コンタクト・3月色

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私は走り出してなんかいない、きっと。少しも息切れしていないんだから。

ただ偶然に飛び乗った電車が走っているに過ぎない。私はそのスピードがどれほど速いのかさえ、分からないでいる。

気がつけば、もう3月が終わってしまうんだ。いつも、終わりが近付いてから思う。2月もそうだったし、昨年一年が終わるときだってそうだった。

もうあと一ヶ月もしないうちに二十歳になるんだ。多分、また気がついたら二十歳が終わろうとしていたりする。


お金が稼げれば幸せになれるのか。家を出てひとり立ちできたら幸せになれるのか。そもそもひとり立ちって、何ができるようになることなんだろうか。

彼氏と二人で暮らしたら、幸せになれるんだろうか。ケンカせずにいられたら幸せなんだろうか。

印税で飯が食えたら幸せなんだろうか。好きな服買って、食べたいもの食べたいときに食べて、それで幸せなんだろうか。

そうだ。そのはずだ。

いや、幸せなんて誰にもわからないって言うから、とりあえず信じてやってみるしかない。

自分以外の人間とコミュニケーションを取ることは大切だと思った。

昼下がり。3月の空は明るくて、だけど、どこか弱々しくて不安定な風が吹く。

春の眩しい日じゃなく、春の雨が好きだ。どこか弱々しくて不安定な、風も雨も陽射しも、どこか自信なさげに泣いたり笑ったりして、悩んでる自分みたいで、その不安定さに安心する。

着替えて外に出てみようか。そこに幸せがあるかどうかなんて、分からないけれど。

移ろいゆく、空気を吸い込むために。

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今日思ったことめも

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目を見て話をしたい。分かり合えなくてもいい。でも分かり合うことを諦めたくない。

お互いの好きなところもだめなところも認め合いたい。お互いに受け入れることができたらいい。

私のことを分かってください、なんて言う権利は誰にもないと、言う人がいる。そうかも知れない、と思う。

でも、本当は分かって欲しいよ。分かろうとして欲しい。だから、自分から分かろうとするんだよ、君のこと。だから目を見て話をしたい。


言葉で伝えられるのは、実はほんの少しのことだ。自分の生まれ育った環境やその歴史、思想、存在、刹那的な感情まで、言葉で伝えられるのは、実はほんの少しのこと。

でも限られた幾つかの手段の中でも、頼れる言葉がある。そこに温度がある。

目を合わせると、瞳の大きさや潤い、そこに映る自分が少し分かるような気がする。


一番大切なものを大切にしながら、大切じゃないことにも触れられたらいい。感じられたらいい。

自分だけの狭い世界で、自問自答を繰り返すうち生まれるものは、いかにも真実らしいような答え、確信のない答えや自信(しかも過信だったりする)、独り善がり。

君と僕との間には河がある。君と僕とは飽くまでも他人だ。

だから、ほんの少しでもいい。伝えたい。だから。目を見て話をしたい。

君を分かりたい。君の気持ちを聞きたい。同じ気持ちを、分け合って欲しい。


僕にとっての当たり前が他人の当たり前じゃないこと。分かってるつもりで、なかなか分かり合えない。

それが“当たり前”だと思っている世界に生きてるからだ。君が他人だと感じる瞬間だ。


なんで、そんな君と、長く付き合っていきたいと思うんだろうね。

なんで、誰よりも傍にいたいと思うんだろうね。自分自身にではなく、他人に訊いてみると、その人は「分からない」と言って笑った。

君が好きだ。

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i wanna be..

