2006年06月27日(火)

部屋を間違えた

テーマ:日々思うこと

 朝日新聞 の記事を読んで、思わず吹き出してしまった。

 美容整形外科医の娘が誘拐されたという事件の一幕だ。

 以下は引用。

 

 

 実は、捜査員たちはこの逮捕劇の直前、現場の隣にある3階建てのマンションに女性が監禁されているとみて、同じ番号の部屋に踏み込んでいた。容疑者が乗っていた車を数百メートル離れたところから監視していたため、どの建物に入ったか取り違えたのだ。

 

 その部屋に住む男性(63)が居間で趣味のスケッチをほぼ終えたとき、施錠していたはずの玄関がマスターキーと思われるカギで開けられ、伸縮する黒い警棒を持った私服の男7~8人が土足で上がり込んできた。

 「女はどこだ」。鋭い口調で問われ、とっさに「どういうことですか」と問い返した。その間にほかの数人が室内をさっと調べると、2分ほどで去っていった。

 

 1人残った男は「申し訳ない。間違いでした。人の命がかかわっていることなので詳しくは話せません。後で弁償します」と言ったという。

 

                              (中略)

 

 間違えられた男性は「ひと目でこいつは違うと分かったのでしょう。謝られて納得していますが、事後対応はしっかりやってほしいです。被害者が無事でなにより」と語った。

 


 しかし夜中に、伸縮する警棒を持った男たちに乗り込まれて、「謝られて納得」とは、この男性も腹が太い。

 だが、単なる笑い話では済まない一場面もある。

 

 

 その部屋の階下に住むタウン紙の記者細田昌嗣さん(43)は妻とサッカーW杯を見ていたとき、上階を大勢の人が走り回る音が聞こえた。「ケンカか」と階段を駆け上がったところ、手帳を示した私服の警察官に制止された。6、7人が「いない、いない」「女、女」などと怒鳴り合っていた。その後、向かいのTOP新丸子4が騒がしくなったのに気が付いたという。

 


 もしこの騒ぎで、犯人が自分に警察が迫っていることを知れば、被害者に危害が加えられかねないところだったろう。

 最終的に乗り込むところでは、犯人の1人にインターホンを押させてドアを開けさせているが、なぜ最初からそうしなかったのかという点も疑問だ。

 

 犯行に使われた車が数時間後には発見できた理由を、警察は「携帯電波が基地局との交信に発する電波」だと発表しているが、それもあるだろうがやはりNシステムではなかったかと、私は思っている。

 

 

                  asahi

 

                       花の強行(朝日新聞より)

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2006年06月15日(木)

社会を明るくする運動

テーマ:保護観察

 保護司は定例会があったそうだ。

 今回の話題は社会を明るくする運動 だったらしい。

 

 市役所の中庭を借り切って、千葉刑務所で作っているしょうゆと味噌をほぼ原価で売ったり(添加物が入っていないので相当旨いらしい)、姉妹都市から出展があったり、なんかいろいろやるそうで、その準備・実行が大変なのだそうだ。

 今月はかなり忙しくしていて、静岡刑務所に泊りがけで見学にいったりもしたという。

 

 あとは、警察主催の薬物教室のようなものがあって、中学生といっしょに啓発ビデオを見たそうだ。

 「覚醒剤は最初はお小遣いで買える。しかし依存性が生じてきたころから小遣いで買える金額ではなくなり、盗みや風俗などに走るようになる」

 「外国のバカンスで、女の子3人組が『今日で最後だから記念に遊ぼうよ』と誘われたのがドラッグパーティーで、破滅への始まりだった」

 というようなビデオを見て、「夜回り先生」 の文章を中学生が朗読するというような催しだったらしい。  

 

 覚醒剤汚染は本当に深刻で、薬物事犯で検挙される例は急増中であるそうだが、私は以前の担当だった保護観察官の言葉に、深い含蓄を感じる。

 それは、「まずは関わりを作らない」ということだ。

 

 例えば少年の場合は、薬物を勧めてくるような先輩やグループとの付き合いを避ける。

 服装や行動を正せば、それだけでかなりのリスクがヘッジできるものだ(とはいいつつ、先のことが予測できない=享楽的なのが若者でもあるのだけれど)。

 

 大人にしたって同様で、犯罪に関わっているような種類の人間を避けることはできる。

 例えば、深夜の飲み屋や賭け事関係で知り合った人間をたどれば、どこかでヤクザなりチンピラなりポン中に行き当たったりするものだ。

 

 人生とはかなり不確実性の高いものだが、それでも出来うる限りのリスク要因は排除していこうと、(今後は)真面目に生きたい私は思うのである。

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2006年06月09日(金)

いったい誰が?

