながら。ちょっと前まで自分が常に一番下っ端だったのに。先輩もまだまだ勿論多いけど。
同期の子、というか同い年の子らは大学生ばっかりなのでイソガシそうで、平日はあんまり会わない。おもんない。
ていうか、18歳なりたてでこのバイトを始めたあたしには、同い年の子でも後輩が多いわけで。
べつにいいんだけども。おもんないなーって。笑
目的も目標もなく、とりあえずってノリで親にお金出してもらってダラダラ大学生活送ってる奴をあたしは心の底から見下しててね、笑
それでも、大学生活っていうのはやっぱり憧れなくもない。
高校を通信で済ましてしまったあたしからすれば、高校生活も羨ましい。
べつにいんだけども。さみしいなーって。笑
あたしはあたしでやりたいことやってるからいいよね、って、納得しようとしてるんだ。
本当は、就職も結婚もしたくないから。・・・なのかなぁ。
少なくとも、ストレスに耐えて毎日働いて、一日の終わりにビールを飲んで、「この一杯の為に生きてるようなもん!」って言いたくないんだよね。笑
んなことの為に生きたくないよ。誰にでも味わえるような、動物的な、簡単な幸せをより噛み締め味わう為に自ら苦痛を背負うなんて、アホらしい。
生きてる意味とか、まだそんなこと考えてんの?ってバカにされたりもしちゃったけど、生きてる意味なんか本当はどうでもいいんだよ。
どうでもいいし、むしろさっさとやり切って死にたいって思うし。
ただ人生をやり切る為に、できるだけ幸せになりたい。幸せになる努力を諦めたくない。

考えること止めたらそこで人生が止まる気がする。だから歌をずっと歌って生きたい。

みんな、そうは思わないのかな。不安になる不安になる不安になる。


今まで、誰か男から、愛されていることが当たり前になってたな。

彼氏がいないあたしの生活ってってこんな淋しいのかって思い知って、正直驚いてる。誰からもメールこないし、電話もこないし、休みの日に誰かに会う予定も出かける場所もない。

人との繋がりが薄いって気付いて、アホみたいみ知り合いにマイミク申請しまくって、10人以上増えたけど、それでもなんか淋しい。

もう元彼に対する未練はだいたい断ち切ってきたけど、ふられた理由がショックすぎて次新しい恋をする自信がない・・・。

身長が小さすぎて何でもかんでもイメージが出来上がってしまうこととか、痩せすぎなんかなぁ、とか、まぁ中身のことも色々・・・。

自分のことが嫌い。そんなことばっかり。

今までルックスってあんまり気にしてなかったけど、次から男は顔で選びたいと思う。絶対元彼より男前の人。

勿論、顔以外のところでも妥協したくない。おしゃれで、背は高すぎなくて、気は利くけど、優しい人はもう嫌だ。泣き落としが通用しないような、甘えたなあたしを甘やかさない男がいい。ただ、頭を優しく撫でてくれたらあたしはそれで満足なのだから。

男ができればそのたびに同棲したいって言ってたけど、同棲する前にやっぱり一人暮らししよう。家を出たいけど一人はやっぱり不安だから男と暮らしたい、なんて間違ってるよね・・・。

6ヶ月で50万。無理ではない気がするけどなー・・・。頑張ろう。え?アレ?あたしの頑張ることってそれか?・・・なんかもう嫌だ。しんどい。寝る。

忘却の糸

テーマ:

大好きなあなたの耳元には

いつも涼しい風が一筋吹いていました

そして痛みだけをここに残して

愛しい輪郭は消え去ったのです


確か隣同士笑い合っていたひとの

頭の中も、瞳の色も、鼓動が揺れる瞬間も

一度も分からなかった

今はその欠片すら無くて


忘却の糸は

するりとこの手を抜けてあの空へ

翻して上手に明日を

連れてきてくれるから


あえて痛みの名前を

呼び続ける声を

無感覚に描き

無感情に歌い


白く吹く風の尻尾を見つけたら

ふわりと、それに乗って

悲しいままに

彼方へ消え去っていく、愛しい輪郭を

次の3週間後へ

テーマ:

大事な人と別れてから

大事なものも、大事じゃないものも失った

自分が大嫌いでね

それでも毎日って続くから

何でもないふりを続けながら、本当は必死で

3週間後にはまた上昇して舞い上がって

無理してはしゃいで滑って転んで

落ち込んでいたら年も明けちゃって

淋しいのを紛らす為に

がむしゃらにがつがつ働いて

気がついたら、こんなところにまで来てたんだ


友達がいないなんて、失礼な独り善がりはやめた

人との繋がり方なんて多分ずっと難しいことだけど

薄っぺらな社交辞令だって真面目に送るよ

早くみんなに会いたいから


歌をうたって

自分のからだにまた頑張れって

声を送るの

エナジーが尽きないように