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家の中でもだめ。仕事でもだめ。恋人の前でさえ、なんだかだめな気がする。一人でいるのもだめ。

どんな些細なことでもそれが重なったとき人間誰だって、八方塞になった気分になる。

そんなとき、誰かに話を聞いてもらいたくなる。どうせ気休めにしかならなくて、後悔するのに。

またたいして仲良くもない女友達に、愚痴をこぼそうとしている。愚痴をこぼすのも気を遣う。

「この話、まだうちの職場じゃ二人しか知らないんだけどね・・・」一つ年下のキャバ嬢の女の子が話を続ける。

内緒だよ、と言いながら、短いスカートを少しめくると、白い肌には無数の傷痕と火傷の痕があった。

「今はもう落ち着いたけどね。ちょっと前まではヤバかったんだー」と、まるでいつもと変わらない声のトーン。気だるい舌足らずな口調。なんでもない話のことのように。

続けて、握った拳の骨が出ていることを話し続ける彼女。

それに対して今度は年上の先輩が「だから年のわりになんか大人っぽいんだよねー、精神年齢高いっていやかさ、いや、老けてるってイミじゃないよー」

「そうそう、同い年の子たち話合わないんだよねー。うちの18歳の女の子とかさー、なんか話が子どもっぽいっていうか」

うなずきながら、あたしは心の中で舌打ちを打った。

話を聞いて欲しいと思っていたけれど、もう何も言いたくなくなった。何か言ってやりたいけれど、言ってやりたいことがない。

あやうく愚痴そこぼしそうになっていた自分がばかみたいだった。ほんの1,2年前まで、あたしも同じような年上の人とこんな会話していい気になってた、そう思うと。

人から変わってるって言われるだの、ちょっと話しただけでその人がどういう人種か分かるだの、5歳は年上の男じゃないと付き合えないだの、どうのこうの。

あの頃の自分。剃刀を腕にあてたときの感覚を思い出す。そのとき、動かしてもいないのに刃先が飛び上がるほど熱く感じて怖くなったことを思い出す。もう追い出された部屋の壁にあいたいくつかの穴を思い出す。はじめて過呼吸を起こした夜のことを思い出す。

内緒だよ、なんて言いながら、死ぬほどつらかったなんて笑い合いながら話して、くだんない。ほんとくだんない。

なんでそんなことどうでもいい人に話すんだろう。若いから?女だから?同情を買いたいから?誰でもそんなもんなのか・・・安っぽい人間。

傷の痛みになんてもう無感覚になってるのに、傷痕だけが心に刻まれたままで、自尊心や自己顕示欲や、自己欺瞞でいっぱいで。

あたしにはいま目の前でぺらぺらと喋り続ける彼女が至って純粋で真っ直ぐな少女に見える。強かなやつだ。

あたしはたった今までそんな彼女が好きだったのに。羨ましかったのに。

ばかみたい。それも、あたしと同じ。ばかみたい。

なんとか頭をもたげて終電で帰るけど、仕事にも自分にも他人にも、無感覚になっていってる自分が見えてくる。

無感覚で、無感情で無関心、けれどそれに比例して募っていく、焦燥感。自尊心と自己顕示欲、自己欺瞞、自己嫌悪が一緒くたになって、死にたくないけど生きたくもない。自分が自分であることをやめてしまいたくなるような、・・・やめたいだなんて言っててもしょうがないって分かってるくせに、なんか、どうしようもない気持ち。

自分が一番かわいそうだとか、自分が一番苦労してるだとか、思ったら多分おしまいだ。

頑張ったことを褒めてもらえなきゃ、頑張り続けられない。甘ったれな自分も、嫌いじゃないよって笑ってやれるようになりたい。


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軽いループ

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古典的だけど、逆ギレとか言い訳とか、してしまいそうになったとき、ひとつ静かに大きく呼吸すると、ちょっと冷静になれる。

けど、それで大人になれたというわけじゃない。

いつも、このままじゃだめだって、なんとなく思ってる自分。このままじゃだめだ。

カプチーノ/ともさかりえ

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あと少しあたしの成長を待って

あなたを夢中にさせたくて

もがくあたしを可愛がってね


今度逢うときはコートも要らないと

そんなに普通に云えちゃうのが理解らない


ミルクの白に茶色が負けてる


何よりもあなたに逢って触れたいの

全て味わって確かめて

イーヴンな関係に成りたい

変わりゆくあたしの温度を許して

もし我が儘が過ぎて居ても

黙って置いて行ったりしないでね


(中略・ごめん(笑)