テーマ:日々思うこと

 今日、秋田の事件のニュースを見ていて疑問に思ったことは、「会見していた弁護士は国選だろうか私選だろうか」ということだ。
 刑訴法上起訴前に国選弁護人はつかないので、私選ということになるわけだが(しかも2人も)、畠山被疑者は生活保護受給中ということで資力がないはずで「どこにそんな資力があるんだろう」という疑問が湧く。
 仮に「重大事件だから弁護士会がつけた」というようなことがあったとしたら、じゃあ軽微な事件なら被疑者の人権を軽視していいのかという「法の下の平等」という視点からは問題がある。

 メディアも供述内容ばかりに注目していて、そういった、もしかしたら自分が関わることになるかもしれないといった視点での報道がない。

 そういう危機感のなさが、ひいては人権上問題がある法案が成立することへの傍観ということへもつながっていくのである。
 

 

※ ちなみに都市部では、「生活保護を受ける前に自動車を売って生活費に充てろ」という話になるのだが、畠山被疑者は軽自動車を所有している(犯行に使われたとか)。やはりあれだけの山間部になると、自動車がないと厳しいのだろう。

 発表された物証の中に、「畠山家が飼っていたウサギのラビちゃんの毛」というのがあったが、「娘の世話もできないのにペットは飼うのか」と思った人も少なくないはずだ(ウサギは弱い動物で、世話を怠るとすぐ死ぬ)。

 しかし今日のフライデーの見出しを見ると、「鬼母」だとか「娘も殺している」だとか、「デリヘルやってた」だとか、もうムチャクチャである。

 メディアスクラム(集団的過熱報道)の解消に尽力しているマスメディアもある一方、売れればいいとばかりにいまだに「エログロナンセンス」を誇張する一派があるのは、非常に残念なことだ。

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2006年06月06日(火)

さのじさん

テーマ:日々思うこと

 佐賀のひき逃げ事件で逮捕された容疑者の名前は、「三之治(さのじ)」といった。

 面白い名前だ。

 やったことは人倫にもとるというか、かなりひどい。

 しかし何となく人間的には、かわいそうだなという気がどうしてもしてしまう。

 

 もとは酪農を営んでいたが、運転資金に行き詰まりサラ金に手を出し、ついには自転車操業に陥った。

 やがて妻と子供は家を出て行き、自身は土木作業員となった。

 そして子供をはね、動転して林道に隠し、自分は山のほら穴へと隠れたが、飲まず食わずの3日後に「たばこが吸いたくなった」といって下りてきた。

 元の会社へと顔を出したが、ねぎらわれるでも諭されるでもなく、問答無用で身柄を確保され、警察へ突き出された。

 やせこけた体と、真っ白な頭髪はまさに老人を思わせるが、まだ53歳だそうだ。

 

 親類にも家族にも見放されたこの人のところには、勾留中誰ひとりとて、面会にも差し入れにも来ないだろう。

 「着の身着のままで一文無し」という人間が、留置場の中では相当にみじめな思いをするということは、以前に書いたとおりだ。

 やったことは確かにひどいが、それを考えるとき、私はどうしても「さのじさん」にシンパシーを感じてしまうのだ。

 

 5日、さのじさんは殺人未遂で再逮捕された。

 業務上過失傷害と殺人未遂では、量刑に天と地ほどの開きがある。

 (馬鹿)正直に、「このままでは死んでしまうと思って、林道に放置した」と答えたそうだ。

 「誰かが見つけて病院に運んでくれると思った」ぐらいに言っておけばいいのに…。

 しかも白バイ隊員が応援を呼んでいる隙に一回逃げているし、心証は相当悪いだろうなぁ…。

 

 余談だが、たびたびテレビの取材を受けていた唐津警察署の副署長は、ちょっと非常識のような気がする。

 制服も着ずに、ネクタイすら締めずにカメラの前に立ち、初動捜査の不手際を追及する記者に対して逆ギレする。

 ああいう人間が、定年後はのうのうとどこかへ天下っていくのだと思うと、なんとも腹立たしい思いがする。

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2006年06月05日(月)

頭が痺れてくるような

テーマ:日々思うこと

 秋田の事件で、先に事故死(とされる)した女の子の母親が逮捕された。

 どのような事件であれ、私は確定判決が出るまで「犯人扱い」は避けるべきと昔から思っていて、別に深く知る気もなかったのだが、週刊誌の新聞広告だけみても、どうやらこの人が犯人と目されていることは、何となく知っていた。

