図書館危機

テーマ:
有川浩の図書館シリーズ3巻。

又も小気味良いやり取りでテンポよく進みます。
堂上教官と郁の常識っぷりが素敵です。
まともな感性、まともな意識、爽やかに読める素敵な本です。

でも一番好きなのはあとがき。
児玉清さんとの対談が楽しみです。
(要は有川浩さんの感性が好きみたいです。)

気になった素敵な言葉。
・全力を出さない人間は夢を諦めることさえ出来ない。
・やらないで後悔するよりやって後悔したい
・倒れる時は前のめり(有川さんは色紙にこう書くそうです。)

倒れる時は前のめり!いい言葉。
怖がって後ろに倒れ込むのではなく前のめりに倒れる。

猪突猛進な私にぴったり~!!

好きな言葉を発見する楽しみが本にはあります。
亡くなったおいちゃんお父様は本が好きでした。
お父様と感想を言い合いたいなーって本を読む度思います。
叶わないので一方的にブログで発信しちゃいます。
AD

県庁おもてなし課♪

テーマ:
初めて有川浩(ありかわひろ)さんの作品を読みました。

いやー、軽快でノリが良くて整然としていて楽しい作品でした。
それでいて少女小説が好きな作家さんらしく胸キュンな
恋愛描写もあって。

県庁おもてなし課。
映画にもなった作品ですが、タイトルからして真面目そうな感じで
どのあたりが面白いのかと思って読み始めたのですが、
いやー、、、楽しくて続きが気になって電車を何度も降り損ねてしまうぐらい
夢中になって読みました。

プレゼンの仕方のコツもわかった感じ。
作者さん、出来る人なんだろうなーと
とても興味が湧きました。

他の作品も読んでみたいと思います。
AD
断捨離に続き片付けの本を。

テレビでお見かけするコンマリさんの本。

いやー、いいですね。
感覚で書かれてる感じ。
片付けってイメージで進めてく必要あるのかもしれません。
確かに物に囲まれ過ぎて生活してます。。。

目からウロコの言葉の数々。
特にたたみ方が大事だと思いました。
靴下を丸く収納していた私。
確かに畳んだ方がコンパクトだしゴムも伸びない。
学ぶ事多かったです。
捨てるぞー!!!!!整理するぞー!!

印象に残った言葉。

「今向き合うか、いつか向き合うか、死ぬまで向き合わないか。」

「たくさんのものを抱え込んで捨てずに持っているからといって
 モノを大事にしているわけではありません。」

「ときめくかどうか。心にたずねたときのその感情を信じてください。」

「捨てられない原因を突き詰めていくと、じつは二つしかありません。
 それは「過去に対する執着」と「未来に対する不安」この二つだけです。」
AD

悼む人

テーマ:
気になっていた『悼む人』by 天童荒太。
やっと読む事出来ました。

私直木賞や本屋大賞の本が好きみたいです。
何から読んでいいかわからない人には
道しるべみたいな存在です。

いやー、、、泣きました。
ところどころ心に沁みる言葉があったりして。。。
天童さんの言葉を通して、死者の言葉を聞いたような印象。

死。誰にでも訪れるものだけど、
心に響く死もあれば、事実として受け止める死、
忘れ去っていく死、、、。
でもどれも命の重みは同じ。
どの死も忘れ去ってはならないと主人公静人は動き出す。
全国各地の死者を悼む旅。

自殺の代わりに始めたって言葉があったけど
確かに普通の精神状態だったら無理だと思う。
死者の声に急き立てられるように悼みを続け
又彼に感化されて悼みを行う人が増えてゆく。

全ての生にドラマがあるんだと。

生があって死がある。
脈々と受け継がれていく。

大事なことは今ある生を有難く必死に生きる事だと思う。
そして大事な人、心に残る人を忘れない事。

印象に残った言葉。

○誰に愛され、誰を愛し、どんなことに感謝されたか。

○愛など元々執着に過ぎないがおまえが執着しているのは自分だけだ

○誰かのためにね、その人のためなら自分が少しくらい損をしてもいいって思えたらそれはもう愛でいいのよ。

月と蟹

テーマ:
直木賞を取った作品。
気になっていて読んでみました。

うーーーん。暗い。
親たちの身勝手な行動に振り回されるか弱き子供たち。
健気ででも危なっかしくてそして予測がつかない。

主人公は小学4年生。
自らの置かれた理不尽な環境を変えたくて
必死でもがく姿が丁寧な描写で
先が気になってあっという間に読み終えました。

『世界は大きくて理不尽だから僕たちは神様を創る事にした。』
『ぜんぶなんで上手くいかへんのやろ。』

そして自分に置き換えると
『ぜんぶなんで上手くいかへんのやろ。』と思える事多。
それでも上手くいく方に変えたくて大人も子供ももがくのだなぁと。
『腹の中でへんなもの大きくするんじゃないぞ。』と言った爺さんの言葉が印象的。
負のスパイラルに陥らないよう気分転換してきます♩

初めて読みました。三浦しをんさんの作品。

いやー、軽快な文章でいいっ!!