それぞれが只忙しくして居たら

引く手の加減も曖昧に忘れちゃいそうで

不安なのに

あなたが此処に居る

約束など一つも交わして居ない

何時の間にか淡色が当たり前に香り

二人を支配しそう


誰よりもあたしをちゃんと見透かして

口の悪さや強がりは“精一杯”の証拠だって


(後略)

*****

ともさかりえの「カプチーノ」の、歌詞

椎名林檎が楽曲提供した「少女ロボット」のカップリング。

あたしが小学校中学年くらいだったと思うけど、少女ロボットの曲が好きで

椎名林檎が作詞作曲っていうのは後から知った。(そのときは椎名林檎好きじゃなかったし)

でも好きって言っていうよりか「いいなぁ」って印象が強く残ったくらいで

「カプチーノ」に関してはそんな曲があることくらい。

さっきyoutubeで林檎がギター一本でセルフカバーしてるのを聴いて、今日繰り返し後何度も聴いた。

ちょうど、今の彼氏との関係もこんなふうに考えてたんだぁ・・・w

だから歌詞検索して何度も聴いて、今泣きそうになってた。イーヴンな関係に成りたい。

しかも、歌詞をよく見てると同じフレーズのところに促音や撥音が入ってたり。

あたしは歌詞を書くとき、日本語のリズム感をうまく使えてないからなー・・・。やっぱり林檎は凄いと思った。


ちなみにその①

ともさかりえの方のPVも見てみたけど、アレンジはあんまり良くないかな。コード遣いはシンプルだから。

しかも、こんな乙女全開の爽やかな曲なのに、AVみたいなエロ満載PVで、これはセクハラかって思った。

実際コメント欄に「shes a av star」って書かれてた(笑。


ちなみにその②

昔彼氏とケンカしたときのことを書いた自作の詩「カプチーノ・カプチーノ」を思い出して

改めて読んでみたらけっこうイイんじゃないかと思ったので某フォーラムに投稿した(笑。

何ていうか、内容じゃなく言葉の扱い方を重視する人には粗い作品に見えるかも知れないけれど

歌詞を書こう書こうとして、使いまわしのフレーズを切って貼って煮詰まって何とか形にしている今の詞に比べたら、よっぽど読み応えがある。

結果的に何が言いたいの?っていうふうにはならないと思う。し、一部の女性には共感も得れる、と思う・・・。

薄っぺらい詩ばっかり書いていたくないのに、何がどうしてこうなったんだろ。


i don't

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                    あたしはべつに。