 

 私は秋田とは縁のない場所に住んでいて、距離的にもかなり離れているが、私の地域のおばさん達の間でも、かなりの話題だったようだ。

 「ねえ誰だと思う?」と、おばさんが集まるとそういう話題になるのだと、私の保護司が言っていた。

 「でも何があったか知らないけど、2軒隣りの家の子供まで殺しますかね?」と私が素朴な疑問を口にすると、おばさんとしての保護司がどこからか聞いてきた話によれば、「女の人は、悔しい!って思うとなんでもやっちゃうんだって」ということなんだそうだ。


 女はどこまで他人のうわさ話が好きなんだろうと、正直あきれたが、でも私もなんとなく怪しいよなとは思っていた。

 喋り過ぎる。

 報道陣を招き入れて独白何十分とか、そういうことをする人間ほど、あとでよく捕まったりするものだ。

 

 前置きが長くなったが、3日の22時時点で、任意の事情聴取が15時間を超えている。

 狭い取調室で、数人の刑事に囲まれたうえでの15時間だ。

 数時間を取調室で過ごしていると、本当に、頭が痺れてくるような感じがする。

 国選弁護人がつくのは起訴後だから、今後23日間は資力がなければ弁護士も来ない。

 こういう前近代的な取調べが行われていることに、深い恐怖感と激しい憤りを覚える。

 

 裁判員制度の実施を前に、検察段階でのビデオ録画は試験的に始まるようだが、本当に必要なのは警察段階だ。

 

※ ちなみに5日は検察庁へ行ったそうだ。新検と呼ばれる罪状認否だけの検事調べと、裁判所への勾留請求である。

 48時間をフルに使えば5日の23時過ぎまでということになるが、夜半なので検事調べも裁判所送致も都合がよくない(24時間やっていることはやっているが)。だから日中に済ませたということだろう。

 逆に言えば、手持ち時間の3分の1余りを残してはいるが、この段階でも裁判所が勾留を認めるだけの心証があるということになる(もっとも近年はほとんどの場合あっさり勾留許可になるらしいけど)。

 今後の20日間は、取調べと調書作成という名の「警察と検察が描いた絵に本人の自白を誘導していく作業」となる。調書が「作文」といわれるゆえんだ。

 

 

「第三の時効」  横山秀夫より

 

 「早朝に容疑者の身柄を引っ張るのは警察の常套手段だ。たとえ裁判所から逮捕状の発布を受けていたとしても、朝は使わず、終日取り調べをして、自白を引き出すか、容疑が固まった時点で執行する。逮捕後、四十八時間以内に犯人の身柄を検察庁に送らねばならないからだ。朝方引っ張る時に執行してしまったのでは、全体としての取り調べ時間が減る」

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2006年06月01日(木)

保護観察所へ行った

テーマ:保護観察

 先日久しぶりに、保護観察所へ行った。亡父の墓参りついでの顔出しである。

 待合所で待っていると 、林真須美似の奥さんを連れた、桜金造みたいなオッサンが入ってきて、「ここ禁煙なんだなぁ」と言いながら、奥へ腰掛けた。

 奥さんが身元引受人らしいところをみると、どうやら仮出獄のようだが、なにぶん狭い部屋だし、私にも会話が聞こえてくる。

 

 「まぁ、あれだな。新しい仕事がうまく行ったら」

 「その会社の社長が俺のこと買っててよう。社会保険にも入れてくれるって」

 「前にそこにいた人間が貸金業規制法違反で引っ張られちゃって、人が足りないらしい」

 

 そんなとこ行ったらまたすぐ捕まっちゃうんじゃないの~、と思った。

 

 奥さんが、「○×子から来た手紙読む?」と言って封筒を取り出し、おお読む読むと、縦書きの便箋を読み始めた。そして、読み終えて言った。

 「まぁ仕事がうまく行ったら、もうこいつとは手を切ったほうがいいな」

 

 庁内だというのに、奥さんの携帯がけたたましく鳴り出した。

 だれ? とオッサンが聞くと、○×ケンジ、と奥さんがディスプレイをオッサンに向け、オッサンは携帯を受け取り話し出した。

 受話口から、野太くガラの悪い声が、大きくがなりたてているのが聞こえた。

 

 大きなお世話だが、この人は更正できるのだろうか………。

 

 ところで、覚醒剤事件で保護観察になっている者は定期的に保護観察所へ出頭し、尿検査を受けなければならない。

 使用済み検査キットのゴミ箱が、トイレに置いてあった。

 

 

 

               ゴミバコ


                   保護観察所のトイレにあった。

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