それでいて扱う内容は、人間の本質というか
薄暗い部分をも題材にしていて、、、
でもこれって誰にでもある部分。
誰にも話したくない見せたくない自分の弱い部分。

皆それぞれに抱えてる負の部分を
軽快にえぐりだしてしまうのだから物凄い。

笑って泣いて素敵な作品でした。
文章が絵となって思い浮かぶから映画の題材になりそう~。

印象に残った言葉、二つ。

小指をアクシデントで切り落としてしまった主人公が
その事故は自分のせいだと思っている相方にむけて発する言葉。

「傷はふさがってるでしょ。たしかに小指だけいつもほかよりちょっと冷たいけど、
 こすってれば、じきにぬくもってくる。すべてが元通りとはいかなくても、
 修復することは出来る。」

最後に主人公が確信をもって発する言葉。

「今度こそ多田は、はっきりと言うことができる。
 幸福は再生する、と。
 形を変え、さまざまな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、
 そっと訪れてくるのだ。」

いねむり先生

テーマ:
以前テレビで伊集院静さんがご自身の本の紹介をされていたのを
見て気になっていて、読んでみました。

『いねむり先生』

ナルコレプシーという突然寝てしまう病気と分裂症を抱えつつも
人に対して優しく愛嬌のある先生。
賭け事が大好きで麻雀では神と崇められる存在。

先生の懐の深さがものすごくて読めば読むほどどんどん好きになってしまいます。

そして、人間の弱さも同時に感じます。
人は大切にしている何かを失うと簡単に壊れてしまう弱い存在なんだと。
弱い存在ゆえに愛おしい存在なのでしょうか。
とっても素直でまっすぐな語り口で伊集院静さんの人柄を感じました。

この本で見つけた印象に残った言葉二つ引用します。

『人は病気や事故で亡くなるんじゃないそうです。人は寿命で亡くなるそうです。』
『自分は誰かとつながりたい。人間に対する優しい感情を失いたくない。』
どちらも先生の言葉です。

モデルとなった色川武大先生の作品に触れてみたいと思いました。


断捨離♪

テーマ:
今頃ですが、以前話題になっていた『断捨離(ダンシャリ)』を
読みました。

いやー。掃除の大切さを痛感させられます。
クラターコンサルタントやましたひでこさん素晴らしい!!
わかりやすい言葉と筋の通った説明で
グサグサと突き刺さる言葉の多いこと多いこと。

『家を片付けるにあたって最低必要条件は家にいること。』
ハイ、そうです。家にいなさすぎです。
これって現実逃避型らしい。

『住環境とは自分で変えられる環境。
 自分で自分をもてなす空間に。』
帰ってきてハー。。ってため息が出るのは
ぐちゃーっとしてるから。
綺麗に片付いてたら(家が一番!!)って
思える!!

時間が無いってのは言い訳。
今日は5分割けるぞ!だからここをやろう!!
ってのを続けたらいいんだ!!って
意識が切り替えられました。

ほっと出来る我が家作り目指して一歩ずつ頑張ろうっと♪
まずは家に居ます。(^^ゞ

『悪人』

テーマ:
妻夫木くんと深津絵里さんの映画で話題になった原本を
読んでみました。

初めて吉田修一さんの作品を読んだのですが、
ものすごい描写が細かいのですね。
よりリアルに想像出来て続きが気になる作品でした。

殺人を犯した犯人が誰よりも悪いと思ってたけど
この作品を読むと殺人犯以上の悪人が何人も出てきて
腹立たしくて苦々しくて読むのが辛い箇所もたくさんありました。

援助交際、出会い系サイト、、
世の中の闇の部分に焦点を当てながら
人間は一人では生きられない弱い、泥臭い生き物なのだと
改めて思い知らされました。

印象深かったセリフ。
「あんた大切な人はおるね?」(中略)
「おらん人間が多すぎるよ(中略)今の世の中、大切な人もおらん人間が
 多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思いこむ。
 自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。
 失うものもなければ、欲しいものもない。だけんやろ、自分を余裕のある人間っち
 思い込んで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。
 そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ。」

でもよくわからなかった言葉も。
「どっちも被害者にはなれんたい。」
うーん。本物の悪人を演じようとしたのかなー。。。
本物の悪人には到底思えない、ただ悲しすぎるぐらい不器用な青年なのですが。。。
不器用すぎるが故に悪人になりきるのかなー。。。

映画も見てみようと思いました。

血涙~新揚家将~

テーマ:
水滸伝に続き揚家将、新揚家将と読み継いでいます。
(お父様、長らくお借りしてすみません。)
宋と遼の戦いの歴史小説です。

いやー、素晴らしきかな、北方謙三ワールド。
これでもかっと言うほどかっこいい男たちが次から次へと出てきて
且つその呪いたくなるような運命に翻弄されてもなお
雄々しく生きていて、その文章の魅力にはまりっぱなしです。
かっこいいのですっ!!

冷血漢と思える人が見せる優しさや哀しさは人の心を打ちますね。。。

一人として無駄な登場人物はなくそれぞれに与えられた役割があって
家庭も社会もきっとこういうものだと広げて考える事ができます。

そして今回の新揚家将では男性だけでなく、女性も素晴らしい!!
先を見据えた決断力のある判断と懐の深い女性らしさを併せ持つ蔣太后。
こういう凛々しい女性になりたいものです。って歴史の一ページを築いた人を
真逆にいる私が言うのもなんですが。。。

信念を貫いて生きる!!!
どうせ生きるならかっこよく生きたいものです。

と小説を読んだ直後だけ熱く思って長続きしないのが私ですが。。。
でもほんの一瞬でもなりきらせてくれる素晴らしい小説です。