      パッケージにして売られてもいいと思う。


身体からあふれるような声を聞けば

胸を焦がすようなメロディなぞれば


      仕組みなんて理屈なんて簡単だ。

      でもそれだけじゃとても生きていけないから


   頑張ってる人間がみんな素晴らしいっていうなら

   あたし本当は頑張るのやめたいのに。



   i don't like you

   そう書いてシフトを押す。

よく寝た。

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おばあちゃんにストーブでお餅を焼いてもらう夢を見た。

昔、お餅だったかな・・・でも実際に焼いてたことあったかも知れない。小学生低学年のとき。トースターあるのにわざわざ。

ストーブで焼くとなかなか時間がかかって、やっと膨らんできたお餅に海苔を巻いて、かじってみたら予想以上に固かった。

するとおばあちゃんがなぜかそのお餅を棒状に切ってきてくれて、小さい海苔を巻いて食べた。けっこう美味かった、らしい。

多分、Gtの家に遊びに行って、旧式のストーブの上に薬缶が置いてあったことや、テレビでトッポギを見たからそんな夢見たのかも知れない。

なんか懐かしい気持ちになった。

恋、だった

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そのどこまでも

あったかい匂いだった

やわらかな指通りだった

降ってくるような声

髪をとかすように

愛しく触れて

こんなふうに思い出に恋焦がれる夜が

あと何度あるのだろう

もうどこにも存在しないあたしが

雨降りの日の中に置いていかれて

過去になる

一瞬一瞬が、まばゆい流れ星のような

恋、だった

疲れた。ちょっと放心状態。

今日は短期バイトの登録会に行ってきた。

血液型B型丸出しの軽いテンションの友達が見つけてきて、一緒に行くと決めたのに

その日の朝になって「前に応募してたバイトの面接とかぶってしまった、ごめん」って。なんやねんそれ、信じられへん。

あたしはその友達の自由人な性格をある意味で尊敬してたけど、そんなスケジュール管理もできひんのなら自粛しろよってちょっと思ってしまった。

しかも前日の夜までメールのやり取りしてたのに。ダブルブッキングにいつ気付いたのか分からないけど、あーもう、まぁ、べつにいいけどね。

ただ、一人で登録会に行くってなって、その友達が見つけてきたバイトだし、とけっこう任せきりにしていたことを後悔した。

あたしは少し人に頼りすぎるところがある、とご指摘を多々受けることがあるのだけれど、本当情けないな、とこういうときにやっと痛感する。

その友達もいつもけっこう重要なことでも、「まぁどうにかなるやろ」という精神で普段やってるし、職場でも「最後にはどうにかなる」みたいな考えのやつはけっこう多い。

あたしも基本的には、大抵のことはどうにかなるって思うけど、土壇場で焦るのはやっぱり好きじゃない。今日はけっこう焦った。

昨日の夜遅くまで彼氏と電話でケンカしていた所為で、目覚めはけっこう最悪で、まぶたが腫れたまま証明写真を撮って出かけた。

なんだか気分が悪い。世間の波に酔ってしまったようだ。

そして家に帰ってからももう一度彼氏を怒らせてしまって、なんだかもう考えるのが面倒くさくなってしまった。疲れた。

理解できないことを飲み込もうとしたり、理解してもらおうと努力したりって

結局言い訳ばっかりがそこにある。

あたしが恋人としてイライラされるような人間なら、なんで付き合ってんだろう。

やっぱりお互い好き同士でも、どうしようもないことってあるのかなっていう気もしてくる。

でもあたしは「どうしようもないこと」「しょうがないこと」に対して、いつまで経っても免疫を持てないみたいだ。

「もうええわ」と吐き捨てられて電話を切られた後、メールで「イライラする」と言われ、数分くらい呆けて泣いたけど

外は雨模様、昼下がりの暗い部屋で、呆然としながらも空腹を感じ、しっかり食ってしっかりして生きていかんと、と漠然と思った。

本当は死んでしまいたい気持ちもある。でもしっかりして生きていかんと、周りに頼ってばっかじゃもうだめだと、言い聞かせ

けどだめだな。ひと眠りしたらまた頑張ろうと思った。

あと人から何か期待されたり求められたりして、応えられない自分もべつに悪くないんじゃないのかな、って思った。

あたしだって誰かに何か期待したり求めたりすることあるけど、それに応えられなくてもしょうがないって、思うし。でもその「しょうがない」ことが時々ほんまにつらいんだけど、きっと相手も同じ気持ちだろう。

今から部屋の中の、捨てるもん全部捨てよう。卒業したからね。電話は待つかかけるか。

どうでもいいけどこういう日の終わりに、昔毎朝見てた「めざましテレビ」の星占いで「今日最も運勢が悪いのは・・・ごめんなさい!おひつじ座のあなたです」って言われるのを思い出すんだよな。実際何位だったのか知らんけど。

ID

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電車に乗り込んで、手帳のページを開く。何やってんだろ。

働いて遊んで愛し合って、音楽を愛して。

今、自分の生活をどこに置くのかということを考えている。

あるいはずっとこのままでいい。不安がないと不安だから。


人はいくつIDやパスワードを持つのだろう。

自分が何に属しているのか。自分が何で出来ているのか。

何にアイデンティティを持つのか。

自分が19歳だということ、19歳は若いということ、19歳はもういい大人だということ。例えばの話。

当てはまる項目を数えても、自分自身人間が変わることはない。